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腰痛悪化の原因は体重だった?腰痛持ちのための体重コントロール法

こんにちは!

「太っているから腰痛になるんですよ!痩せてください。」

そんなショッキングな事を言われたことありませんか?

来店された、腰痛の方から「太っているから腰痛になると言われました」といった話を聞きます。

ですが、科学的な論文から言うと肥満と腰痛の直接的な関係はハッキリしていないのが現状です。ですが太ったままでいいかというと実はそうではない。

そんなことについて書いていこうかと思います。


腰痛の根本原因は体重ではない、だけど…



肥満が腰痛の根本的な原因というのは間違いです。

太っていても腰が痛くない人はたくさんいますよね?

ただ気をつけておきたいのは、全く関係がないという訳ではないということです。

実は腰痛を悪化させる一つの要素として肥満ということも考えられます。

つまり根本的な原因にはならないけど、悪化させたり治りにくくなる可能性があるいうことですね。

では体重の増加や肥満体型がどのように腰痛に影響しているのかを解説してみましょう。

①お腹が出ることで反り腰になりやすくなる


体重増加で肥満傾向の方をイメージするとわかるのですが、お腹がポッコリ出ていますよね。

お腹が出ていると、体の重心は通常よりも前に移動します。

すると自然と体はバランスを取ろうとして上半身をより起こしてバランスを取ろうとするんですね。

これにより姿勢は自然と反り腰の状態になってしまいます。

このブログでも解説しているのですが、反り腰になると腹筋の活動が落ちて、逆に背筋が異常に活動するため腰痛が引き起こされます。

ですのでこの状態を防ぐにはポッコリお腹を解消するためのエクササイズに取り組んでいく必要があります。

②体の糖化


糖化という言葉は健康に興味のある方は聞いたことがあるかもしれません。

糖化というのは、体の中のタンパク質や脂質が糖と結びつくことです。
体の中に余った糖分があるとこれらと結びついて老化を促すAGE(糖化最終生成物)になってしまいます。

肥満の人は、高血糖や高インスリン血症などの状態が長期間続くため、
身体の糖化が進行しやすくなります。
また、炎症反応が増加するため、糖化終産物の生成も促進されます。

例を挙げると…

よく砂糖をフライパンで炒めるとベタベタした茶色いコゲができますよね。
あのコゲが体の中に出来ると、血管は炎症を起こして動脈硬化になり、肌のハリやツヤは失われていきます。
また脳にできるとアルツハイマー型認知症の要因にもなってしまうという恐ろしい現象です。

一言でいうと”体の中にコゲが付いて炎症を起こしていく状態”のことです。

腰の筋肉や椎間板なども血管が張り巡らされていますが、
この糖化により組織がボロボロになり痛めやすい状態になっていきます。

それにより関節や筋肉が硬くなり、椎間板ヘルニアやぎっくり腰などの痛みを引き起こし易くなったり、血の巡りも悪いので"なかなか治らない"と言った状態になります。

③運動する意欲がなくなる


身体が重いと運動もしたくなくなりますね!

めんどくさいし、きついし、汗をかくし…

私も好き好んで運動ってなかなかしません。

身体が重いから動きたくない!そういった人も数多く見てきました。

そう言った意味で体重増加することは運動をするための意欲を削いてしまうというリスクがあると言えると思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

肥満は腰痛の直接的な原因ではないと言えますが、
大きく関係していると思います。

腰痛は様々な要因が関係しあって起きるものであり、
今回の肥満も一つの要因と言えます。

同じ仕事をしていても、同じ家で生活していても、同じものを食べても
ならない人はなりません。

しかし一つ一つの要因を解決していくことで
確実に痛みを改善することができます。

治らないと諦めずに専門家に相談をおすすめします。

最後までお読みいただきありがとうございました!(^ ^)

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