さにつらふ(秋夜風)ayaca

随分前に尼さんでした。適応障害を発症し地味な病を複数経て、今は主婦です。 儲かりそうな…

さにつらふ(秋夜風)ayaca

随分前に尼さんでした。適応障害を発症し地味な病を複数経て、今は主婦です。 儲かりそうなことは書いてないです。 短歌(二次創作含む)を詠みます。近頃は川柳が創作のメインになりつつあります。 コメントお気軽に。

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記事一覧

句具ネプリ春分2024 感想など

以前noteで感想を書いてから3年が過ぎていることに気が付きました。 川柳は小さい結社に所属しているものの、俳句は全くの独学。相変わらず“野良”の状態で続けています。…

句具ネプリ冬2021 感想など

今回も大ボリュームで読み応えたっぷりの #句具ネプリ でした。間口の広い句会なので、門外漢ながら私も参加させていただきました。活字になる喜びは創作のモチベーション…

近頃は川柳などにもっぱらうつつを抜かしているのだが、一年半ほど師匠についてやってみると、無季俳句と川柳の違いがまたわからなくなってくる。

詠題じゃなくて自由題で詠んだ短歌が初めて佳作に入選。心が動いた時に出来た歌はやっぱり別物なんだなと改めて感じたところ。
とにかくNHK短歌にコンスタントに投稿することを目標とした一年だったけど、達成感は結構ある。諦めずにやるべし。続けた者しかたどり着けない場所もある。

日々の歌11

日々の歌10

NHK短歌

NHK短歌6月号、詠題「外国」の佳作秀歌として掲載されていたことを、昨日知りました。 こういうもののルールをよく知らず、初めての投稿で採用などありえないと勝手に思っ…

日々の歌9

五十音川柳大会(ポルノグラファー&インディゴ編)を振り返って

前回に引き続き、連休後半に私が世話人として関わった、川柳大会からも好きな句を紹介したい。 ところで俳句と川柳の違いとはなんだろう。 自分で大会とぶち上げておきな…

インディゴの気分いろは俳句大会を振り返って。

世話人として俳句、川柳大会をやってみて、自らの不勉強を痛感すると共に、それでも私なりに好きな句を何らかの形で紹介したいなぁという、変な願望がわいてきた。 我が主…

薄い文庫本を作った話5

ざっくりと文庫本にする原稿が整い、A6サイズで100ページほどのものができた。 このデータを挿絵を書く方に見てもらいたい、と思った時に、メールのやり取りでは何かと不便…

薄い文庫本を作った話4

作る本のだいたいのビジョンができると、後は原稿をそろえないと先に進めないことに気が付いた。 発注するにしてもなんにしても、先立つ物は原稿である。 書式がバラバラ…

薄い文庫本を作った話3

課題は出揃い、疑問点もそこそこ把握した私は、疑問を埋めていくことにした。 ・自分の原稿が何ページのものになるのか ・ところで一頁の構成って何行で何字なの? ・紙が…

薄い文庫本を作った話2

自分の作りたい本のイメージがぼんやりと出来てきたあたりで、私は初めて同人誌の印刷をしている印刷所をググることになる。 「文庫 同人誌 印刷」 と検索窓にぶっ込んで…

薄い文庫本を作った話1

どうして薄い本を作りたいか、ということを書きだすと5回くらいかかりそうなので、ここは状況説明とテクニカルなお話をメインに進めていきたいと思う。 理由はさておき、…

薄い文庫本を作った話0

これは、アラフォーが知識ゼロから同人誌をつくる、という話である。 昨年春ごろから某ドラマにがっつりとハマった私は、これまたありがちな形で二次創作の門を叩き、多く…

句具ネプリ春分2024 感想など

句具ネプリ春分2024 感想など

以前noteで感想を書いてから3年が過ぎていることに気が付きました。
川柳は小さい結社に所属しているものの、俳句は全くの独学。相変わらず“野良”の状態で続けています。私にとって句具句会や句具ネプリは、数少ない発表の場であるとともに、学びの場でもあります。知らない季語を調べ、誰かの鑑賞を読むことで獲得する知識や表現があって、それは川柳にもフィードバックできる財産となっています。
そういう人間の感想で

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句具ネプリ冬2021 感想など

句具ネプリ冬2021 感想など

今回も大ボリュームで読み応えたっぷりの #句具ネプリ でした。間口の広い句会なので、門外漢ながら私も参加させていただきました。活字になる喜びは創作のモチベーションとして強力です。編集のご苦労を思うと、無料でいいのか?と心配になるくらいです。
川柳畑の人間なので恐らく俳句の評としてはズレていると思うのですが、人の心を動かしたその事実は作者にお伝えしたいと思う主義なので、僭越ながら感想を書かせていただ

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近頃は川柳などにもっぱらうつつを抜かしているのだが、一年半ほど師匠についてやってみると、無季俳句と川柳の違いがまたわからなくなってくる。

詠題じゃなくて自由題で詠んだ短歌が初めて佳作に入選。心が動いた時に出来た歌はやっぱり別物なんだなと改めて感じたところ。
とにかくNHK短歌にコンスタントに投稿することを目標とした一年だったけど、達成感は結構ある。諦めずにやるべし。続けた者しかたどり着けない場所もある。

NHK短歌

NHK短歌6月号、詠題「外国」の佳作秀歌として掲載されていたことを、昨日知りました。
こういうもののルールをよく知らず、初めての投稿で採用などありえないと勝手に思っていて、ちゃんと結果を見ていなかったという恥ずかしい顛末なのですが、名前を発見した時は素直に短歌を続けていてよかったと思いました。

これからも謙虚な気持ちで、今の自分に見える世界を詠んでいきたいと思います。

五十音川柳大会(ポルノグラファー&インディゴ編)を振り返って

五十音川柳大会(ポルノグラファー&インディゴ編)を振り返って

前回に引き続き、連休後半に私が世話人として関わった、川柳大会からも好きな句を紹介したい。

ところで俳句と川柳の違いとはなんだろう。
自分で大会とぶち上げておきながら、門外漢の私には厳密な区分ができない。
季語なし、切れ字なしでもって機械的に川柳とするのも、なんだかしっくりこない。
というのも、季語や切れ字を含まない俳句も世の中には沢山あるし、自然や心境をよむ川柳だって沢山あるからだ。
それでも、

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インディゴの気分いろは俳句大会を振り返って。

インディゴの気分いろは俳句大会を振り返って。

世話人として俳句、川柳大会をやってみて、自らの不勉強を痛感すると共に、それでも私なりに好きな句を何らかの形で紹介したいなぁという、変な願望がわいてきた。

我が主戦場は短歌31字であり、それすらも初心者の域を出ず、まして俳句・川柳の17字は全くの門外漢である。
しかし定型詩にたまらなく惹かれる人間のひとりとして、文字制限のあるストイックな世界の良さをもっと知ってもらいたい気持ちは尽きない。
もとも

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薄い文庫本を作った話5

ざっくりと文庫本にする原稿が整い、A6サイズで100ページほどのものができた。
このデータを挿絵を書く方に見てもらいたい、と思った時に、メールのやり取りでは何かと不便だということになった。
クラウドで自分の所有する音楽が聴ける世の中であるからして、きっとそういうサービスがあるのだろうという予感はするのだが、具体的にはわからない。
共同編集作業に適したクラウドのサービスを探したが、良くわからないなり

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薄い文庫本を作った話4

薄い文庫本を作った話4

作る本のだいたいのビジョンができると、後は原稿をそろえないと先に進めないことに気が付いた。
発注するにしてもなんにしても、先立つ物は原稿である。

書式がバラバラになることは最初から予想できたので、短歌と小説と付録という三つのセクションに分けて編集を開始した。

短歌の方は文字数も少なく、改行もないので実にあっさりしたものだった。
1頁を2行×33字の書式にしてスタート。順番を考慮しながら配置して

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薄い文庫本を作った話3

課題は出揃い、疑問点もそこそこ把握した私は、疑問を埋めていくことにした。

・自分の原稿が何ページのものになるのか
・ところで一頁の構成って何行で何字なの?
・紙が全然わかんない。見本でも見ないと何が適正かわからない。
・表紙のデザインてwordでもできるの?

④wordに原稿を落としてみる
自分の原稿が何ページになるのかについては、とにかくwordに落とし込む作業が必要だと思った。
かき集めて

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薄い文庫本を作った話2

薄い文庫本を作った話2

自分の作りたい本のイメージがぼんやりと出来てきたあたりで、私は初めて同人誌の印刷をしている印刷所をググることになる。
「文庫 同人誌 印刷」
と検索窓にぶっ込んで検索するも、いっぱいありすぎて、どこがいいのか全然わからない。

仕事でwordのチラシ印刷などは数回経験していたので、印刷屋さんとのやり取りはイメージできるのだが、自分にとって何が必要なサービスで何が不要なサービスなのかがつかめなかった

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薄い文庫本を作った話1

薄い文庫本を作った話1

どうして薄い本を作りたいか、ということを書きだすと5回くらいかかりそうなので、ここは状況説明とテクニカルなお話をメインに進めていきたいと思う。

理由はさておき、薄い文庫本がどうしても作りたくなった私。
日頃短歌をメインの表現方法として選んでいる私の憧れは、文庫で歌集を作ること。これに尽きた。

①まずは作りたい本のイメージを固める。

本を作る、と言ってもど素人なので、なんのイメージもない。

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薄い文庫本を作った話0

薄い文庫本を作った話0

これは、アラフォーが知識ゼロから同人誌をつくる、という話である。

昨年春ごろから某ドラマにがっつりとハマった私は、これまたありがちな形で二次創作の門を叩き、多くの人間がそうであるようにpixivなどに出入りするようになった。
本なんて作る気なぞ、最初はさらさらなかった。
web上に書いてあるものにハートを頂けるだけで十分だった。

しかし、この世は金次第。お金があれば月にでも行ける。
最近の同人

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