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心映すような五月雨もいつかは泣き止むプレイリスト

1月、2月、3月、4月、6月、8月、8月末、10月、11月、12月。めっちゃ埋まってきた。本稿は5月、1番絶妙な時期ですねぇ、、初夏という時期だけど梅雨を控えた特有の蒸し暑さもあったり、と思えばカラッとしたり、これぞ!というイメージがないので難しかったんで「五月雨」に頼りまくった。

1.やたらとシンクロニシティ/YUKI[AM1:00]
<私の得意技なら貴方を助けてあげられる>ってYUKIが歌うの頼もしすぎる。どうやったってなぜだかうまがあうって感覚こそ、1番愛すべきものだ



2.ムスタング/ASIAN KUNG-FU GENERATION[AM2:00]
独特な粘り気のあるギター、じめっとした空気から立ち上ってくるやりきれなさ、とか。霧雨を観ると、この曲が思い浮かぶくらいには沁み込んでる。 



3.RELISH/Negicco[AM3:00]
落ち着いた楽曲もいいんだけど、こういうレトロさとファンクネスが弾け合った曲も健康的で素晴らしい。良い予感がするって、音楽を聴く意義です。

4.不思議な夜/Base Ball Bear [AM4:00]
初夏の風吹く、深夜の散歩。キラキラに手を伸ばそうとする、そのモーメントこそが最もキラキラしている、、という真実を描いた大人の青春賛歌。 



5.天気予報/シュノーケル[AM5:00]
うじうじとした気持ちを募らせる夜明け前、キザな台詞もなんだか決まらなくてぼうっとしてしまう。2Bメロの前にある謎のピアノソロは逡巡かな。

6.青い栞/Galileo Galilei[AM6:00]
BBHFにも通ずる幻想的で空間が見える音像と、ここまでのギターロック然とした強いメロディの幸福な交差。どうかしてるみたいな感傷の瞬き。



7.海へ/バレーボウイズ[AM7:00]
前曲から“サイダーを片手に持ってる”繋ぎ。こっちではもう温くなっちゃってるけど。≪海へ行こう≫がこんなに愛しくて遠くなると思ってなかったな。



8.sympathy/KEYTALK[AM8:00]
この時期のKEYTALKの歌詞って結構抽象的だしリリカルでめちゃ好きだったんだよなぁ。サビをラララで埋め尽くしたくなるのも納得の清涼感。

9.初夏の日/スピッツ[AM9:00]
京都公演を延期したので振替の時に披露できるように、と制作されたってエピソードだけでも優しさ、、、となる。日差しの心地よさはアルペジオ。

10.ハッピーエンディング/東京カランコロン[AM10:00]
スッキリしたアレンジを希求し始めた名盤『東京カランコロン01』収録の軽快なナンバー。愉快に跳ねるドラムが陽気に5月の新緑を揺らしてくれる。

11.May/秦基博[AM11:00]
秦基博の歌声は季節を問わないというか、どんなシーズンをも歌ってしまえるから「May」を名付けるに相応しい歌を描ける。空の高さを感じる声だ。

12.風/チャットモンチー[12:00]
チャット史に残る名曲だと思うんだけどあんま言及されないのよな。柔らかさに磨きをかけるえっちゃんの声、どこか寂し気な詞世界もまた心地よい。

13.Squall/04 Limited Sazabys[PM1:00]
じとじとした感じの似合わないバンドなので<五月雨どうして 太陽笑えよ>とまで歌ってしまえる。突き抜けていき続けている闘争と祝祭の音楽だ。


14.五月雨/レミオロメン[PM2:00]
小林武史とバンドメソッドがギリギリと音を立ててぶつかり合うような実験作『ether』の中でも特に異彩なアレンジ。サビでそっち行く?みたいな。

15.おかしな2人/ユニコーン[PM3:00]
これ川西さんの作詞なの、いつ思い出しても笑ってしまうんだよな、、絶対に悪いことしか起こらなそうなのに、すかっとしたメロディなのも楽しい。

16.オレンジノート/ももいろクローバーZ[PM4:00]
<5月の風が差し込む/週末にだけ君に会えるよ>というラインだけでももクロを言い当ててる強烈な名曲。現場でしか起こらない熱情がこもっている。

17.五月の海/くるり[PM5:00]
『NIKKI』時代の曲にはカラッとしたアコギがつきもの。どこかまだ人気もまばらな海を軽やかにステップを踏みながら歩きたい。

18.ふわりのこと/ねごと [PM6:00]
グルーヴとともに情景が折り重なっていく、、丁寧な暮らしの丁寧な感情はいつだって大事にしたい。<思い出して左目が熱い>という気持ちだけは。

19.風待ち/GRAPEVINE [PM7:00]
<夏の感じがしました>ってすごいラインだ。誰も知ってるあの感じ、っていうのを確かに思い浮かべてきゅっとなる。遠い日のこととかも含めて。



20.fruits/iri[PM8:00]
2000年代の半ばには見えてなかったR&Bの魅力は完全にiriのおかげで払拭された。徐々に頭角を現してきた時期の1曲。チルなムードで夜に溶け込む。

21.五月雨/崎山蒼志[PM9:00]
まさにタイトル通り、突然の大雨かのように降り注ぐアコギの調べ。不安定な歌声、這うように耳にこびりつく歌、完全に新世界が開いたような気分。

22.ちがうの/私立恵比寿中学[PM10:00]
ビッケブランカのペンによる、別れの質感が漂うセンチメンタルポップス。完全に村下孝蔵「初恋」オマージュなBメロを踏まえるとより一層泣ける。


23.ランブル/GOING UNDER GROUND[11:00]
美しい曲。繊細に組み立てられたサウンドの縫い目をそっと進行していく抜群の歌。<今日が世界だった>なんて思える日が1度でもあるならば、と願うばかり。


24.クロノスタシス/きのこ帝国[0:00]
今でこそ佐藤千亜妃がソウルめいた声を聴かせることも珍しくなかったが、当時のシティポップ隆盛ともリンクするこの歌は驚きに満ちていた。




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