遊ばせてあげればよかった
子育てって「あぁしてあげればよかった」「もっとこうしてあげればよかった」って思うことたくさんありますよね。
でも当時はそれが自分の精一杯だったんだから仕方ない。
私には「人目を気にする」あまり、口うるさくしてしまって後悔していること、けっこうあります。
今から11年前。3歳で入園した幼稚園の入園式の日。
息子は真新しい制服を着て、るんるんで幼稚園に向かいました。
が、途中の公園で息子が遊びたがるのです。滑り台やりたい!砂遊びしたい!走り回り他ーーーーい!って感じで。
すごくエネルギッシュな息子なので、遊ばせると制服がどんなことになるのか想像できてしまいます。
で、私はこう言いました。
「制服汚れちゃうからだめだよ、幼稚園行けば遊べるよ、行こ行こ!!」
息子は諦めてしょんぼりしながら歩き出しました。その姿がいまだに目に焼き付いています。
この写真の真っ白な靴下を見ると胸がキュゥゥゥーーっとなる。
私がインナーチャイルドの存在を知るようになったのはそれから2年後。この入園式の頃はそんなこと知らなくて、ただただ人目を気にして生きていました。
あの頃は「きちんとしてない母親だと思われたらどうしよう」「こんな大事な日に汚い制服で登場するなんで非常識って思われたらどうしよう」って自分がどう見られるかばかりを気にしていたように思います。
幼少期に「きちんとしなさい!」「そんな格好してだらしない!」って否定されて傷ついている私のインナーチャイルドが騒いでいたんだと思います。
幼稚園の入園式。たったの3歳です。赤ちゃんをやっと卒業したくらいのちびっ子。そんなちびっこが汚れた制服で現れたって「あはははー、公園寄ってきたんだね!いいねいいね、楽しかったでしょー?」くらいしか周りの大人は思いません。
誰も冷たい目で見ないのに、勝手に恐れて先回りして、子どもの純粋な願いを叶えてあげられないという。
インナーチャイルドが癒えないままだとこういうこと、よくしてしまいます。他人の目を基準に生きているから、自分に自信がなくて自分のことを信頼できていない状態。
子育て中って特に他人の目が気になることがよくあります。だけど、本当に気にするのは他人の目じゃなくて、我が子なんですよね。
「あー、あの時公園で遊ばせてあげればよかったなー」って写真を見るたびに思いますが、あれが当時の私の精一杯。だからそこを否定する必要もないと思っています。
その後インナーチャイルド癒しを学んだ私は感情が浮上するたびにインナーチャイルド癒しに取り組み、今では息子のやることなすこと、ほとんど気にならなくなりました、笑。「いーじゃん、どんどんやれやれー!」っていう感じ✨
インナーチャイルドが癒えると子育てがラクになるばかりか、すごく楽しくなります。子どもについ口うるさくしてしまう時は、自分が幼かった頃のこと、ぜひ思い出してみてください。
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