見出し画像

言葉 《詩》

「言葉」

非調和性を帯びた不協和音と

トランス状態に似た
微かではあるが確実な狂気

意識と無意識の境目が手招きをする


僕は半円形の世界を見ていた 

其れはただ

見る必要性に迫られたからで

本当に見たいから

見ていた訳じゃ無い


いつしか僕は
現実では無い世界の中に

自分の見たいものを

自分自身で見つけ出した


其処には僕と個人的に

結びついているとしか思えない

そんな言葉が存在していた

其れをひとつづつ拾い集める

意識が時の流れに順応して行く

途切れない川の流れの様に 


例え形だけであったとしても

ただの真似事であったとしても

実際に続けてみるしか無かった

僕自身がそうなりたかったからだ

其れはいつか本物になる 

そう信じている

誰だって最初は皆んな
真似事から始まったんだ


そして今も僕は

言葉と言うものを書き続けている

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?