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ひつじがのこと(第1章)

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【ひつじが週報】191217-191223

【ひつじが週報】191217-191223

●191217

店休日

●191218

店休日

●121919

連休明けの営業はいつも少しの心配からはじまる。この数日で世間から忘れられてたら…とまではならないが、それでもやっぱりちょっとこわい。そんな不安を消しとばすかのように早い時間にお客さんが来られたので、東京で買ってきたお土産を渡す。毎日来られてるわけじゃないのに、なぜか来店のタイミングが重なる方々がいらっしゃって、この日もそんな

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【ひつじが週報】191210-191216

【ひつじが週報】191210-191216

●191210(火)

凪営業。パネル展期間中だけ店内で『26文字のラブレター』の書籍販売をおこなっている。新刊書籍を売るのは初めてのことで、学びが多い。関西に住む友人から本を買いたいとの連絡が入る。他の書店でもネットでも今の時代であれば買う手段はいくらでもあるが、「ひつじがで」買うことに意義があるとのこと。自分も買う側で、この本はここの本屋で買いたいと思うことはあるが、それを言ってもらえる有難さ

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【ひつじが週報】191203-191209

【ひつじが週報】191203-191209

●191203(火)

とあるお客様から「誰かにプレゼントしたくなるような本はたくさんあるけど気軽に本を贈る相手がいない」との話を聞く。個人的にはわりかし気軽に本をあげる方(安易に選びがち)なのであまりピンとは来ないが、周りで聞いても本をプレゼントしたことない人の方が多かった。本を贈るときに怖いのは「すでに持ってる可能性」ぐらい。なので普段良く読書してる人へのプレゼントを選ぶ方が難しい。けどまあそ

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【雑記】『26文字のラブレター』パネル展直前譚

【雑記】『26文字のラブレター』パネル展直前譚

ひつじがで初めての出版社さんによる展示。加えてひつじがで初めての書籍販売(作家物販を除く)という初めてづくしのこの機会。こんなにも気持ちが高揚するのも稀だろうし、忘れないように前日譚を書こうと思っていたらあっという間に時間が経って、結局当日になってしまった。直前譚。

展示開催に至るまでの経緯ある日本のあるところajiroさんで開催されていた『たやすみなさい』という作品のパネル展を見に行った。えら

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【ひつじが週報】191126-191202

【ひつじが週報】191126-191202

●191126(火)

わかる人にしかわからないような、些細な遊び心を店内の何箇所かに散りばめている。一見関連がなさそうなもの同士でも、偶然一つのキーワードで結ばれることがある。そういうのが面白くて、別に押し付けるわけでもないけど、置いている。置いていると、たまにそれに気づく人がいる。この日も某K社のビール「アフターダーク」を飲みながら「グレートギャッツビー」を読まれた方がいた。ものすごくわかりや

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【ひつじが週報】191119-191125

【ひつじが週報】191119-191125

●191119(火)

60日に一度の庚申(朝まで)営業。いつもより1時間ほど長く寝て、いつもより3時間ほど長い29時閉店に備えた。夜通し営業は今回が2度目で、前回は思いつきでゲリラ開催したため結局朝まで一人店内で作業する羽目になったが(捗ったのでよかった)、今回はその反省を活かし事前に告知を行なった結果、閉店時間の29時まで一人じゃなかった。今年の庚申はこれで終わりだが、来年も気が向けば体力の許

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【第1回ひつじが文学賞結果発表】

【第1回ひつじが文学賞結果発表】

(↑ひつじが文学賞についてはこちらもご参照を)

ひつじが初の文学賞、おわりました。

募集を開始したのがもう遥か昔、3ヶ月(7/1〜9/30)に及ぶ応募期間と1ヶ月(10/1〜10/31)の投票期間もあっという間に過ぎ去って、営業終了後の店内でひっそりと開票作業も行いました。その間も(今に至るまで)多くの方が話題にあげてくださり、全国各地にいる『文学賞』の試みを面白がってくださる方とお話ができる

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【ひつじが週報】191112-191118

【ひつじが週報】191112-191118

●191112(火)

数ヶ月前にご近所(清川)でお茶屋さんを始められた方が初来店。少し前からノンアル(お茶)のことをふよふよ考えていて、このお店も調べていたので、物凄いタイミングで来られたので引き寄せの法則を体感。ノンアル関連および甘味関連の方に来て頂けるよう引き続き念を飛ばすことを密かに決意した。お話をしていると、ご近所(清川)にあるカフェ(営業前に高頻度でお邪魔してる大好きなお店)のオーナー

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【ひつじが週報】191105-191111

【ひつじが週報】191105-191111

●191105(火)
京都に住んでいた頃からお世話になっていた酒屋さんで注文した焼酎がごそっと届く。九州のお酒なのに九州で手に入らないのも寂しい話だが、関西からもすぐ届く便利な時代。序盤はまったり。この日はもともと早めに閉店する予定だったが、閉店間際に一瞬だけ満席になった。相変わらず来店ピークの時間帯は全く読めない。23時に閉店して、ご近所の方とご近所のお店を開拓してきた。「近くでもう一軒オススメ

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【ひつじが週報】191029-191104

【ひつじが週報】191029-191104

●191029(火)

開店後、某テレビ番組の取材が入った。映像媒体への出演にはずっと後ろ向きだったが、「読書週間」に関連する取材で、且つ90秒ほどしか放送しないので大丈夫とのことで了承。何が大丈夫なんだろう。普段開店直後はお客さんも少ないのでなるべく迷惑をかけないよう早めの時間にお願いしたところ、予想に反してこの日は早い時間から続々とご来店。事前に案内していなかったことを謝罪し、ロケに協力いただ

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【ひつじが日報】191024

【ひつじが日報】191024

昨日は雨の木曜日ということもあり終日まったり。

早い時間にIさんがこられたので、対面でじっくりお話をしていた。Iさんはひつじがにこられる方の中でも特段面白い方で、いつも自然と議論が始まる。この日は他にお客様もいなかったので、喋ってる内容を録音して文字起こししてはどうかという流れになり、ボイスメモの録音ボタンを押して話し始めた。

その矢先にKさんがご来店。録音停止しかけたが、Kさんに断りを入れて

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【ひつじが日報】190907

【ひつじが日報】190907

●9月1日(日)
通常営業。近くに住んでる同郷のSさんが初来店。話を聞くと、出身の小中学校が同じ。さらに聞くと、お互いの実家が隣の町内。付け加えるなら名字も同じ。つくづく世界の狭さを実感。休み前まったり営業。日中羊毛フェルト細工で油を売ってる場合じゃなかったと若干後悔。よく来てくださるYさんから色々な話を聞く。聞いた話をさも自分で学んだかのように他の方に話すのが最近のマイブーム。Yさんに限らず色ん

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【ひつじが日報】190827(店休日)

【ひつじが日報】190827(店休日)

ひつじが一回お休み。

【ひつじが日報】と銘打っている以上、お店を休んだ日のことを書くのはどうかと思うものの、日頃からほぼ私的なことばかりを書いているので、今更あれこれ考えても仕方がない。書きたいから書く。それで良い。……良いのか?

今日は昼からSさんRさんと某ビール工場見学に行ってきた。この書き出しですでに夏休みの日記みたいになりそうなので、早めに軌道修正したい。あくまで普段お酒を扱っているの

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【ひつじが日報】190825

【ひつじが日報】190825

昨日はお近くにあるアレアコーヒーさんとの共同企画で餃子とビールのイベント「亜霊亜餃子(あれあぎょうざ」を開催した。以前にbooks cyanさんとやった深夜食堂と同様に、今回も料理はお任せ。結果的にどちらも定食屋テイストになった。

メニュー。事前には餃子といくつかツマミを出すとは聞いていたものの、こんなしっかり用意されてるとは思わなかった。中でも空芯菜炒めが素晴らしい。空芯菜炒めとビールの組み合

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