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"教育系" note まとめ

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"教育系" noteのまとめです。
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2022年5月の記事一覧

はじめまして!海士小学校公式noteです

はじめに皆さんはじめまして。 海士町立海士小学校公式noteです。 今年度から開設し、海士小学校の日常をお届けしていきたいと思います🌱 どうぞよろしくお願いいたします! さて、今回のテーマはずばり!! 海士小学校ってどんなところ? 島内の方にはもちろん、海士小学校を始めて知ったという方にも 海士町立海士小学校 という場所を知っていただきたいなと思っています。 それではSTART👏👏 海士小学校ってどこにある?海士小学校は、島根県隠岐諸島・中ノ島(海士町)の北側に位

しがない公民科教員は西田亮介の新刊にぴーんときた

お初にお目にかかります。 地歴公民の臨時任用講師を務めております、風、光、私。と申します。 坂口安吾の代用教員時代のエッセー「風と光と二十の私」からハンドルネームを取ったのですが、どうにもアバンギャルドな感じがしてなじめないので、そのうち変更するかもしれません。 さて。 この本の感想を書きたいと思って、放置していたnoteのアカウントにログインをして、レビューを書き始めました。 結論、書きすぎました(笑) 本来一つの投稿でおさめるつもりだったのですが、読みやすさを考

しがない公民科教員は西田亮介のたった一つの誤解を解きたい~新しい合理的市民像とその緩やかな受容~

↑前回の記事の続きになりますが、この投稿から読んでくださっても大丈夫だと思います。 ①なぜしがない公立高校公民科教員がこの本を手に取ろうと思ったのか(前回) ②本の中身についてのレビュー(この投稿) 初めに結論を述べます。 本書は最近読んだなかで一番高校生に勧めたい本です。そしてそれ以上に公民科の教員に勧めたい本です。 やや物騒なタイトルをつけてしまいました(スミマセン)が、もちろん理由はありますのでぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。 西田先生、それ誤解です

学習指導の方針「教科書を読める子に育てよう」

1.技術と方針の使い分け 今回は学習指導の方針をお伝えいたします。 技術のようにすぐに実践に移せるものではありませんが、これを念頭に置いて指導や授業を考えて、技術を応用するとより効果的になります。 2.「教科書を読める子どもを育てよう」の方針に至った経緯 このセンテンスにピンと来る方もいるかも知れません。 私がこの事を意識したのは、ある一冊の本との出会いでした。 その本は『AI vs 教科書が読めない子どもたち』新井紀子さん著 この本は ①これからのAIの時代の詳しい解

全ての教科を高める読解力

教員の時に、よく 「勉強しているけど点数が……」 なんて話をたくさん聞きました。 もちろん勉強の仕方など、様々な原因があるでしょうが、 一つの力を伸ばすことで、大きく改善されるかもしれません。 それが…… 読解力です。 数学が苦手な人もいるかもしれませんが、論理を言葉で書いたものが国語、論理を数字や式で書いたものが数学です。 読解力を高めれば、一見関係なさそうに見える数学の理解力も高まるのです。 もちろん、最近取り上げられる英語力も上昇します。 英語は、日

「QUIZIZZ」というサイトが、授業に使えそう。(学習系のクイズサイト)

こんばんわ。ハザクラです。 今日は、ちょっとご縁があって見つけた、「QUIZIZZ」というサイトを紹介しようと思います。ぼくも初めて知ったし、何ならさっきその存在を知ったばかりなので、あんまり詳しい話はできません。 しかし、数分いじくってみただけで、「あ、これは授業に使えるな」という確かな確信を持てたので、今日は軽く紹介だけしてみようと思います。 詳しい使い道などが見えてきたら、また追って記事を書こうと思います。 QUIZIZZって?その名の通り、クイズがいっぱい転が

レポート執筆における主観と客観

https://negadaikon.hatenablog.com/entry/2022/05/31/000000

大人のデザイン留学、はじめました@自宅リモート【#モンアカ day1】

突然だけれど、大人になって、「何かを学ぶ」ということが、とてもとても贅沢で、それでいて非常に有意義で、ある意味なんだか「生きる意味を取り戻す」みたいな感じであることを、知った。 それはたとえば、語学留学だったり、最近だとオンライン英会話だったり(言語ばかりだ)、歴史の本を読んだり、ちょっと普段とは違う世界の、まったく興味のない分野に触れてみたり、とかで、私の場合は実現されることが多かった。 でも、だからと言って、「学生の間に、もっと学んでおけばよかった」という風に思ったこ

科学技術コミュニケーションを学ぶ

毎年度、テーマをひとつ決めて、新しい学びに挑戦したいと思っています。今年度のテーマは「科学の興味深さ・面白さ・難しさを伝えるための心がけを学ぶ」。 ということで、北海道大学の CoSTEP という、科学技術コミュニケーションを学ぶことができるプログラム(選科コース)に参加してみることにしました。私が受講する選科コースの場合、講義はほとんど全てオンデマンド配信。演習は、今のところ対面で実施される予定で、7月に3日間ほど札幌に行ってきます。 さて、この CoSTEP を無事に

異なる価値観の人との対話のために(東京学芸大学教育学部教授:松尾直博) #自己と他者 異なる価値観への想像力

人の気持ちを慮る力は弱くなっているのか? 「今の子どもは自分勝手だ」「自己中心的な子どもが増えた」という意見を聞いた時、皆さんはどう思うでしょうか。また、「今の大人は自分勝手だ」「自己中心的な大人が増えた」という意見を聞いた時、皆さんはどう思うでしょうか。「そうそう、そうだよね」と思う人もいれば、「いや、そんなことはないよ」と思う人もいるでしょう。  『児童心理』(金子書房)の1969年12月号の特集は「現代っ子のエゴイズム」でした。と言っても、私が読んだのは最近です。その

「三角関数不要」発言とその議論を整理する

数学担当者として、やはり最近Twitterで盛り上がっているこの話題は触れずにはいられません。 今日はこのことについて考えていきたいと思います。 国会・財務金融委員会での野党議員の発言要約すると、国会議員が委員会において三角関数よりも金融経済を教育すべきではないか、という旨の発言をしたというものです。 私も過去記事において、「なぜ数学を勉強する必要があるのか?」という記事を書いていますが、今回はこれを深掘りをしていきたいと思います。 論点の整理上記事において、二つの視

【武蔵野大学がサステナビリティ学科を2023年開設予定】クリエイティブなイノベーションをクリップ、略して「クリクリ!」#103

「クリエイティブイノベーション」「クリエイティブリーダーシップ」に関係しそうなネタをクリップする、略して「クリクリ!」。 「手羽が思った」なので全然違うのかもしれないけど、「これはクリエイティブイノベーション的」「違う」なたたき台の存在にもなればと思ってます。手羽が直接・間接的に関係しそうだと思ってるキーワードはこちら。 今回で週刊連載63週目。 では、前回5月20日以降の気になったものをクリクリっ!! ▼大学や教育関連ネタ【武蔵野大学】サステナビリティと冠した学科は日

三角関数は学校教育に不要なのか? 藤巻議員(維新)の提言について各党の見解を問う

各党からの回答2022/05/20 金 17:43に立憲民主党・牧義夫議員よりコメントが届きました! 「より直接的に役に立つ」とは、「産業競争力を高める」との意味で使われていると解する。 言葉を換えれば「すぐにカネになる」とも取れる。この様な価値観に基づく教育は、いずれ学問の衰退を招くと考える。 今回の10兆円大学ファンド「国際卓越研究大学」が、この様な発想のもと生み出されたのではないことを祈るばかりである。 日本の教育は、もっと歴史や哲学、基礎研究、リベラルアーツに重きを

国立国会図書館の「個人向けデジタル化資料送信サービス」がいよいよ開始!

~2022.12.22 追記~ 2022年12月21日に「国立国会図書館デジタルコレクション」がリニューアルされました。全文検索できる資料が大幅に増えたほか、「国立国会図書館オンライン」とのシングルサインオンも可能となりました。そのため、下記のログインに関する説明は現状と異なる部分がございます。詳しくは国立国会図書館によるプレスリリース(https://www.ndl.go.jp/jp/news/fy2022/__icsFiles/afieldfile/2022/12/02/