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【趣味を仕事に】作曲を仕事にするために最低限必要な3つのこと

※この記事では、読みやすくするため作曲+編曲のことをまとめて「作曲」と記載しています


音楽を好きな方や音楽活動をしている方であれば、誰しもそれを仕事にしたいと夢見たことがあるでしょう。

僕もその一人でした。
今は有難いことにフリーランス作曲家として生計を立てることができていますが、作曲を仕事にする前は何をどうすれば仕事にできるのか分からず、悩んだものでした。

この記事では、フリーランス作曲家になった今の僕が、これから作曲を仕事にしたい方に向けて、最低限必要なことはこれ!と思うことを3つ紹介します。


①最低限のクオリティで曲を作れること

これが一番大事です。
口で言うと一言で済んでしまいますが、決して簡単なことではありません。

  • 高品質なソフト音源やプラグインを複数購入し、それらを使いこなせるようにならなければいけない

  • 何十曲も作って"良い曲"を作れるようにならなければいけない

  • ミックス・マスタリングの知識やデータの取り扱い(wav/mid・ステレオ/モノラル・Hz/bit等)の知識も必要

  • 作詞も出来るに越したことはない

  • ある程度のセンスも必要かもしれない

作曲家は競合が多いため、値段は安いけど良い曲は作れない、良い曲は作れるけど音質が悪い、といったレベルではお客さんの獲得は難しいでしょう。

どのくらいのレベルに達していれば良いのかは↓の記事で紹介しておりますので、興味のある方はこちらをお読みください。

②要望に合わせて曲を作れること

自分の得意なフィールド(ジャンル・楽器・雰囲気等)で作曲できるようになったら、次はそうでないフィールドで出来るようにならなければいけません。

何故なら、自分の得意なフィールドだけでお客さんを十分獲得し、淘汰されることなく事業を継続できるとは限らないからです。

例えば僕は自分が得意な「かっこいい曲」専門の作曲家であることを売り出しているつもりなのですが、それでも結構な割合でそうでない曲の制作ご依頼を頂きます。
そうなったときに断ることは簡単ですが、それでは十分な数のお客さんを獲得できないかもしれませんし、自分自身の成長もありません。

自分の強みを持っている必要はありますが、そうでないフィールドでも作曲できるようになっておくに越したことはありません。

例えば、僕がお客様から頂くご要望はこんな感じです。

  • 〇〇(アーティスト名)っぽい

  • 明るい

  • 暗い

  • かっこいい

  • 可愛い

  • エモい

  • オシャレ

  • ポップ

  • ロック

  • メタル

  • エレクトロ

  • アイドル系

  • バンド系

  • 歌メロ(お客様の鼻歌)を編曲

  • 歌メロ(ご用意いただいたMIDI)を編曲

  • 歌詞から作編曲

  • 7日以内に納品

↑を参考に、色んな曲を作れるように試行錯誤してみてください!

③お客さんを継続的に獲得できること

これが最大の難関と感じられるかもしれませんが、プロクオリティの曲を作れるようになっているのであれば、そこまで難しいことではないと思っています。
ざっくりではありますが、お客さん獲得のためにやるべきことを紹介していきます。

※僕の実体験を基にした一例です。これ以外にも作曲家の形は沢山あると思いますので、あくまでも参考程度に考えていただけますと幸いです。

Ⅰ.作った曲をYoutubeにアップする

いくら口で「良い曲作ります!」と言ってもお客さんには響きませんので、まずは名刺の代わりとなる曲を公開しましょう。

その際、ボカロ曲のようなリリックビデオで構いませんので、必ずきちんとしたMVも用意しましょう。
拾い画像を貼り付けただけのようなものはNGです。
せっかくの名曲が台無しです。
人間は聴覚的情報よりも視覚的情報に敏感です。

公開後ですが、チャンネル登録者数や再生数は気にしなくて構いません。
極端な話、曲さえ良ければ登録者0人、0回再生でも何とかなります。
ちなみにお恥ずかしながら、当時の僕のYoutubeチャンネル登録者数は100人程度、チャンネル全体の再生数は1000回程度でしたが、これでもお客さんは十分来てくれました。

とはいえ数字は多いほど見栄えが良いので、渾身の自信作をなるべく沢山投稿するのがベターだとは思います。
最低でも5曲はあるといいですね。

(詳細は割愛しますが、広告を出して一時的に再生数を伸ばしたり、怪しい業者からチャンネル登録者数を購入したりすることはオススメしません。正攻法で数字を伸ばすか、無理なら伸ばすことは一旦諦めましょう)

Ⅱ.露出を増やす

並行して、人の目に触れる機会を増やしましょう。

X等のSNSアカウントを作成して運用するのは必須です。
その際、詳細は割愛しますが、音楽とは関係ないアカウントを音楽用アカウントに転身させるのはやめましょう。
既に音楽系のアカウントがある場合はそちらをそのままお使いいただいて構いませんが、無い場合は必ず新規でアカウントを作成しましょう。

ここからはご自身のスタイルによりますが、必要であればココナラやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサービスに登録したり、ホームページや名刺を作って配って歩いたりしましょう。

ちなみに僕はXとココナラに登録し、更に昔やっていたバンド仲間のライブを観にライブハウスに赴き、そこで仲良くなった方に名刺を渡すようにしていました。
リアルからの集客は難しかったですが、ココナラでは登録後1日で1社目のお客様を獲得することが出来ました。
今ではホームページやXでも多数お問い合わせを頂くことができています。

Ⅲ.最高のサービスを提供する

一人目のお客さんを獲得できたら、採算度外視で出来る限りのおもてなしをしましょう。
連絡のスピード・丁寧さ、曲のクオリティ、アフターサービスetc…
思いつく限りのことはしましょう。

良いサービスを提供すればそのお客さんがリピーターになってくれるかもしれませんし、他のお客さんを紹介してくれるかもしれません。

丹精込めて作った曲が公開されれば、あなたの輝かしい実績になります。
そうすれば、あなたがよりお客さんの目に留まりやすくなります。


いかがでしたでしょうか。
参考になりましたら幸いです。
また次の記事でお会いしましょう。

▼宜しければこちらもお読みください


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