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高坂 勝 著「減速して生きる ―ダウンシフターズ」 2011年1月21日

 おはようございます。自称「シフトする女」神垣です。

 「ダウンシフター」という言葉を

 日本語(漢字)に書きかえてみてください。

 「ダウンシフター」を日本語に書きかえると・・・
 「減速生活者」。

 今日、ご紹介する本は、このダウンシフタ―について書かれた本です。
 タイトルは「減速して生きる ―ダウンシフターズ」

 本書を読んで、真っ先に思い浮かんだ言葉が
 「足るを知る」「身の丈に合った生活」
 でした。

 「ダウン」とか「減速」とかいう言葉には
 マイナスのイメージを抱きがち。
 でも、今の世の中、
 スピードも効率も「アップ」し過ぎていたり、
 情報が「過多」「過剰」だったりしないでしょうか?

 すでに、日本社会自体が「右肩上がり」の成長期を過ぎ
 停滞・沈滞している今、

 イケイケドンドンで加速してきたわが身を振り返り
 ここらでちょっとスピードを落として
 自分の生き方を見直してみることも必要なのかもしれません。

 本書を読んで、
 「ダウン」より「シフト」という言葉の方に
 私は気持ちが動きました。

 今までの価値の軸を、別のところにシフトすることは
 少なくとも今の私に必要なのかも…と。

 家庭より仕事
 人より自分
 時間よりお金

 に今まで重心を置いてきましたが、果たしてそれでいいのか?

 負けたくない気持ち
 上を目指す思考
 先を急ぎたい性格というのは
 これからも変わりそうにありませんが

 本書を読んで
 自分の中に、別の軸に「シフトする」という 
 考えや発想が加わったのは確か。

 本の帯に「ヒマで儲からないのに6年間黒字!」とあり、
 「これよね! 目指すところは」
 と思ってしまったのも事実。

 「豊かに暮らす」ための方法論の一つを
 本書で見つけた気がします。


 高坂 勝 著「減速して生きる ―ダウンシフターズ」

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 実はこの本、私は新聞の紹介記事で知り
 興味がわいたので、すぐアマゾンで購入したのですが
 読んで夫に勧めたら、彼も同じ本をすでに持ってました。

 趣味も性格も全然違うのに
 こういう一致がたまにあると
 うれしいものです。

 (VOL.1424 2011年1月21日配信 メールマガジン あとがきより)

#金曜あとがき

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