見出し画像

僕らのAI論(森川幸人・他)

AIに人間のような”こころ”は宿るのか。
あなたは、どのようにおもいますか?


本書は、AI専門家・こころの専門家・言葉の専門家など、各界の第一人者が考えるAI論を通して、AIと”こころ”の関係性を考察する一冊。


AIの現在地とこれからどこに向かうのか。
各界の専門家がいま何を考えているのかを一気に学べます。


いかに、人間世界に溶けさせるか
このような表現が、複数の専門家から出ているのが印象的です。


つまり、AIが人間(社会)に溶け込んでいく存在になっていくのか。
それとも、AIが人間(社会)と独立した存在になっていくのか。


その分岐点にこれから差し掛かるのかな。
素人目には、そのような空気感を感じ取りました。


さらに、
◎日本をはじめた東洋のほうが、AIと相性がいい
◎Google HomeやAmazo Echoなどのスマートスピーカーが無機質な箱の形をしているのは西洋的哲学の影響


このように、テクノロジー・哲学・精神学などをいっぺんに学べる教養的な側面も高い一冊です。
総じて、知的好奇心をとっても刺激されます。


AIは、すでに日常の中に普通に存在しています。
そして、これからますますわたし達の生活に影響を及ぼしてきます。


たとえ専門家でなくても、AIに対する自分なりの意見を持つことは大切になっていきます。

そのためにも、各界の第一人者それぞれの視点を学べる本書は、刺激になるとおもいます。


ビジネスの観点からみると、三宅陽一郎氏の章が、参考になりました。


▼つづきを読む

https://sharedoku.com/archives/19042

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?