北関東の石造物㉙:西横手宝篋印塔

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名称:西横手宝篋印塔

伝承など:なし

所在地:群馬県高崎市西横手町 西横手町公民館前


高崎市西横手町の公民館前に建つ大型の宝篋印塔は、明治初年に廃絶した西福寺にあったものと言う。

南北朝時代末期の明徳元年銘があり、三メートル近くある大型塔である。

この宝篋印塔は、基礎と塔身の間に須弥壇を象った中台を置く、「須弥壇式宝篋印塔」と呼ばれる群馬県と埼玉県の北部にのみ存在する特殊な形式で、その中でも最も大型の塔である。

完形であり、かつ紀年銘のある須弥壇式宝篋印塔の作例として貴重である。


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