見出し画像

PUBLIC PRODUCE「公共空間をつくる7つの事例」【ユウブックス】

西田司・中村真広・石榑督和・山道拓人・千葉元生 編著
四六判/256頁/2,300円+税

公共か民間かでは括れない、新しい公共的空間が続々と生まれています。
本書は、パブリックな場づくりを成功させたプロデューサーに、既存の制度を乗り越え持続する仕組みと、展開力のある実践の手法を尋ねたインタビュー集です。
インタビューを元に、プロジェクトの変遷をダイアグラムにまとめ、”多義性のあるチームづくり”、”ごちゃまぜ”、”公益性”、”バイブル”など成功を導くためのキーワードを抽出。
新進気鋭の若手建築家が、建築・都市の開かれた姿とその成立過程を探ります。

国内の「公共的空間」の成功事例にアプローチした本書.
ここでの「公共的」とは,「民間」の対立語としてのそれではなく,多くの人びとに開かれた状況を示す.
その状況・空間を支える「パブリック・プロデューサー」たちへのインタビューを通して,「何が人びとの自由なふるまいを後押しするのか」,「持続のための仕組みとは」など,公共的空間の本質に迫りつつ,今建築家に求められる役割や振る舞いを逆照射することも試みる.
何度も言及される「ごちゃまぜ」というキーワードに,既存の建築計画や制度を越えていくことの重要性が現れている.(kn)


出版社のウェブサイトはこちら

Amazonはこちら


掲載号はこちら


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?