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仕事の質を高めるために”生活と消費の質”を上げる。

仕事ってそもそも誰かに何かの価値を提供して見返りを貰うものなので、その誰かが欲しくないものを供与してもしょうがない。なので、いい物とは何か?が分かってる必要がある。
もちろん世界には多様な人たちが居るので、自分とは異なる文化や習慣の人のニーズ、とてつもなく下世話なニーズだったり不可思議に思えるニーズというのもある。それはそれで特定の世界観に目線を置いた上での欲求を高めることは必要とされるだろう。
ものづくりや研究開発じゃなくても、自分の”クライアンント”に対して良いもの、良い雰囲気、良い空間、良いレスポンスを創出(Output)するというのが仕事の質かなぁと思ってる。

不思議なのは、自分が提供してるモノやサービスを使う人・享受する人への無頓着さが明からさまな人がいる。
そもそも自分が欲しくもない(興味ない)ものを仕事にしてるコト自体が謎に感じるのだが、自分が出したアウトプットに見事に関心がない…質がわからない…という人。それって自分の仕事が「いくらで売れるか?」わからないってことだと思う。

別のNoteにも書いたんだけど、B2B(法人向け事業)、B2G(公共・行政向け事業)であっても、最後は生活者が支払う消費財の代金と税金によって賄われている。なので、結局生活者・消費者が心地よくて、支出したくなるOutput(モノじゃなくてもサービスでも)を短い時間で作り出すことが経済を成長させることになる。
自分は事務職だからとか経理だからといっても、その会社の売上の先の先には消費者がいるのだ。なので、自分が良い質の仕事をしたことが巡り巡って自分の生活を良くすること・心地よくすることになるはずだ。

※この「自分のお客は誰か?」って意識が凄い大事で、この意識がないと社会は腐敗したり、傲慢で独善的になったりする。
自分にとって素敵で、心地よい生活空間や社会を生み出すために自分は仕事をしてる(対価を得て誰かに供与させるじゃなく…自分が提供するOutputによって)と僕は考えたい。

なので、とにかく生活の感覚を磨く。心地よさを追求する。良いものを知る。良い物にお金を払う。好奇心と興味を持つ。それが自分の仕事を洗練させてゆくはずだ。

といっても生活を磨くってなんやねん?と思われると思うので、僕が実際に日常でやってるちょっとした工夫を書き出してみる。まあ…アクティブな人からしたら、なんてことないんだけど(苦笑)。これ男性としてはちょっと変わってるかもしれない…。でも不思議なことにこれで仕事の質が上がってると実感してる。そして何よりも仕事が楽しくなるというのがメリットかな。

〇自分の仕事に関係する商品は自腹で自分で選んで買う・利用する・飲食する
〇自分のクライアントの商品は必ず買って使ってみる。競合企業の商品も買ってみる。
〇部屋とか生活スタイルを色々変えてみる
〇買物をする。買ったことのない店に敢えてはいって、欲しくなるものを探す。レディス商品も買う。
〇新しいメディアやツール、デバイスは必ず使ってみる
〇色々DIYしてみる。自分で作ってみる。
〇実際に専門的な仕事をやってる人をじっと観察する。
〇見知らぬ場所・初めての場所に行ってぼーっとしてみる。
〇基本寄り道をする・裏通りにはいる。通ったことのない道を通る。
〇聞いたことない音楽ジャンルやアーチストを聞く、絵画や映像、ステージを見る。
〇本と漫画を積み上げて読む。
〇なるだけ着たことのないテイストの服・靴・鞄を買って着用する。
〇やったことのない仕事を受けてやる。
〇仕事の合間に生活や趣味の楽しみを挟み込む。