志磨京平

新聞社,中央省庁,地方自治体を渡り歩いてきたビジネスパーソン。転職・異動10回。現在は…

志磨京平

新聞社,中央省庁,地方自治体を渡り歩いてきたビジネスパーソン。転職・異動10回。現在は医療事務。悩み,迷い,惑い続ける40代。三度の飯と読書(年150冊),映画(年50本),写真(年1,000枚)好き。座右の銘「健康のためなら死ねる」「悠々として急げ」「人生は恐ろしい冗談の連続」

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  • 本の部屋

    年間200冊ほど読む私が「これは!」と思った本の感想をまとめています

  • 写真の部屋

    きわめて主観的、直感的、本能的にビビッと来た写真たち。お口に合えば幸いです☺️

  • 徒然なるままに

    きっと何の役に立つこともないだろうけど、ひょっとしたら意味があるかもしれないこと。

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    年間50本ほど観る私が「これは!」と感動した映画を紹介します

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    転職・異動10回のキャリアを持つ私が、経験に基づくノウハウや洞察を紹介します

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自分の人生を生きない人生

「自分の人生を生きろ!」といわれます。 しかし、どれだけの人が、自分の人生を生きられるのでしょう? そもそも、「自分の人生を生きる」とは? 亡くなった父は、「自分の人生を生きていない人」でした(私の目には)。 仕事が嫌だと言いながら家族のため働き、絵を描きたい、海外へ行きたいと語りつつ、仕事をやめて2ヶ月後に亡くなりました。 急遽、人工呼吸器を入れることになり、会話できなくなった父が最期に何を感じ、考えていたのかはわかりません。 しかし、「自分の人生を生きられなかっ

    • 松島四大観 麗観・冨山

      • 隈研吾「建築家、走る」レビュー

        建築家は本当によく働くなあ、というのが率直な感想です。 本書で最も印象に残ったのは、著者が右手を大怪我して不自由になったが、それがかえってよかったという話。 それまで、右手がスラスラ勝手に動いて、たいして頭を使わなくても見事な図面が出来上がった。しかし、大怪我をして、そんなことができなくなったおかげで、建築の本質に骨太に向き合えるようになった、というのです。 何かを得るためには、何かを失わなけばならない。逆説的ですが、おそらくこれは真実。著者の主張は、強がりでも何でもな

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        自分の人生を生きない人生

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          睡眠負債について

          「睡眠負債」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?そう、お金と同じように睡眠にも借金、つまり負債があるのです。 好きなだけ睡眠を取っていいという実験をしたところ、はじめの数日間はたくさん眠るものの、次第に7、8時間に落ち着く結果が出たとのこと。 これは、多くの人は睡眠負債を返済するため、はじめの数日間はたくさん眠るけれど、負債を返し終わった後は必要十分な睡眠時間に落ち着くことを物語っています。 このことは、私自身の経験からも納得がいきます。 4年ほど前から、睡眠ファ

          睡眠負債について

          冨山観音堂@松島

          冨山観音堂@松島

          至福のタイ式マッサージ

          かれこれ15年以上通っている、仙台のKOPというタイ式マッサージ。もう、本当にうっとりするんです。 私は五感が人より敏感なようで、蛍光灯の光は眩しくて苦手、車の走行音も苦手、キツい香水も苦手、味付けの濃い食べ物も苦手。肌ざわりがわるい服も苦手ですが、ちゃんとしたマッサージはめちゃくちゃ大好きです。 ポイントは、「ちゃんとしたマッサージ」というところ。 これまで30店ほどアロママッサージ、台湾式マッサージ、古式マッサージなど試しましたが、「また行きたい!」とリピーターとし

          至福のタイ式マッサージ

          家出の記憶

          小6のとき、家出をしました。 といっても、2時間ほどで帰ってきたプチ家出ですが(笑)  家出のきっかけは、母に怒られたこと。宿題か何かの勉強を教えてもらっていたのですが、バカだとかなんだとか、人格否定されるようなひどい怒られ方をされて、プチン。鉛筆を叩き折り、そのまま靴だけ履いて家を飛び出しました。 冬の寒い日で、夜7時頃だったでしょうか。 友達の家は気まずい。どこか、暖かい場所はないだろうか?そうだ、小学校の校庭に半分埋まっているトラックのタイヤの中なら寒さをしのげ

          家出の記憶

          松島の朝

          松島の朝

          盗みと殺しの境界について

          物騒なタイトルですいませんが、以下は事実に基づく話です。 昔、おばさんの家が泥棒に入られました。 大変だ!ということで行ってみると、部屋のカーペットの上には生々しい土の靴跡が残っていました。そうか、泥棒は靴を脱いで入らないんだ、と妙なことに感心した記憶があります。 幸いなことに、盗まれた物はカセットテープレコーダーひとつだけ。おばさんはあまり経済的に豊かでなかったこともあって室内に金目の物はなく、あちこちに残された荒々しい靴跡が「チェッ、何もねえのかよ!」と泥棒の苛立ち

          盗みと殺しの境界について

          人はお金じゃない?お金なんて大したことない?

          人はお金じゃない。お金なんて大したことない。 と、お金がない人が言っても、あまり説得力がありません。ややもすると、貧乏人のひがみに聞こえます。お金持ちが「人はお金じゃない!お金なんて大したことない!」と言うからこそ、説得力があります。 非常に逆説的なようですが、一度手に入れた者だからこそ言える真実がある。そして、そのような境地に至った人でも、100%お金を否定することはないでしょう。やっぱりお金は大事だけれども、お金がすべてではないよ、くらいのものでしょう。 私はお金持

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          デキる人vsデキた人

          「デキる人」とは、仕事がデキるなど能力がすぐれた人。「デキた人」とは、人柄など人格がすぐれた人。 「デキる人」と「デキた人」、どちらがいいか? といった究極の二項対立は、非現実的であまり意味がないでしょう。それでもあえて、「仕事はデキるけど、人柄がわるい人」と「仕事はデキないけど、人柄がよい人」、どちらがいいかと問われれば、その人が会社の同僚か、友人か、家族かといった関係性にもよるでしょうが、「デキた人」の方が人気が高いのではないでしょうか? これはすなわち、「能力」よ

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          松島〜扇浜〜

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