Seitaro Otamendi@大学2年生

エッセイスト・YouTuber・大学生。心揺さぶられた出来事を毎週月曜日と木曜日に更新…

Seitaro Otamendi@大学2年生

エッセイスト・YouTuber・大学生。心揺さぶられた出来事を毎週月曜日と木曜日に更新します。僕の文章が誰かにとってのささやかな楽しみとなるように。自分の本を出版するのが夢。#せいたろうの日記

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    見る人を限定したい文章や、何ヶ月もの時間をかけて書き上げた作品は有料にさせてもらってます。こっちの方が赤裸々で濃くておもしろいかも。値段以上の価値あるものを提供します。約束です。ぜひ!

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2022/12/29(木) 選手権への挑戦。

第101回高校サッカー選手権全国大会が始まった。 テレビをつけると旧友が映っている。悔しい気持ちでいっぱいだ。憧れの舞台で輝けるのは11人しかいない。その舞台に立つことが叶わなかった僕にも選手権への熱い想いがある。 今回は、腰痛を抱え、もがき苦しんだ選手権期間の日記を抜粋した。 執筆に5時間ほどかけて、約8000字の超大作となった。僕の高校サッカーと選手権に懸ける想いを赤裸々に語りつくしている。 100円が欲しいのではなく、見る人を限定したいから料金を設定することにした。

    • 2024/04/23(火)留学二日目、バーミンガムの喫茶店にて。

      憧れのイギリスに無事到着した。 目に映る全ての建物や光景が洗練されていて、まるで映画の中の世界に溶け込んだようだ。 渡航二日目の今日は大学のプレセッションが早めに終了し、午後からは時間があったのでバーミンガムの街を散策してみることにした。 ショッピングモールはイカした若者やスカーフを被ったイスラム教徒で溢れている。サングラスを装着して只者では無い雰囲気を醸し出しているつもりだが、本心はかなり恐れている。 これ以上一人で歩くには不安だ。僕は気を紛らわせようと近くの本屋さ

      • 2024/04/22(月)斜め前の席に座った飛行機内でスマートフォンを操作する青年の話。

        飛行機内の斜め前の席に座る青年がスマートフォンを操作している。 機内モードにすることが必須な状況で何をしているのだろうと気になり、少し覗き込んでみることにした。 彼が眺めていたその液晶には、愛すべきガールフレンドと一緒に食事をとる動画が再生されている。 どこに投稿する訳でもない、楽しそうに食事をする恋人たち。とても素敵な映像だった。 きっと何かしらの野心を抱いて旅に出たのであろうバーミンガムへ向かう青年。 実は彼も心のどこかで寂しさを感じているのかもしれない。 僕

        • 2024/04/18(木)留学先へ渡航する飛行機の便が大雨で欠航。だから何だと。

          物事の捉え方を変えてみよう。 発生する全ての事象を肯定的に受け入れよう。 留学先へ渡航する飛行機の便が大雨で欠航? それは残念なことでもなんでもない。 予定通り飛行を決行していれば、 きっと事故に遭っていたことだろう。 渡航日が遅れたおかげで、日本を入れ替わりになるはずだった先輩と再会することもできた。 飛行機に持ち込み可能な重量制限をオーバーしそうだから、プロテインを持っていけないって? 最高じゃないか。 持っていくはずだった『マイプロテイン』は、イギリス・マ

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        2022/12/29(木) 選手権への挑戦。

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          2024/04/15(月)スーパーヒーロー

          手先が不器用な僕は、外れてしまった自転車のチェーンを修理することが苦手だ。 そうとなればプロに頼もうと決め、とぼとぼ自転車を押しながらサイクルショップへと向かった。 手慣れた匠の技術であっという間に修復が完了し、チェーンの寿命や代替品の提案などを簡潔に説明してくれる店員さん。 この瞬間の僕にとって、彼のそんな姿が頼れるスーパーヒーローそのものであった。 人を選ばずとも、 相手に“give”ができるたった一つの「何か」。 ほんの少し秀でた一芸、スキル。 あなたは何を“

          2024/04/15(月)スーパーヒーロー

          2024/04/11(木)たまにはポケットにスマホをしまって。

          授業や部活、お仕事の帰り道。 駅へと向かう道中で、あなたはスマホの画面に熱中していないだろうか。 たまには携帯をポケットにしまい、顔を上げたその先に映る光景を楽しんでみてほしい。 オレンジ色をした夕暮れの木漏れ日。 声高らかに笑い声を響かせる大学生。 手を繋ぎながらエスカレーターへと消えていくカップル。 風に靡かれ沢山の桜が舞い落ちる、 どこか寂しい感情。 心になにかを語りかける、そんな瞬間は、 きっとその液晶の中には存在しない。 さあ、たまにはスマホをしまっ

          2024/04/11(木)たまにはポケットにスマホをしまって。

          2024/04/09(火)ポンコツ大学生、20歳になった。

          「幸せ」が「来る」こと4月9日。 ありがたいことに節目の20歳を迎えた。 「お酒もう飲めるんいいなぁ」 と友だちに羨ましがられるが、僕は少しでも10代でいられる方が羨ましい。 20歳になった初日。 意気込んで単発バイトの就業時間より30分前に着いた。 「アプリから来ました。お願いします。」 そう伝えると、 「いや、募集してないですけどね。」 と返ってきた。 どうしてだろう。おかしいな。 慌ててアプリの詳細情報を見てみると、ひとつ隣の店舗に行かなければならなかった。

          2024/04/09(火)ポンコツ大学生、20歳になった。

          2024/04/04(木)『違い』に心を踊らされる関係性

          男友だちが面白いことを言っていた。 ひと昔前の話。 良好な関係を築くため、彼女が好きなYouTuberの動画を観ていたそうだ。話題を振れば彼女は喜んでくれるが、正直なところ何が面白いのか理解できなかったらしい。 時は経て現在、その友だちは新たな彼女に溺愛している。パートナーと互いの趣味は異なるらしいのだが、そこが新鮮で楽しいと言っていた。 無理して歩み寄らずとも、気がつけば『違い』に心を踊らされる関係性。 友だちは 「出会った瞬間に胸が高鳴るの分かってん」 と言って

          2024/04/04(木)『違い』に心を踊らされる関係性

          2024/04/01(月)ふわり風が撫でる四月朔日

          自転車のペダルを漕いで坂道を駆け上がる。 全身に熱を感じ、羽織っていたジャッケットを脱いでカゴの中に詰め込んだ。 そうか、そういえば今日から4月だったな。 いつの間にか冬は過ぎ去り、気が付けば桜がふわり風に靡く季節が目の前まで来ていた。 SNSを見れば後輩が大学の入学式を迎えていたり、アルバイトに行けば緊張が垣間見える新入社員さんの姿があった。 新年度の幕開けを告げる美しい桜が、 気づかぬ間に情景に。 はらりら花弁揺れる。色は匂へど揺れる。 誰もがまだ見ぬ前人未

          2024/04/01(月)ふわり風が撫でる四月朔日

          2024/03/28(木)純愛を美化して。忘れられなくなって。それでも。

          『恋』 とはなんだろうか。 『本当に好きな人』 とはどんな人のことを指すのだろうか。 20年近く生きていれば、誰もが一度くらいは本気で人を好きになったことがあると思う。 でも、そんな燃え上がるような恋をした相手と成就する人なんて、果たしてどれくらい存在するのだろうか。 多くの人は大抵、本気で恋した当時の相手や思い出を美化し、 「その人以上の人なんて現れるはずがない」 と固定観念に縛られているように思う。 とはいえ、感情というものは自身でどうにかできるわけでもないので

          2024/03/28(木)純愛を美化して。忘れられなくなって。それでも。

          2024/03/26(火)人と比べる必要は無い。それでも人と会話をしよう。

          人と会って会話をする。 すると色んな人が色んなことをしていることに気がつき、自分の中の世界が広がっていく感覚がある。 最近会ったおもしろかった人を挙げると、 ・サッカーチームを自ら立ち上げ、運営も選手も務める同い年の青年。 ・Web制作会社を立ち上げ初月で50万円の利益を出している同い年の旧友。 ・大学を退学し、アメリカの大学に進学するため予備校に通い始めた地元の友だち。 などが思い浮かぶ。 彼らのような自ら行動を起こしている人と話すのはものすごく刺激的だ。野心を軸

          2024/03/26(火)人と比べる必要は無い。それでも人と会話をしよう。

          2024/03/14(木)716号室、ひとりカラオケでふと想ったこと。

          僕はカラオケが好きだ。 友だちと行けば未知の素晴らしい音楽に出会えて楽しいが、ノンストップで好きな歌を歌い尽くすことのできるひとりカラオケも悪くない。 という訳で先日、ひとりカラオケに行って来た。 次から次へと予約ボタンを押し、しばらくすると好きな音楽が流れ出す。 何人かでカラオケに行けば歌を上手くみせようと少しばかり緊張するが、ひとりだとアーティスト風にアレンジしてみたり、歌ったことのない新曲にチャレンジできたりもする。 そして、もう一つ。 『普段以上に歌詞を噛み

          2024/03/14(木)716号室、ひとりカラオケでふと想ったこと。

          2024/03/11(月)ドーナツが判定する日々の暮らし。

          アルバイトをがんばった。 夜にも他のバイトが控えている。 一旦帰路につこうと駅構内を歩いていると、 大好きなドーナツ屋さんを発見した。 がんばったご褒美。 もうひとがんばりするための自分への励まし。 惜しみなく数百円を差し出し、 美味しそうなドーナツを頬張った。 ああ、もう少しがんばれそう。 ドーナツって美味しいな。 そしてつい先日。 惰性で遊んだ帰り道、 またそのドーナツ屋さんに寄ってみた。 気が引けるなか数百円を差し出し、 ドーナツを受け取り口に入れる。

          2024/03/11(月)ドーナツが判定する日々の暮らし。

          2024/03/07(木)グッドキティー

          いつものように窓越しで外を眺めるうちの猫。 もしかすると、家族の安全のため、敵が入って来ないよう見張ってくれているのかもしれない。 そんな猫を持ち上げ肩に乗せ、楽しいひとときを共に過ごそうとにベランダへ連れてった。 外の透き通った空気に鼻をくんくんさせる猫。 新鮮な空気に喜び、 沢山取り込もうとする姿がかわいらしい。 耳を澄ませばカラスの鳴き声が聞こえてくる。農園で働くおじさんたちの話し声が聞こえてくる。車や自転車が走り去る音が聞こえてくる。 何か音がする度に視線

          2024/03/07(木)グッドキティー

          2024/03/04(月)友だちとの電話が僕を笑顔にする。

          昼夜が逆転してしまうと、 どこか罪悪感を感じる。 そんなときは友だちにとことん罵ってもらおうと電話をかけてみた。 すると友だちは笑顔で「いいやん」と言う。 昼夜逆転の何がいいのだろうか。 その訳を訊いてみると、 「イギリスに留学行くんやから今のうちに時差合わせてんねやろ」 と答えてきた。 なんてポジティブな考え方なんだ。 僕は思わず笑ってしまった。 嫌なことがあったり、心が晴れないときは、 友だちに電話をかけるに尽きる。 電話をかけた数十秒後、 気がつけば僕は笑顔

          2024/03/04(月)友だちとの電話が僕を笑顔にする。

          2024/02/29(木)北海道、函館山展望台にて。

          函館山から見える、 この美しい夜景を僕はどれだけ眺めただろうか。 忘れることのないよう、 目と心にじっくり刻んでおいた。 とはいえ、函館の夜景をピュアな純度で楽しめたわけではない。 隣には幸せそうな大学生カップルが景色を楽しんでいた。 美しい光景にふたりして感動。 さらに愛さえも共有する。 これ以上の幸せは他にないだろう。 明日は札幌を観光する予定だ。 観光スポットの検索をかけてみると、日本三大夜景に登録されている藻岩山がヒットする。 夜景はもういいかな。 な

          2024/02/29(木)北海道、函館山展望台にて。