見出し画像

東近江のリアルを体験しよう!ツアー①

しがレポは、滋賀県各地の“くらし”と“仕事” を取材する移住体験プランです。地元愛と人脈に深い、地域コーディネーターがご案内!普通の観光では体験できない密度で、地域の魅力に出会えます。地元の人たちと囲む食事会が地域になじむカギ。
写真を撮るのが好きな人、文章を書くのが好きな人田舎暮らしに興味がある人に来てもらった、おためしステイのレポートです。

しがレポの詳細はこちらより

東近江で暮らす人の生活をリアルで見たかった

移住しようと思っているところがどのような地域で、どのような人たちが暮らしているのかということを自分の目で見てみたいと思い、参加しました。
また、その土地で暮らす人たちが、どのようなことを職業にしているのかが知って、自分の今後のキャリアプランを考えたいという思いもありました。

地域で生き生きと働く人の姿を見て

NPO法人愛のまちエコ倶楽部さんの事業説明を聞き、生産工場を見学させていただいたのが最も印象に残りました。

画像1

「菜の花エコプロジェクト」という愛東地域で行われているプロジェクトで、菜の花からはじまり、そこから取れるなたね油を生産、その廃油を回収して石けんや燃料として再利用、その燃料を使った農作機械で農作物を栽培する、というサイクルの、地域内資源循環モデルについての説明を伺いました。地域の土地を生かしているという点と、それが資源循環型の環境にも配慮した取り組みであるという点に非常に共感を持ちました。

この取り組みは1998年から行われているということで、かなり前から地域の方とともに地域の自立を目指した活動に従事されてきたということでしたが、このような素晴らしい取り組みをされているということを今まで全く知らなかったので、とても印象に残りました。

また、その取り組みに従事されている方が、それぞれ異なる業界で仕事をされてきて、様々なバックグラウンドを持ち、県外から来た方も多いということで、地元の人だけでなく県外の人も、また、専門の方だけでなく様々な分野の方が皆で協力して取り組んでいる事業であるという点も、とても印象的でした。

人と人との温かい繋がりを目の当たりにした

今回「働く」という観点で見学させていただいたのは、蔵ルロンカさんでの八香一味作り体験、ファブリカ村での染め色体験と北川陽子さんのお話、NPO法人愛のまちエコ倶楽部さんの企業見学と古民家だれんちの事業説明でしたが、これらの体験で共通して感じたことは、「自分がやりたいことを実現して地域に貢献する」という点です。

お話を伺った皆様が、それぞれに自分の信念を持って仕事に従事されている姿が印象的で、その自分がやりたいこと・実現したいことが、最終的に地域のために繋がっているという点が、とても魅力的な働き方だなと思いました。

また、お話を伺った皆様それぞれが別の分野であることから、地域のためにできることとしての関わり方にも、様々なアプローチの仕方があるのだということも感じました。

画像2

今回見学させていただいたのは滋賀の中でも東近江の地域でしたが、「働く」ことで実現したいことがある、地域に貢献したいという気持ちがある、人と人との繋がりを大切にしたい、そういった気持ちがある人にとって、同様の志を持った方々が活躍されている東近江地域は、とても魅力的な場所なのではないかと思いました。

生活する中で大切にしておきたいこと

人と人との繋がりを大切にしている人たちがいることが、滋賀で暮らす魅力だと思います。今回のしがレポで、自分のやりたいことの実現と地域のために精力的に活動している方々のお話を伺う機会を設けていただきました。

画像3

自分の意思をしっかりと持ち、それに向けて行動する実行力のある方々と、また、そういった人同士を「繋げる」ということを積極的に行なっている方の存在も教えていただき、交流する機会も設けていただきました。人との繋がりは地域の中だけでなく、地域を超えた繋がりや、また、新しく移住をしようとしている私たちに対しても、抵抗感なく、むしろ歓迎してお話を聞いてくださったのがとても印象的で、嬉しく感じるとともに、これから移住をしようとしている土地に、そういった人との繋がりを大切にしている方がいらっしゃるということを知ることができ、移住への不安感が和らぎました。

暮らしにおいて、人との繋がりは切り離せないものであると思うので、そういった繋がりを大切にしている方々がいるということは、滋賀で暮らすことのとても魅力的な一面だと思います。

自分がチャレンジしたいことができるのか

東近江市という地域の、歴史的な背景、地区ごとの特徴、産業、といったところから、実際の生活での楽しいところや不便なところまで、様々なお話をコーディネーターの方から伺うことができました。また、自分の今後のキャリアプランについても相談にのっていただき、改めて働き方について考えるきっかけをいただきました。


地域のことを知り、地域の特徴や実情をしっかり把握し、その上で地域のために親身に活動されている方々がいるということを知り、地域のために働くことの大切さややりがいについて気付かされました。


自分のやりたいことを通じて地域に貢献できれば良いなという漠然とした思いを抱いていましたが、今回のしがレポでの交流を通じて、その思いが強くなりました。

気持ちが和らぐ東近江の自然

琵琶湖というシンボル的な湖の存在もあり、周囲を山々に囲まれ、その中にひらけた土地が広がる、という地形的な面でも、都会の高層ビルが立ち並ぶ環境とは違い、景色を眺めているだけで開放的な気持ちになれる場所でした。

もちろん高層ビルはなく、都会と比較すると娯楽施設等も少ない面もありますが、その分自然環境が豊かで、スーパーマーケットや飲食店のあるような生活に便利な地域から少し行くと自然豊かな地域が広がり、生活地域と自然豊かな地域とが程よい距離で存在しているところが魅力的だなと思いました。県内だけでなく、電車を使えば京都方面などにも行きやすく、車を使えば周囲の他県へもアクセスしやすく、新幹線を使えば東京にも2時間ほどで行けるので、関東から移住するにあたっては、そういった立地も良いなと思いました。

また、土地や立地だけでなく、今回のしがレポを通じて人と人との繋がりを大切にされている方々に触れた中で感じたのは、滋賀の皆さんの人柄がとても良いということで、それも大きな魅力の一つではないかと思います。

魅力あふれる人や自然が集う街、東近江

観光だけでなく働くということに焦点を当てた体験のプランを設けていただいたのがとても良かったです。移住を考えるにあたって、移住した先での仕事は一番初めに悩むところであり、移住先で今後どのように働いていくべきか、という点についても、悩みの一つでした。

今回、しがレポを通じて、自分のやりたいことや実現したいことに向かって精力的に活動されている方々と交流させていただくことができ、仕事の一部を見学させていただくこともでき、自分自身が今後どのように働いていこうかということを考えるきっかけになりました。 景色の良い場所や観光スポットも案内していただき、そういった良いところも見ることができたのと、それ以外にも移動の道中でコーディネーターさんたちと会話をしながら色々なところを回れたのがとても良かったです。

しがレポ自体もそうですが、しがレポを通じてお会いした方々も、人と人とを繋げることをとても大切にしている方が多く、こういった人同士の繋がりというのは、実際に訪れてみないと実感できるものではないなと感じました。ただ滋賀に行って現地の様子を見てくるだけであれば、個人的に現地を訪れるだけでも良いかもしれませんが、それだけでは得られないような、地元の人同士の繋がりを見ることができ、またその空気感を味わうことができたのは、地元の人と繋がりのあるコーディネーターさんに案内していただけたからこそだと思います。

行きたいところがあればリクエストすることでプランに組み込んで頂けたりもして、柔軟に対応していただける点も良いなと思いました。私はこのプランに参加する前と後で、滋賀に対するイメージがガラッと変わりましたし、移住に対する不安感がとても和らいだので、参加してとても良かったなと思います。

参加したことで、イメージが良い方に変わることもあれば、悪い方に変わることもあるかとは思いますが、移住先を迷われている方は、自分の中でのイメージのギャップを無くすためにも、現地の深い部分にさらに足を踏み入れることができるこういったツアーに参加してみるのはとても良いと思います。
(30代・女性)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?