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ミニマリストに喧嘩売ってみる…マキシマリスト代表。

※タイトル画像は、本文や筆者とは とっても無関係 です(爆)

僕は最近のトレンド(?)ともいえる「ミニマリスト」の方々とは、
超アンチに見えるポジションの人間。
モノをやたら集める、情報や資料も集める、多趣味・多ジャンル、色々なモノのデザインや機能に拘る、比較吟味・検証が大好き。
大量のモノや情報を徹底して整理・分類・体型化するのが趣味でかつそれを仕事に転換して小売業のビジネスコンサルをしている…。

筆者がちょっと腑に落ちなくて、噛みつきたいポイントは、
『ミニマリスト』って何を目的に生きてるのか?というポイントだ。

恐らく、こんなことなんじゃないか?というのが僕の勝手な想像である。

ミニマリストがモノを持たない理由

①今、生きる目的が決まってる・見えている、だからモノはそのための道具でしかない。(たくさん持たなくても目的に叶えば良い)

➁その生きる目的はヒトや社会との交流・支援などにある。対象がヒトだからそれは『保有・所有』できないし、モノで何とかする方法が少ない。

かなり勝手な解釈かもしれない。
で、仮にこれが大筋合ってたとした場合、僕には次の疑問が生じる。

ヒトがどう生きるべきか、社会がどうあるべきか?
僕は60年近く生きてきても、まだ全く見えていない。死ぬまでに見えるかどうか?正直言って自信ない(涙)。
例えば介護を必要としてたり地域で孤立してるヒトたちに対して、
『直接的な支援をすること』がホントに良い事なのかわからない。
自分の息子が不登校⇒引きこもりだったので、その人たち(国内70万人)への何等かの貢献はしたいという気持ちはあるけど、その人たちにどんな社会や仕事観を提供すれば良いのか?まだわからない。

だから、人とか社会に関わる仕事や社会貢献をしようとしても、
その前に
『何が幸せなのか?』『どんな生産物や消費を生み出したら良いのか?』
それを見定めないと動けない……と考えてしまう。

『色々知りたい』という観点と『世界を征服したい』という観点。
これがマキシマリスト(そんな言葉はない?)の自分のベースにある。

この世の中の良いもの・ダメなもの・お金持ちの体験・貧乏な体験、様々な芸術や文化、理系人間発想と文系人間発想。世界中の土地や施設、全ての行政制度、宗教、政治体制と経済体制、全ての商品と商業施設……などなど。
全部知らない(体験しない)とダメでしょう?
そして、世界の行き先を考えないと……!

という発想が僕の根底にあるのだ。

だからと言って、確かにモノを所有する必要はないのかもしれない。
レンタルやシェアで良いとも思う。ただ、ミニマリストが好みそうなシンプルで、同じ仕様の汎用の製品や車や家がただ使えれば良い…というのではダメだと思う。それだとどんなに使っても、より良きモノ(サービス?)とは何か? の答えが出ない。モノには「色」が必要だと思う。
そして、
モノを買っても飾っておくだけじゃ無意味で、とにかく使って生活してみないとダメ。使ってその価値が多面的に理解できたらもう捨ててもOK!あとは自分がその価値を生み出す側に動く。

なぜそんな発想になったかと言うと恐らく『消費は善=経済活動とは消費すること』という環境の中で育ってきた世代だから……だとと思う。
仮にモノの消費という形態じゃなかったとしても、人は何らかの価値を生産・創造して、それに対してお金と言う共通対価で支払う……これが経済社会だと思ってきた。
ちなみに、下図は以前に、日本のGDPにおける民間消費支出ベースの内訳構成の現在と今後を予測してみたものだ。時代に合わせて価値のものさしは変わるけど、生み出す人が居て、消費する人がいる……という構造は資本主義社会だと変わらない。

でも、確かに今の時代、
非正規雇用、移民、貧困、差別・いじめなど……『より良い生活や豊かな生活』に満たない最低ラインの生存問題・社会問題がひしめいていいるので、僕の観点はバブルや消費天国時代に育った甘い観点だと怒られかもしれない。

でも、じゃあ人はなぜ100年も生きる必要があるのだ?
死ねなくしたのは、生活者の意向だったのか?
それは断じて違っていて、医療機関や製薬会社の経済的エゴと利益追求だ。
100億以上の人類が全員100歳まで生きていく。その生に意味があるのか?ただ生きるためだけの人生に意味があるの?雇用創出ってなんだ?
そんなことを普通に日々考える。

自分は小売業のコンサルタントとして、人の消費活動の上に乗って仕事してきたから、みんなが自分の財布からお金を出してくれる、お金を出す価値のある商品や小売業やサービス業を作るのが社会貢献だと思ってきた。
でも今は、
お金もあまり稼がず、使いもしない人たち(ミニマリスト)という人種
が増えてるという。
その人たちの100年人生の意味を知りたいと思うのだ。
(も、もしかして病院とかも行かず、原初的な人間のように、従容と運命に従って死ぬのかしら?それはそれで凄い…)

地域に移住して地に足のついた生活をするのも良い。
だけど僕たちは既に矛盾にあふれた全世界の動き方を見てしまった。その情報を得てしまった。そこに関わらないのはもう不可能だと感じる。
足場をどこかに置いたとしても、全世界を動かすにはそのキーマンと接触しなければならない。キーマンと語り合うにはその人たちのライフスタイルも知らなければ話せない。

『ミニマル』に閉じこもってしまうわけにはいかないと思ってしまう。
幅=バリエーションを持たなければ……と思う。
洋服であっても、住む家や移動の仕方であっても、仕事の仕方であっても、デジタル知識や社会通念、経済価値観であっても…。

マキシマリスト(?)の達観でした。




大吉!
7

Susumu Higuchi

株式会社シンクエージェント(https://www.think-agent.co.jp/ )というコンサルティング会社を経営。小売業に対してマーケティング、売場開発、デジタル化のを支援と指導。▶会社のNOTE:https://note.mu/thinkagent

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