Shibuya Goki

Webディレクター/フロントエンドエンジニア

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マガジン

  • マーケティングトレース部

    • 6本

    ブランディングテクノロジーのマーケティングトレース部メンバーで行った #みんなのマーケティングトレース をまとめます。

最近の記事

パセラの「歌わないプラン」から考えるニーズの変化

最近、妻が子供(0歳児)を連れてよくパセラで「ママ会」を開いてて、話を聞いてみたら色々と面白かったので。今回は大人気の歌わないプランがあるカラオケパセラのマーケティングトレースをしてみました。 カラオケ市場そもそもカラオケ市場がどういう状況か簡単に調べる。 ・市場規模に関しては横ばい(1,800億前後) ・施設数に関しても横ばい(10,000施設前後) ・出生数の低下に伴い、若年層の数が低下し、35歳以上が増加 都内の繁華街なら少し歩くと、カラオケを見つけることが出来ま

    • ランディングページ(LP)制作の考え方

      おそらく営業、ディレクター向けのnote。ベースになる考え方はLPに限らず、全てのWeb制作に言える事かなと思います。ターゲット選定 ⇒ ニーズの視覚・言語化 ⇒ 効果検証。実際にクライアントにどういったロジックで制作を進めていくべきか、説明する際の資料、ワイヤーへの落とし込みをnoteに言語化しました。 大切にしたい3つの視点 ※提案時に実際使用している資料 明確にターゲット像を定める toB、toC、業種・サービスによってそのセグメントは異なりますが、性別、年齢、性

      • 草津温泉の復活から考えるVI(ビジュアル・アイデンティティ)の重要性

        マーケティング筋?を維持する為に、先日カンブリア宮殿で放送された「草津温泉」の戦略から感じた気づきについて書いていこうと思います。 【今回のキーワード】 シャンパンタワー作戦(戦略) 最も重要な場所に重点的に投資、その後時間をかけて周辺を潤す 旅館営業、施設数は減少傾向 直近10年では1万店舗の減少。草津温泉周辺の旅館は約170店舗なので、全体で見ると緩やかに見えますが、相当減少してきている事が分かります。 これは10年前の草津温泉も例外ではなく、かなり閑散としてい

        • 錦見鋳造-マーケティングトレース

          錦見鋳造株式会社は三重県の鋳造会社。 主力商品の魔法のフライパンは、納品まで約3年かかる程の大人気商品。(ネット上では転売が相次いでるそうです…) 魔法のフライパンとは他のフライパンに比べ、熱伝導率が驚くほど高く、食材の表面を短時間で焼く事が出来る為、食材の旨味を逃がさない。外はカリカリ、中はフワフワを簡単に再現出来る魔法のフライパン。 最近、電子レンジを見に家電量販店に行ってみて、色々感じる事もあったので、今回はカンブリア宮殿を参考に錦見鋳造をマーケティング分析していき

        パセラの「歌わないプラン」から考えるニーズの変化

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        • マーケティングトレース部
          6本

        記事

          アウトソーシングが伝言ゲームにならない為に

          クライアントからご発注いただいたWEBサイトやプロダクトを外部委託する際、元請けである自社はその浮いたリソースで新たなバリューを生み出せないと、それは只の伝言ゲームになってしまう。 空いたリソースで何もせずに、ただの伝言ゲーム 空いたリソースで品質向上、新たな価値を生む 持ちたい視点、スキル ・自分達が間に入る上でのメリットを最大化する ・品質を協議出来るスキル、知識を身につける(UX、コード・システムの保守性などの良し悪しを見極める) ・互いの為にも外注先の仕事

          アウトソーシングが伝言ゲームにならない為に

          組織が「らしさ」を失うとき

          結果を優先しすぎて、プロセスを大事に出来なかった時に。 組織は「らしさ」を失うと思います。 今回はNBAとラーメン店を通して、企業ブランディング、ユーザー体験について書いていきます。 先日、Sanantonio Spurs(SAS)に2011年に入団以来、これまでずっとチームを牽引し続けたカワイ・レナード選手がToronto Raptorsに移籍が決まりました。トレードの相手は、こちらもずっとチーム2009年の入団以来、ラプターズの顔であるデマー・デローザン。 カワイ・

          組織が「らしさ」を失うとき

          八幡屋磯五郎-マーケティングトレース-

          本日のマーケティングトレースは長野県の七味唐辛子メーカー、八幡屋磯五郎。「変わらない」と思われる為に、あえて「変わる」フレキシブル経営の分析をしていきます。 ※カンブリア宮殿の放送を元に分析していきます 4P分析 特筆すべきフレキシブルなポイントは2点 ①化粧品やスイーツ(唐辛子アイス)など今までにない領域の商品への挑戦 ②店舗特注の七味唐辛子を製造 2点目の店舗特注の七味唐辛子の製造依頼が来るのは、やはり自社で栽培している高品質な唐辛子で多くの支持を集めているとい

          八幡屋磯五郎-マーケティングトレース-

          ノイズと滞在時間の関係性

          あまりヘッドフォンにこだわったりするタイプではないけど。気に入っているアーティストの曲でも音質が悪かったり、ミックスが滅茶苦茶だと、気分が乗らずに長く聴くことが出来ない。 反対にあまり知らないアーティストの曲を長く聴いてると、これはいいなと新たな発見をする事もある。 同じような事はWEBサイトでも起きていると思う。 あらかじめ興味のあるコンテンツの場合 初めはモチベーションは高いが、何らかのノイズを感じた時に徐々にそのモチベーションは下がって結果離脱していく可能性

          ノイズと滞在時間の関係性

          ユーザー視点を取り戻す為にした事

          一見簡単なようで難しいユーザー視点。どんなにユーザー視点を意識してはいても、制作を進めていく過程や運用のフェーズに入ると、どうしてもその視点を失いがちになる。 今回はユーザー視点を取り戻すキッカケになった事を書いていきます。 設計段階までは順調(のように感じる)WEBサイト構築の場合、まずはユーザーを見据えたマーケティング分析を行い、クライアントと共通認識を持った上で、ユーザーのニーズを汲み取ったWEBサイトを構築していく。 当たり前だが、クライアント含めこのプロジェクト

          ユーザー視点を取り戻す為にした事

          「新しくしない」という選択

          今回はWEBサイトの運用(制作面)について書いていきます。 現在まで中小企業のサイトを中心に新旧問わず沢山のサイトの運用させていただきましたが、今回は特に古いサイトの運用を通した気付きを書いていきます。 サイトの運用はクライアント様のご予算の都合もあり、積極的にリニューアルせずにそのまま古い状態で運用する場合が多々あります。中には10数年以上前にリリースされているCMS、tableコーディング、グラーデションを多用したデザインなど… そういったサイトの運用、修正を行う場合

          「新しくしない」という選択

          デザインの数値化に伴うリスク

          Google Analyticsに始まり様々な分析ツールを元に行うサイト施策や、数値を根拠に持つマーケティング戦略などが広がり。主観や闇雲にではなく、根拠のあるサイト制作や、サービス開発が増えた。 ただ数値だけを信じて、その物の良し悪しを判断し続けるのは少なからずリスクが伴うかもしれないなと最近思う。 数値・直感に基づくデザインの違い 数値に基づくデザイン 「共感」を与えて、一定の成果を生む。 直感に基づくデザイン 「発見」を生むが、失敗のリスクが高い。 一見、リス

          デザインの数値化に伴うリスク

          インクルーシブコーディング-多用なニーズに応えるWEBサイトとは-

          インクルーシブデザイン インクルーシブデザインとは、高齢者、障がい者、外国人など、従来、デザインプロセスから除外されてきた多様な人々を、デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法 引用元 : http://i-d-sol.com/inclusivedesign/ インクルーシブデザインという言葉を知ったのは、サイト制作のディレクションを担当させていただいた案件で「ユニバーサルデザインを意識して欲しい」とオーダーをいただいた事がキッカケでした。 ちょうどその頃、会

          インクルーシブコーディング-多用なニーズに応えるWEBサイトとは-

          相澤病院-マーケティングトレース

          本日のマーケティングトレースは救急医療の相澤病院。 なぜ「救急医療」に特化出来るのか、断らない診療の仕組みについてまとめていきます。後半ではWebサイト制作/運用の現場で起きる「即対応」との向き合い方についても書いていきます。違った業種でも起こり得るお話。 PEST分析 患者のたらい回しを防ぐ、相澤病院の仕組み 相澤医院の特徴救急医の一時受け後、各診療科の専門医が24時間体制で対応。病状の緊急度により優先順位をつけ(トリアージという仕組み)軽度な患者も疎かにせず、システ

          相澤病院-マーケティングトレース

          フランチャイズビルダーと企業ブランディング

          カタカナの多いタイトルですが、スポーツチームと企業は似ている。というお話です。NBAはプレーオフが大詰めなので、これをnoteに書きたかった! フランチャイズビルダーとは スポーツ用語で長期にわたって同一のチームの第一線で活動し続ける選手を指す。狭義では入団から引退まで同一のチームで活躍する選手。 スポーツチームもビジネスなので、必ずしも選手の意思が尊重されるわけではない為、ある意味チーム側が意図しないと作り出せない存在。 それはスパーズのカワイ・レナードのような

          フランチャイズビルダーと企業ブランディング

          高倉町珈琲-マーケティングトレース

          今回はすかいらーくの創業者の1人、横川竟 会長が展開している喫茶店「高倉町珈琲」をマーケティングトレースしていきます。 パンケーキ美味しそう 4P分析 特に奇をてらったり、最新のビジネスを実践している訳ではなく。「商売の基本」とおっしゃっていたお客様目線を徹底して細部にまで反映していました。 徹底的なお客様目線会長自ら、店舗に出向き、お客様の導線確認。細かい指導。新商品開発時に「会長の意見」=「お客様の意見」とコメントしていたように、日々常に顧客視点で物事を考えている

          高倉町珈琲-マーケティングトレース

          サラダチキンのアマタケ-マーケティングトレース

          今回のトレースはサラダチキンで有名なアマタケです。現在、日本では肉の中で一番、鶏肉が食べられているそうです。 たしかに…自分もよく食べてるかも。 早速、マーケティングトレース(筋トレ)していきます。 まずは岩手の鶏肉メーカー「アマタケ」のアイデンティティーがどうやって確立されたかを紐解く為に、時代分析をしていきます。 先代から続く3つの「挑戦」1つ目の挑戦は消費者の健康を思い、無薬飼育するという健康への挑戦。岩手県という自然に恵まれた立地をいかし成功させる。 2つ目

          サラダチキンのアマタケ-マーケティングトレース