フリーランスとして歩み始めて半年。多分「卵巣がん」っぽいです。#10


告知されたときの気持ち


こんにちは。
シングルマザーで今年フリーランスに戻ったばかり。卵巣がんステージⅠ(仮)闘病中のさわです。

noteのタイトル。
僅かな望みをかけて「卵巣がんです!」としていなかったのだけど「多分」でも「っぽい」でもなくなったから今後変えなきゃいけないですね。
ひとまず、診断確定の記録まではこのままでいこうと思います。

前回の診察でT先生に「随分あっさり(受け入れる)…」と言われたことについて考えていた。

色々な闘病記を読んでいると、告知されたときのリアクションは大きく2パターンに分かれている気がする。

・泣く
・実感が湧かない

私の場合はどちらでもないかな〜。

・あら、そうなの?がん保険があるから当分の生活は大丈夫だわ
・今のところ体力はあるから何とかなるのでは?(もちろん転移は怖い)
・堂々と怠けるかー!
・でも楽しめるところは楽しみたいし、諸々復帰できるならしたい
・司会者時代にがんで亡くなった人の話しをたくさん聞いているせいなのかこの病気をあまり恐れていない(生存の可能性が低くなっても身辺整理はできる)

感情的になるよりは、これからどうしていきたいかを考え始めた。そんな感じ。
病気になってどう感じるかは人それぞれ。あくまで私の場合は、ですよ。

入院3日目(術後1日)

朝、まだ起き上がっちゃいけないものの「動ける…!動けるぞ…!!」と左右に寝返りを打っていたらものすごくトイレに行きたくなった。
まだ尿管が繋がってるからトイレには行けない。歩行訓練は何時からなのか聞いてみたら早くても9:30頃から。
諦めてその場で用を足すことに…何か洗面器みたいなのを持ってきてもらってお尻の下にスっと置いてもらいました。こんなのでベッドが汚れないのかガチ不安w
用が済んだら看護師さんを呼んで、こんな事させて申し訳ないなと思っていたら「この人すごく腸の動きが良い人だわ✨」とみなさんで大盛り上がり。普通に生活してたらこんな事でよろこぶことまずない。おもしろい世界。
「きっと回復早いよー!」と励まされたけど「動けないのに退院しても父の負担になるからどうしようと思って…」と言ってみたら「T先生に相談してみたら?先生優しいからきっと入院延ばしてくれるよ」との事。
先生優しいのか〜。看護師さんから優しいと言われる主治医に当たって良かったと安心した。確かに最初の診察で全摘の話しする時にめちゃくちゃ言葉選んでくれてたもんな。

そして午後に予定してた腸の動きを良くする点滴はなしになりました。これ以上良くなったら制御不能になりますw

10:00頃。手術着から新しいパジャマに着替えてすっきり。ここで血栓予防のフットポンプとも名残惜しいけどさよなら…(気持ちよかった)
着替えを手伝ってくれた看護師さん「痩せすぎて腹帯も血圧計も余る!」確かに腹帯は私にとっては長いなと思ってた。足りないという人の方が多いらしいです。でも血圧計が余る…それはヤバい。

待ちに待った歩行訓練は肩の痛みからの吐き気のせいで座ったところであっさりリタイア。

それから歯を磨きに歯科の御一行様が来てくれた。入院って至れり尽くせり。

午前中はそんな感じで慌ただしく過ぎて行き、昼食。術後はじめての食事です。

重湯からスタートするのかと思っていたら結構固形物。ビビりながらおかずは完食。お粥はあまり好きじゃなくて進まず…。

15:00頃。2度目の歩行訓練チャレンジ!
立ち上がれたけど右脚がしびれて動けない。リタイア。歩けたら尿管は取れたのにまた明日となりました。残念!背中からの麻酔が効いてるらしい。

ここで今日は家族との面会も諦める事にして父へ連絡。子どもは病棟に入れないから私が歩いて病棟の外に出るしかないのだ。既読にならないなと思っていたら、来やがった。
私は会ってないのだけれど、看護師さん情報で…
父→看護師さんに文句言う。(いや、何で来たし)
息子→「母に早く元気になってと伝えてください」
と言ったそうです。普段は甘えん坊なのにギャップがおかしくて、まだお腹が痛くて笑えないのに爆笑。
「息子さんしっかりしてますね。お父さんはどこの家もあんなもんです」と優しくフォローしていただきました。うちの父が申し訳ない…。

看護師さんの前では気丈に振る舞ってくれた息子が気になってLINEをすると「友達と遊ぶからバイバイ」と入院日と同様クールなお返事。毎日お見舞いに来てくれるつもりでいたから一応寂しい気持ちはあったみたいだけど、そんなに心配する程でもなかった。子どもはたくましい。

夜。立てそうな気がしてこっそり挑戦してみたら立てた!
X(旧Twitter)で「立ったよ」と報告すると、リプでガンダム、クララ、アリエルにされたw みんなありがとうwww

とくにしびれていた右脚の回復がはっきりとわかった。明日はもう少し動けるはずと嬉しくなっていた。次の日の地獄を私はまだ知らない。

この時は背中からの痛み止めもいらないかも…と安心して眠りに着いた。痛みでビクッと起きたら深夜0時。痛み止めをしっかり追加して再び眠りましたー!

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