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僕が物心ついたときの家の風景と、両親の出会った場所、そして音楽の話

これまで僕は両親についての不満や受けた苦しみを多めに語ってきましたが、今回の記事ではなるべく抑制的に、もっと具体的に、よりフェアな観点からの記述を試みてみます。

関連子どもだった頃の、親との関係を振り返る。「楽をする・工夫する」ということをよく知らなかったのかもしれない。

(あと「認められなかったので、認められたかった。愛されなかったので、愛されたかったんだと気づいた。」も)


父親と母親がどういう風にして出会ったのか。どういう人なのか。何が趣味なのか、という話。

本当はそんなに悪い人じゃないよ! 不満や憎しみが全てではない。

そして、僕が物心ついたときの家の風景を記述していきます。最古の記憶は。

そして途中で音楽の話も少し入ってくるんですけど、これはこの流れで必要だと思っていて、意外と無関係ではないです。


【もくじ】

・物心ついた時の家の風景と、最古の記憶
・父親と母親の出会いの場所と、その周辺
・両親の音楽の趣味と、自分との聴き方の違い
・していた習い事(スポーツ関連)
・面白いことを言って、人を笑わせたいw


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物心ついた時の家の風景と、最古の記憶

生まれたとき、僕らは団地に住んでいた。狭くて質素な団地。

水道は頼りない蛇口しか付いておらず、お湯が出ないので冬でも冷たい水で顔を洗っていた。

風呂には脱衣所がない上、玄関からすぐのところにあったので、カーテンを引いてカバーしていた。風呂の天井には年季の入った緑色のカビが生えていた。

その中で、父親も母親もかなりのクラシック通なので、数百枚のCDと良質なスピーカー、片隅に置かれたクラシックギターが異彩を放っていた。

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