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"カタバーシス" キリストの誕生を祝う9つのビザンティン聖歌

キリストの誕生を物語る"カタバーシス"という9つのビザンティン聖歌。このビザンティン譜はその第一話目の歌詞とメロディーを記した楽譜。


「キリストが生まれた。彼を褒め称えよ。
キリストが天から下ってやってきた...」と続く。


"カタバーシス"という言葉の語源は明らかにヘブライ語からのもので、ギリシア語を通り、それがやがてはアラビア語にも伝わっていく。


9つのうちの3つの聖歌のテキストと譜面を読んで練習するというのが今週の課題。うう、がんばるぞ...w💦


正教会のクリスマスはよく知られた12月25日ではなく、1月7日。キリストの誕生はもともとこの日に祝われていたのが、後にローマ側が太陽信仰と結びつけて誕生の日を変えて12月25日となった。


では1月7(6)日はと言うと、カトリックでは"公現祭"という形で記念日として残された。
救世主の誕生の知らせを受けて「東方からの三博士」がベツレヘムまで訪ねてきた、という日であり、この博士とは占星術師だったという。

3つの贈り物の「乳香」(フランキンセンス)、「没薬」(ミルラ)、「黄金」と、3つのうちの2つが「香り」だった、というのも興味深い。

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