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サッカークラブW杯。日本のチームが優勝する日が、きっと来るはず。もう「欧州対南米」が常識ではないと思う。

サッカーのトヨタカップを長く見てきた者としては、クラブの世界一を決めるのは「欧州対南米」だと思い込んできた。2チームによる決戦だったから。でも、クラブワールドカップ(W杯)となってきてから、2地域以外の優勝クラブも参加することで、その構図は変わりつつある。いつか日本のチームが頂点に輝く日が、きっと来るはずだ。

日本で行われてきたトヨタカップ。欧州の優勝チームと南米の優勝チームとで行われてきた。このゲームの影響で、「世界一とは、欧州か南米か」の二者択一なんだと、自分の中で思い込んできた。

でも、いつか日本のチームが世界一になることも夢ではない。そう思えるようになってきた。

今年行われているクラブW杯の準決勝で、北中米カリブ海王者のティグレス(メキシコ)が南米王者のパルメイラス(ブラジル)を1-0で下して、決勝進出を決めた。北中米王者が決勝を戦うことは初めてとなる。

日本のクラブが決勝進出を決めたこともある。2016年に鹿島アントラーズが準決勝で南米王者のチームに快勝して勝ち上がった。

あの時は夢のように思ったものだ。日本のクラブが頂上決戦を戦う。しかし、決勝を戦う姿を見ているだけで満足していた。

でも、今回、北中米のチームが初めて決勝進出を果たした。「初めて」ということが、この大会で、いろいろな形で起こっていくだろう。その中で、日本のクラブが、初めて優勝するということも、きっと実現する気がする。

もちろん、その壁は厚い。クラブW杯が現行のトーナメント方式となって、欧州のチームは毎回決勝進出を果たしている。そう、「欧州対南米」という構図が崩れているのは、南米のチームが決勝進出を逃しているからだ。

だから、やはり頂点に立つには、欧州のクラブに勝つことが必須なのかもしれない。それでも、日本のクラブ同様に、今回のメキシコのクラブのように、欧州と南米以外のクラブも着々と力をつけている。もしも、再び、日本のチームが決勝進出を決めた時に、その相手が欧州でも南米でもなかったとしたら、クラブ世界一になる確率は高まるだろう。

いつか、日本のクラブが世界一をなる日を期待したい。その時は、どのチームが歓喜に酔いしれているのだろう。


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