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せーのの本棚

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記事一覧

【鉄道本】時刻表2万キロ

【鉄道本】時刻表2万キロ



 鉄道にひたすら乗り続けて、当時の国鉄路線の総営業キロの2万キロの乗車を果たしました。今のJR各社の総営業キロ数も約2万キロですから、その長さの全てに乗ったという凄まじさがうかがえます。鉄道路線の全てが都会にあるわけではないので、なかには1日に数本しかない路線もあります。乗ることも難しいうえに、そこに行くまでも遠くて難しい。

■宮脇俊三氏とは 鉄道乗りつぶしのパイオニア的な存在です。鉄道会社

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【本】セックスボランティア

【本】セックスボランティア



 障害者の性に関する本です。性とはいかなるものなのか、生々しい障害者の暮らしも交えながら、障害者の性の実情を紹介しています。介護や支援の場では昔から直面していたはずです。ですが、現場の方はなかなか表に出すことができない、一方で障害者との関わりが薄い方は問題の存在自体を知りえない状況でした。河合さんのこの本により、障害者の性という問題は介護の場から切ることのできないものだと、初めて表に出てくるこ

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【本】諦める力

【本】諦める力



 陸上選手の為末さんの書籍。大人気の本です。努力だけではどうにもならない差というものが必ず存在する。自分の向き不向きもある。いくら努力しても報われない、改善されないならばその環境や手段は諦めて、自分を活かせる道を探すほうが正しい。世界陸上で活躍されるほどの為末さんだからこそ、正しいを方向で正しいやり方を実行しなければ世界のトップには立てない、不向きは諦めることの重要性が人一番ご存じなのだと思い

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【本】森を見る力

【本】森を見る力



 インターネットの発達によって、様々な情報が手軽に得られるようになりました。一方で、様々な情報を得るなかでどうでもいいような些細な事に気が行ってしまい、議論の場では揚げ足を取ることだけに注力してしまう。目の前の問題の根本的な原因を考えるわけもなく、対症療法のような対策しか出せない。それでは、何も変わらない。細かいことに気が行き過ぎている。木を森を見る以前に枝や葉1つにしか目がむいていない。全体

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【本】自分の中に毒を持て

【本】自分の中に毒を持て



太陽の塔を作ったことで有名な岡本太郎さんの本です。周囲の顔色を伺って自分を閉じ込めてしまうようなことは辞めて、自分に素直になる。素直になるだけでは、現状に甘んじてしまうかもしれない、自分の感性や気持ちを全面に押し出して自分を表現していくことが生きていくことなのだ!!この本の意訳です。

人生は積み重ねだと誰でも思っているようだ。ぼくは逆に、積み減らすべきだと思う。財産も知識も、蓄えれば蓄えるほ

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【本】走る哲学

【本】走る哲学



 陸上選手の為末大さんの本です。ハードル選手として日本代表に選ばれた方です。トップアスリートだから、という訳ではなく自分のやりたい事に取り組んでいくときの信念や考え方を分かりやすい言葉で教えてくれています。周りを見すぎて自分が分からなくなっている方や、これから自分の人生をどう進めていけばいいのか、陸上に全く興味のない方こそ、先入観なしで為末さんの言葉が素直に自分に入ってくると思います。

去年

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【本】セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱

【本】セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱



 障害者の性行為という、大半の人が見て見ぬふりという問題ではなく、そういう問題があるということすら気がついていない事に立ち向かっていく話です。障害者の性を話の初めに、現在の日本が抱える性の問題や意識に話を広げていきます。支援のために法人を立ち上げていく方法と過程は、これから何かプロジェクトや組織を立ち上げようとする方にも生かせると思います。

批判には、「外在的批判」と「内在的批判」の2種類が

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