見出し画像

2024/03/28(木)純愛を美化して。忘れられなくなって。それでも。

『恋』
とはなんだろうか。

『本当に好きな人』
とはどんな人のことを指すのだろうか。

20年近く生きていれば、誰もが一度くらいは本気で人を好きになったことがあると思う。

でも、そんな燃え上がるような恋をした相手と成就する人なんて、果たしてどれくらい存在するのだろうか。

多くの人は大抵、本気で恋した当時の相手や思い出を美化し、
「その人以上の人なんて現れるはずがない」
と固定観念に縛られているように思う。

とはいえ、感情というものは自身でどうにかできるわけでもないので、その人を好きでい続けるのも自由だし、次の出会いにコミットするのもアリだと思う。

いつかの本当に好きだった人を忘れられないまま、次の恋へと進む人もいることだろう。

それはそれで、個人の自由だ。

時は流れ先日、とある先輩とご飯に行ってきた。
久しぶりに会う彼。薬指には彼女とお揃いで作ったらしい、光輝く美しい指輪が嵌っていた。

部活動一筋で大学生活を過ごしてきた先輩。

引退した数ヶ月後には、どうやら隣に愛しのガールフレンドが存在するらしい。

そんな先輩に彼女との出逢い方を訊いてみると、驚くことに、道端を歩いていた彼女に声をかけたことが全ての始まりとのことだった。

いわゆるナンパってやつだ。
そんな積極的だったっけ、先輩。

いつまで経っても、
その背中を見せて僕の前を走り続けている。

あなたもそう。

きっと、恋はいつの日か突然に。
大丈夫。その思い出もいつか忘れる。

この記事が参加している募集

忘れられない恋物語

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?