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続かない原因と、続けるしくみ

習慣って、何だ?


なぜだ?
毎日歯磨きはできるのに、英語学習など何かを頑張ろうとすると、とたんに続かなくなってしまうのか?

あの時のモチベーション、どこに消えた?
あの時のやる気が続いていたら、今頃英語ペラペラだったはずだ。
あの時のテキストはどこに行った⁉︎
あの時の情熱はどこに行った⁉︎

「とにかく努力を習慣化して続けること。それが成功への階段だ。」

名言ぽいが、薄い。
そんなことは誰でも分かっているわけで…

結局、どうすれば続けられるのか?
そこのとこを手っ取り早く知りたい。

習慣にすれば、毎日続けられる。
習慣にしさえすれば。

それで?習慣って?
どうしたら習慣化されるのか?

なぜ毎日歯磨きをする習慣は身に付いたのか?

歯磨きみたいに学習を習慣にできないものか?


習慣って、何だ?


習慣とは何かを知り、今では毎日学習時間を確保する社会人になりました。
「習慣を知ってコントロールする」
この考えに到達した経緯と、習慣とは何かを記事にしました。
読んで参考にしていただければ幸いです。


あれもこれも続かなかった


理想を掲げ、志し、あれこれ買い揃え、始めてはみたものの…
結局続かなかったなぁ…

思い返すとそんなことばかり。

振り返ってみる。

・カメラ
「カメラが趣味ってちょっとあこがれるよなぁ。
思い出を残すこともできるし。
突きつめると奥が深くて楽しそうだし。
もしかしてすごい才能があって、コンクールとかに入選しちゃったりなんかしたりして!?」

まだデジカメが主流ではない学生時代。
フィルム式のAF一眼レフカメラを、なけなしのバイト代で購入。
嬉しくて友人を撮る。風景を撮る。とにかく撮る。
~3ヶ月後~
友人「あれ~しげちゃん、最近カメラ持ち歩かないねぇ?(半笑い)」
私「あ~、フィルム代とか結構かかっちゃて。ちょっと休止中」
……今も休止中…


・中国語会話
「中国語を話す人って英語を話す人より多いらしい!
 スクールの先生も美人らしいし、いっちょ行ってみるかな。
 仕事でもたまに中国人と接する機会もあるし!
 スクールの先生も美人らしいし!
 中国語は漢字だから英語よりも習得早いんじゃないかな?
 スクールの先生もどうやら美人らしいし!」

軽くて前向きな気持ちで仕事終わりの中国語スクールに登録。

〜スクールスタート〜
ピンインって発音難しいなー。
でもやりがい有る!中国人や先生と中国語でガッツリ会話したいな。

〜スクール3ヶ月目〜
先生交代…

〜スクール6ヶ月目〜
仕事が忙しくなって、残業増。
時間のやりくりで何とかスクールには参加。
なのに追い討ちをかけるように、仕事内容が変わる。
中国人との接点が無くなる。
「あれ、自分なんで、中国語習ってるんだっけ?」

〜退会手続き〜


・ストレッチ
「身体、固ったいけど、きっと柔らかいに越したことはないんだろうな。
そうだ!こないだテレビでやってたあのストレッチ、毎日続けてたら身体、柔らかくなるだろうな!
5分くらいしかかからないし。1日24時間のうちの5分。余裕っしょ!」

〜3日後〜
奥様「アレ?今日ストレッチしてなくない?」
私「あー、なんか太もものうら、「ピキっ」ていったからさぁ。
 大事とってる…」

とっくに太もものうらは治っているが、身体は固いまま。


・整理、整頓
「あのイチロー選手、ものすごく道具を大事に、キレイに片付けるらしい。
 そうそう!一流っていうのは整理整頓も一流なんだよ!
 それに比べて自分のデスク…三流だな…
 よぉし!デスク周りだけでもイチロー並みになるぞ!」
〜1ヶ月後〜
「あれ〜あの本どこ行ったー?」
「あれ〜あのファイル、どこ保存したっけー?片付けなきゃな〜」

三流にすらなれないのか…


継続失敗事例、挙げれば”キリがない” 。

共感はしていただけていると思います。


脳の本能は「楽(らく)したい」

ギモンに思うのは、
なぜ「続く習慣」と「続かない習慣」があるのか?
ということ。

chatGPTくんに尋ねると、こう答えられました。

『「続く習慣」と「続かない習慣」があるのは、人間の脳が習慣を作り出す仕組みによるものです。脳は、ある行動を繰り返すことで、その行動を自動的に行うようにプログラムされます。これが習慣化された行動です。習慣は、脳が省エネルギー的に行動するための方法であり、脳は常にエネルギーを節約しようとします。習慣を作り出すためには、まず最初にその行動を繰り返す必要があります。一定期間継続することで、脳はその行動を習慣化するようにプログラムされます。ただし、習慣を続けることが難しい場合もあります。たとえば、その行動が難しい、面倒くさい、やる気が出ない、環境の変化やストレスなどの要因も、習慣を続けることを困難にすることがあります。』

chatGPTから。一部省略

ほう。つまりこういうこと?
習慣とは、脳が楽をしようとすることだ。」
超”楽《らく》” 好きの私、気が合いそう。

脳は楽をしたがる。ということは、
新しい取り組みが定着しなかったのは私の努力、気合い、根性、
これらが足りなかったワケではないのだ。
これは言い訳ではない。
言い訳にしか聞こえないが、言い訳ではない。
脳の本能だもん。言い訳ではない。

取り組み方が問題だった。

ヒトの脳は本能的に楽を選ぶ。それは生き物全般でもきっとそうだ。
飼っているメダカも、私が近づいても見向きもしないが、奥様が近づくとみんな寄っていく。エサ(楽)をくれるかくれないか。
それが行動を変える。
(世話を任せっぱなしで、反省の意をここで表明)

新しい取り組み習慣は、私の脳にとってキツく、続けるに耐えがたいと判断された。

言い換えると、それまでの「何もしない」という習慣を継続している。
なぜって?
「楽」だから。

それなら、脳が「楽」を感じるように行動し、続ければ良い。
そうすればその行動は習慣化されるはずだ。
これが習慣のコントロール方法だろう。

えっ、ちょっ待てよ!?

習慣をコントロール?それができるなら、
未来は、思うがままに、なるんじゃないか???!!!


習慣をコントロールする4つの要素

私のカメラ、中国語、ストレッチ、整理整頓、他にもいろいろ、
これらはなぜ、続かなかったのか?

ズボラでナマケモノで根性無しで言い訳がましいのは「脳の本能」のせいなので、それ以外の理由を考えてみることにした。

・カメラ
カメラを始めるとき、確かに私はものすごく、ワクワクしていた。
一生の趣味とし、添い遂げる覚悟もあった。
なぜやめたのか?
 →出費がかさみ、続かなかった。
なぜ出費がかさみ、続けられなくなったのか?
 →当時学生でお金がなく、機材費や現像費は痛い出費だった。
原因はお金、学生時分の私の経済的な能力だ。
つまり、その習慣を続けるだけの「能力」が私にはなかった。

・中国語
中国語は6ヶ月続いた。
今でも、もったいないと思う。
なぜ退会届を出してしまったのか?
 →やる気がなくなってしまったから。
なぜやる気をなくしたのか?
 →仕事で中国人と話せるようになりたいというモチベーションを
  業務内容変更で奪われてしまった(と感じた)ため。
原因はモチベーションの減少だ。仕事が変わると聞いたとき、
ひどくがっかりしたと記憶している。
下がってしまったモチベーションに対して、中国語学習を続けるというハードルは高すぎたのかもしれない。
(ちなみに、途中で先生は交代したが、そのあともスクールに通い続けた。
 よって、先生の交代がモチベーションの原因ではない、はずだ。)

・ストレッチ
頭では、続けたほうがいいに決まっている、と分かっている。
でもすぐにやめてしまった。
(このストレッチ習慣は思い出したように再開するが、例外なくすぐやめる。)
なぜストレッチをすぐにやめてしまったのか?
 →効果を得たくて頑張りすぎてしまい、身体に影響が出ると
  強力な「辞めるきっかけ」として作用し、簡単に継続は途切れた。
なぜ簡単にやめてしまったのか?
 →効果がすぐに見られず、ストレッチ運動に即効性はなく、
効果やありがたみを感じられなかった。
原因はやりがいのなさ。効果が見られない努力はツライ。

・整理整頓
なぜ整理整頓が続かなかったのか?
片付ける能力が無かったのか??
いーや、片付けぐらいできる。(じゃ、やれよ)

では、モチベーションが有ったのか?
これもあった。一流へ憧れは始めたモチベーションとしては自然で真っ当。やる気は今でも有る。(じゃ、やれよ!)

やりがいを感じていたか?これもYes。
整理整頓、デスク周りを片付けた後は気持ちいい。作業の効率も上がることを知っているし、上司同僚からの評価も上がる。(じゃ、やれよ!!)

では何が足りなかったのだろう?

(上記の問題の答えが分からず、3日ほど経過…)

たどり着いた答え。おそらく、きっかけだ。片付けのタイミングが決められていなかった。
このきっかけというキーワードにたどり着いた”きっかけ”は同僚との会話。
私「机の上、汚ったないねぇ~。もう少し片付けたら?」
同僚「え~、明日もこのまま作業するからいいんじゃない?」
私「え~、でも片付けたほうが効率良くなるって言うしさ~」
同僚「おまいう?」
私「・・・」

そっか。人間ていうのは、

  • モチベーションがあっても、

  • それをやる能力が備わっていても

  • やって得られるものが経験的に分かっていても

きっかけがなければ行動しない、のかもしれない。いや、きっとそうだ。

ありがとう、同僚。片付け頑張ろうね。

自分の習慣化の失敗から見えた、新しい習慣を身に付けるために必要な要素。
新しい習慣は、ヒトの脳にとって負荷。
ヒトは極力、従来の習慣を変えないように行動しようとする。

それに抗う。抗うことで、本当の自由と勝利は獲得するものだ。


以下の4つの要素を自問し、調節することで、習慣はコントロールできる。

  • やりたいことに対するその時のモチベーション

  • やりたいことに対する自分の能力

  • その行動のあとに実感できるやりがい

  • 継続したいその行動を促すきっかけ

習慣のしくみを理解して上手に付き合う。
「自分は根性がなく、な~んにも続かない…」とヒクツになって全て投げ出してしまう前に、続かない理由を上記の要素で客観的に分析してもらえたら、習慣化への一歩を踏み出してもらえるんじゃないかと思う。


優先順位をつけるならまず、モチベーション

でも、これさえあれば「習慣化できない」というすべての人の問題を、解決できるかと言われると不可能だ。

理由は、「習慣の構成品」のうちモチベーションが0(ゼロ)だと習慣化は実現しないから。

能力はゼロから育てることができる。赤ちゃんは皆、ゼロから。
やりがいは個人の捉え方次第。
きっかけは自分で作れなければ周りの誰かや、機械にアラームを任せることもできる。

しかしながら、モチベーションは内側から湧いてくるもの
「やる気スイッチON!」「〇〇の神が降りてくる」
そんな瞬間を境に、胸の内からフツフツと湧き上がるあこがれやなりたい姿を目指す気持ち。

そもそもな話、「続けたい」と思うならモチベーションは有る。

てことは、自分から「おっしゃ!いっちょやったるかっ!!」と思ったことは何でも習慣化できるってことだ。

ポイントは習慣を知り、習慣を育てること。
習慣の育て方は、まとまったらまた別のnoteで記事にしたい。


1000文字くらいでまとめようと思ったこのテーマ、気づけば4000文字を超えてしまいました。最後まで読んでいただきありがとうございます。

また習慣に関する記事を書きますので、呼んできただければ幸いです。
こんなテーマなので、私からやめるわけにはいきませんので。



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