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「朝の読書」の威力は予想以上にありそうですね!

何気なく観た番組で「昭和・平成・令和のどの時代が一番多かった?」みたいな内容のクイズが出題されていました。

2問しか観なかったんですが、1問目は「一番映画館の数が多かったのは、昭和・平成・令和どの時代?」という問題でした。

私の答えは「昭和」で正解も「昭和」。これは映画全盛期が「昭和」だったはずなので、すぐに分かりました。昭和35年で7,000館くらい、今はその半分3,600館くらいだそうです。

大スクリーンで観る映画の醍醐味はさておき、今は映画館に足を運ばなくても手軽に映画を観ることができる時代になってしまいましたからね…。

2問目は「小学生が一か月に読む本の数が一番多かったのは、昭和・平成・令和どの時代?」という問題。

子どもや若者の活字離れが叫ばれて久しいので、私の答えはまたもや「昭和」。でも、正解は「令和」でした。これはかなり意外な結果でした。

私自身は趣味「読書」みたいな子どもだったので、暇さえあれば本を読みあさっていました。自分の周りの友だちたちも、当時それなりに本を読んでいる印象があったんですよね。

この結果の要因は、平成13年頃から始業前に好きな本を読む「朝の読書」が学校で導入された影響が大きいようですね。

「昭和」では5.6冊、「平成」で「朝の読書」が導入されてジワジワ増えていって「令和4年」には13.2冊。昭和の倍以上という数字でした。

始業前10分間でもコツコツ積み重ねれば、こうして予想以上の威力を発揮するものなんですね!

子どもたちが「朝の読書」に対してそれほど嫌悪感を抱かずに定着した理由の一つとしては、「読書感想文」を書かせたりしないということがあったようです。

確かに学校では「読書」をしたらもれなく「読書感想文」を書くというのが、まるでセットみたいなイメージがありますからね。

私は「読書感想文」を書くのが苦にはなりませんでしたが、今でも六割弱の子どもたちは苦手みたいですね…。

「朝の読書」の習慣は、いろいろな効果も生んでいるようです。

・本を読まなかった子が読書好きになった
・読書をすることで子どもたちに落ち着きが出てきた
・読解力がついた
・語彙が豊かになった
・遅刻やいじめが少なくなった
・他人をおもいやる気持ちが出てきた

後半二つの効果のほどは定かではありませんが、私自身の話でいえば「読解力がついた」「語彙が豊かになった」これに加えるなら「漢字の読み書きが得意になった」ですかね?漢字は本を読むことによって自然に身についていきましたから。

「読書」をすること自体は知識が豊富になるし、思考力が身につくし、想像力も高まるし、個人的にはメリットだらけだと思います。

デメリットとしては、やはり目が悪くなること…ですかね(笑)。

少し前は日本人の「読解力」の低下が心配されていましたが、昨年の国際学力調査では前回の15位から3位に大幅に改善されたようです。これも「朝の読書」の地道な継続が功を奏した結果とも言えるのでしょうか。

私自身は、残念ながら以前より読書量としては確実に減ってしまっています。買ってそのまま読まずに放置しっぱなしという本も…。

今年は「朝の読書」を実施している子どもたちに負けないように、読書する時間をもっと捻出していきたいと思っています。

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