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こういう時だからこそ、スポーツによるエールを!地震被災地の石川・星稜高が高校サッカー3回戦に臨む。全力プレーが被災の人たちに勇気を与えるはず

2024年の元日に石川県を中心に発生した地震。被災された皆様へ謹んでお見舞いを申し上げます。正月のスポーツは予定通りに行われる模様で、箱根駅伝は2日に往路がスタートしました。全国高校サッカー選手権も3回戦が行われる予定です。その試合に、被災した石川の星稜高が臨みます。全力を尽くして、被災した人たちに勇気を与えてほしいと思います。

3回戦に臨む星稜は、12月31日の2回戦で強豪の四日市中央工(三重)を1-1の末にPK戦で下しました。

年をまたいで行われるスポーツ大会では、各チームともに勝ち上がって、年を越すのが目標でしょう。星稜はその目標を成し遂げて、意気揚々と3回戦に臨むつもりだったはずです。

それが元日に起こった地震で、複雑な思いを抱いているかもしれません。こういう時にスポーツをしていていいのかと。しかし、こういう時だからこそ、スポーツで被災した人たちにエールを送ってほしいのです。

苦境に陥っても負けないという強い思いを、一つ一つのプレーから伝えてほしいのです。

今から29年前に阪神大震災が発生したのも1月でした。3月に開幕する選抜高校野球。会場の甲子園球場もスタンドに亀裂が入るなど一部損傷しました。

被災した兵庫県からは神港学園、育英、報徳学園の3校が出場。いずれも初戦突破し、被災者を勇気づけるプレーを見せてくれました。

今回、高校サッカーは星稜が3回戦で千葉の市立船橋と対戦します。会場は千葉の柏の葉公園総合競技場で行われます。

星稜にとっては「アウェー」の試合となります。さらに被災した石川県からは地震の影響で応援団が出発できない事態となりました。

星稜高同窓会の関東支部はX(旧ツイッター)で「在関東で声援を送っていただける方おりましたら、是非来場いただき、選手たちに声援をお願いします」と呼びかけています。

J2の甲府がアジアチャンピオンズリーグを戦う際に、ホーム戦を甲府のスタジアムで行えず、東京の国立競技場で戦うことになりました。その試合では。他のクラブのサポーターが自分のクラブのユニホームを身に着けて、甲府を応援する姿が話題となりました。

今回も、星稜の全力プレーを見守るために多くの方に会場へ駆けつけていただければと思います。2日の当日午前9時半段階で、空席はまだあるようです。

もちろん対戦する市立船橋も全力でプレーをしてほしいと思います。こういう試合で被災地のチームと戦うのは複雑な思いがあるかもしれません。しかし、両校の選手たちが真摯にボールを追う姿こそ、感動と勇気を与えるのです。

こういう時にこそ、スポーツを通じてエールを!星稜と市立船橋の好ゲームを期待しています。この度、被災された人たちに感動と勇気が届きますように。

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