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中国と戦争始まり、たちまち軍需中心に。民間は綿花や羊毛の代わりに木材を原料とするステープル・ファイバー(スフ)を利用せよと政府のお達しに反応は
1937(昭和12)年7月7日の盧溝橋事件から本格的な戦闘になだれ込んでいった日中戦争。たちまち軍事特別会計が設けられ、物資も軍需優先の体制となります。綿花と羊毛は輸入頼りで、戦争当事国となると増やすどころかいつ規制されるか分からない(だから戦線布告なしの事変と言いつくろった)。そこで、1908年にフランスで発明され、日本でも大正時代から研究を進め商品化されていたステープル・ファイバーを衣類に大々的に使用することが考えられました。まあ、スフの原料はパルプなので、今度は紙の製