見出し画像

試合に出るのか?出ないのか?それが問題だ。米サッカーチームのメッシ選手が来日。7日にJ1神戸と親善試合

試合に出るのか?出ないのか?それが問題だ。サッカー界のスーパースター、リオネル・メッシ選手(36)が米チーム「インテル・マイアミ」の一員として来日している。7日にJ1神戸と親善試合を行うが、メッシ選手がピッチに立つのかが注目されている。香港の試合では出場しなかったことが騒動となった。スーパースターのプレー。やはり見たいけれど。

メッシ選手は2年前にカタールで行われたワールドカップでアルゼンチンを優勝に導いた原動力だった。自身5度目の挑戦で悲願の優勝を手にした。

クラブではスペインのFCバルセロナ、フランスのパリ・サンジェルマンで勇姿を見せてきた。そして昨年、メッシ選手が移籍先に選んだのが、アメリカのインテル・マイアミだった。

アメリカのサッカーは発展途上と言っていい。なかでもマイアミはこれまでタイトルを手にしたことがなかった。

メッシ選手が移籍したことで、チームは急成長。米国のメジャーリーグサッカー(MLS)とメキシコの1部リーグの共同で開催されるリーグスカップで、クラブ初のタイトルをつかんだ。まさに「メッシ効果」といえる。

チームはサウジアラビア、香港、そして日本で親善試合を行うツアーが開催されている。日本の試合に向けて、アディダスジャパンは「#メッシのシュートを追え」という名のキャンペーンを行った。

日本でのチケットは最高額が特典付きで300万円。それが2時間で売れ切れとなった。バロンドール(世界最優秀選手)を8度受賞しているメッシ選手のプレーを一目見たいという期待の表れだ。

今回のアジアツアー。サウジでは後半39分からピッチに立った。しかし香港ではけがを理由に出場しなかった。これにスタジアムに訪れたファンらが猛抗議。主催者側が政府から受け取るはずだった補助金の申請を取り下げると発表する事態にまでなった。

では日本ではどうなるのか。試合前日の6日に会見を行ったメッシ選手。「まだ明日(7日)にプレーできるかは分からないが、良くなっている感触はある」と語った。

日本のファンの期待が高まるのは当然。一方で、マイアミは今月21日のMLS開幕戦を控えている。メッシ選手が無理をしたくない気持ちも理解できる。

イギリスの偉大な劇作家シェークスピアは「ハムレット」の作品中で、主人公に「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」と苦悩のセリフを語らせている。

メッシ選手にとって、生死の問題とまではいかないが、日本でのツアー最終戦に出るか出ないかは大いに悩むところだろう。

メッシ選手は試合で勇姿を見せてくれるのか。日本のファンがやきもきする中、試合は東京・国立競技場で午後7時にキックオフとなる。このゲームの行方に注目だ。

この記事が参加している募集

スキしてみて

サッカーを語ろう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?