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筋肉をつけるのにバルクアップはいらない理由

「筋肉をつけてかっこよくなりたいからトレーニングだけじゃなくて食事量も増やそう。バルクアップだ!」と、いわゆる増量期と減量期を取り入れていませんか?
 
たしかに、筋肉をつけるためにはトレーニングだけでは不十分。
 
体づくりは食事や休息があってこそです。
 
ですが、「たくさん食事を摂らないと!」とバルクアップをするのは正直おすすめしません。
 
なぜなら「かっこよくなりたい」と筋トレをしているのであればバルクアップまでする必要がないからです。
 
僕自身、「より筋肉をつけよう」とバルクアップにも挑戦をしていた時期がありましたが、「自分にはいらなかったんじゃないか?」と思い今では取り入れなくなりました。
 
今日は、「かっこよくなりたい」「モテたい」と筋トレをしている多くのトレーニーに対して、バルクアップが不要である理由についてお伝えします。
  

多くのトレーニーに増量期が必要ない理由

◎1年のうちにかっこいい期間が数週間

筋トレをしている人たちにとって増量期が必要ないと思っている理由は、大半がカッコよくない期間になってしまうためです。
 
筋肉だけを増やすことって実はかなり難しいこと。
 
徹底した低脂質高タンパクの食事管理をおこなってもそんなに筋肉って増えません。
 
だからこそガチのトレーニーの方々は増量期で一気に脂肪と筋肉を増やした上で、長い時間を半年くらいの期間をかけて脂肪を削ぎ落としていくわけです。
 
ちょっとずつ筋肉だけを増やすよりも、一度脂肪も筋肉もドカンと増やして脂肪を中心に削った方が効率がいいのは事実なのですが、ここで一つ問題がでてきます。
 
圧倒的に脂肪がついている期間が長いんです。
 
増量期になって太り始めてから、減量をおこなって理想の体になるまで。
 
「太ってきたな。」から始まり「最高にパンパンだ」「まだ太ってるな。」「もうちょっと落とさないと。」という期間を経て「よし!かっこいい体になったぞ!」と言えるようになります。
 
とあるフィジーク出場者は、「1年間のうちで今日から大会に出るまでの1週間がかっこいい時期。」と言っていました。
 
「かっこよくなりたい」と始めた筋トレなのに、1年の大半がカッコよくなくなってしまうなんて本末転倒だとは思いませんか?
 
もちろん、「競技として筋トレに取り組んでいて大会で勝ちたい。」「キャプテン・アメリカみたいな体を目指している!」というのであれば、増量期を設けて筋トレをするべきです。
 
ですが、もし目指している姿が、「一般的に見て細くて筋肉がついている体。」「モテるために筋トレをしている。」というくらいであれば、1年の間で少ししか訪れないかっこいい期を求めるよりも、いつもかっこよくいられる方法を目指すべき。
 
それに対して、増量期を儲けるのは適切とはいえません。
 
 

◎かっこいいって筋肉だけじゃない

もしあなたが「モテたい」と思っているのであれば、増量期は設けるべきではありません。
 
すでに話したように、太ってしまうというのもありますが、食事が楽しめないからです。
 
厳密にいうと増量をした分だけ減量も必要になり、食事管理が必要になるからです。
 
たしかに筋肉をつけてかっこいい体になったら相手に「この人いいかも」と思ってもらえるかもしれません。

ですが、食事に行った際に「減量中だから」と一緒の食事を楽しむことができなくては相手からの評価もいまいちになってしまうでしょう。
 
 

多くのトレーニーがするべき食事管理

◎食事管理は必要

勘違いしないでほしいのは、体づくりのためには食事管理が必要なのは間違いありません。
 
トレーニングだけをしても筋肉はつきません。食事でしっかりと栄養を摂って睡眠で回復をさせることが必要になります。
 

◎必要な栄養を摂ること

では、趣味やモテるために筋トレをしている人がどのような食事をすればいいのかというと、栄養がしっかり取れたバランスの良い食事を心がけましょう。
 

タンパク質を多く摂る
 ジャンクフードやラーメンなどハイカロリーな食事はできるだけ食べない。

ということを意識して、あとはバランスの良い食事を心がければOKです。



増量すればいいってもんじゃない

以上、「バルクアップはいらない」という件について考えてきました。

繰り返しになりますが、「フィジークの大会で勝ちたい。」「スポーツなど目的があって肉体改造をしたい。」ということであればバルクアップは有効です。

理解をしてほしいのは、「筋肉をつけてカッコよくなりたい」と思っているのであればバルクアップまでする必要はないということです。

バランスのとれた食事管理をおこなえば着実に体は変わっていきます。

変わっていく最中から「かっこよくなったね」と言われるのでいいことづくしです。

「筋肉をつけるならバルクアップだ」と鵜呑みにせず、自分の目的に合わせた食事管理を試してみてください。

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