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愛着形成の理解 世の中に広まれ〜

社会的にもっと愛着形成の理解が深まればと思うがそこに壁をいつも感じる。

生きづらさを抱えている方の多くに、愛着のこじれがある。

果たしてどれだけの親が、愛着の大事さを知っているのだろうか。

幼少期だけでなく生涯、いや世代をまたいで、その影響が及ぶことをいったいどのぐらいの人達が理解しているのか。

漢字ドリルも大事だけど、愛着のことや親になった後のこと、子どもの人権、お金のこと、福祉のこと、発達心理などなど、学校でもっと深く丁寧に教育してほしいなと私は思う。


日本人になぜ鬱病が多いのか、、、それは戦後、日本人は悲しみきらずに高度経済成長に突入してしまったためと、ある学者が言っていた。(あくまでこの学者の見解であり、もちろん他にも要因はある)

戦争により様々な不安や悲しみがあったはず。
そんな感情を昇華する間もなく、日本は社会を成長、発展させることに躍起になった。


甘えるな
がんばれ
耐えろ
正しくあれ
完璧であれ
みんなと同じであれ
もっと効率よく
もっと早く
もっと強く
と社会全体から抑圧をかけられ、生きてきた私の親世代。

そして、そんな親世代に育てられた私達世代。



私の場合は親世代からは、耐えることとがんばることを当たり前とする価値観をギフトされた。
休む事など教わってはいない。

そんな価値感をもってしまったものだから、子どもにも同じように要求水準が高くなっていた。

その信念や価値観で子育てすると子どもはとてもしんどい。発達特性があれば、なおさら。

私も愛着についてあまり知らずに今まで子育てしてしまったことを後悔している。
健全な愛着形成がいかに大切かを知った上で幼少期の子育てをしたかった。

間違った価値観を手放し、新しい価値観が入ってきた時、母子共に息がしやすくなった。



親がよかれと思って子育てしていても、子供のニーズとかけ離れている事が往々にしてある。

子どもはただただ抱きしめてほしい
甘えさせてほしい
そのままを受け入れてほしい
安心の中でいたい
親のペースではなく自分のペースで生きたい
安全に暮らしたい

願いはいつも素朴でシンプルだ。

今、複雑性PTSDが精神医療分野でトピックスだ。その流れで、社会的にもっと愛着形成の理解が深まればと願う。

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