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読書感想

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読んだ本が印象的だったら書くと思います。なるべく配慮したいんですがネタバレめちゃくちゃします。
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【雑記】最近報告230216

【雑記】最近報告230216

木曜日です。

■雑記
・仕事忙しい
 ほんまに仕事忙しい…忙しいけどやりたいこととかひとと遊びたいとかあるいっぱい

・Twitterのロック
 ロックっていうか電話番号で弾かれてる
 普通に困る……助けて〜!

■最近見た映画など
・映画見れてないかも
 水星の魔女 2話
 これリアタイでうっすら見た記憶ある

・WIREDの動画
 これためになるね〜…おもろい

■読んだ本
・火喰鳥を、喰う

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【雑記】最近報告0224

【雑記】最近報告0224

木曜日です。二月もう後半なの怖すぎる。
テンションがあまりにも乗らずに文章が書けないぜ・・・

■読んだ本

・カルチェ・ラタン 佐藤賢一
 ドニ・クルパン回顧録の形をとった小説。なんていう構成してんだ。分厚いけど、1編1編は短いし歴史エンタメ小説でめっちゃいい。ミシェル、惚れるのわかるけど主人公はドニだな…と思った。

・野火 大岡昇平
 あまりにも質感がありすぎるし、幻想小説とも読めるし……変

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【雑記】最近報告0217

【雑記】最近報告0217

木曜日です。今週は特に利益ある進捗がないです。インプット週ということで……

■読んだ本

・万事快調(オール・グリーンズ)/波木銅

ほんタメで紹介されててめちゃくちゃ気になっていた本。読みました。
めっちゃおもろいやん……

田舎の女子高生が大麻育てる話です。アウトローというか、でもめちゃくちゃ青春なんだよな……なんとなく「起きて欲しいこと」がちゃんと起きて、外さない本だなと思った。題材も文体

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【読書感想】パスワードはひ・み・つ new版<パスワードシリーズ>/松原秀行

【読書感想】パスワードはひ・み・つ new版<パスワードシリーズ>/松原秀行

実は、小学生の頃みんなが通るであろう「青い鳥文庫」を読んだことが、まるでない。

昔から逆張りの人間で、図書館にずらりと目立つ場所に並ぶ人気シリーズを避け、その奥にある本棚から書影で気になる本を選び読んだり、定期的にある本の販促のチラシから選び買ってもらった本を読むなど蛇の道読書(勝手な命名)をしていたのだ。

いや、「怪談レストラン」は読んでいた記憶がある。「なんだかんだ名探偵」とか。でも人気シ

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【読書感想】猫を抱いて象と泳ぐ/小川洋子

【読書感想】猫を抱いて象と泳ぐ/小川洋子

宝箱を作ったことがあるだろうか。
空き缶でも瓶でも、何かしら好きなものを収集して、その中に閉じ込める。
お気に入りのおもちゃ、友達からもらった手紙、種類ごとに思い出を閉じ込めていた箱はたくさんあった。

その中でもとりわけ、宝箱と言えるものがあった。わたしはビー玉やおはじきの、透明でキラキラしているものが好きだ。ラムネびんから取り出したそれや、川で拾ったものをピンクのシュガーポットに収めていた。そ

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【読書感想】元彼の遺言状/新川帆立

【読書感想】元彼の遺言状/新川帆立

就職してすぐの頃、祖父が亡くなった。
地元の母親からメッセージで伝えられた時、ちょうど上京していた兄とおちあい、ご飯食べようかとしていた時だった。

その時はまるで実感は湧かなかったが、いざ祖父が棺に横たわっているのを見ると、涙が止まらなかった。病院で老衰だった。

一人地元を離れていたので、準備は全て実家にいた家族が行ってくれていて、わたしは参列しただけだった。皆大変でいろいろな思いがあったはず

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【読書感想】事故物件7日間監視リポート/岩城裕明

【読書感想】事故物件7日間監視リポート/岩城裕明

怪談が好きだ。
定期的に「怖いもの」が好きな波が来る。昔はホラーものは本当に苦手で、夏のホラー特集などは見れなかった。代わりにUFOやUMAなどは好きだったが、抱き合わせで放送されているものが多く、録画はホラー部分を飛ばして見ていた。

それが大学時代には就活のストレスの影響かホラー映画にハマり出し、怖さよりも面白さが勝った次第だ。今では、逆にUFO系の方が怖い。(なんでだ?)
で、今無職なので、

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【読書感想】「十角館の殺人」綾辻行人/「殺戮にいたる病」我孫子武丸

【読書感想】「十角館の殺人」綾辻行人/「殺戮にいたる病」我孫子武丸

最近「ほんタメ」というYouTubeのチャンネルを見ている。
ヨビノリたくみさんと齊藤明里さんの読書家二人による本愛に溢れたチャンネルだ。

プレゼンがとても上手いので、紹介される書籍は思わずメモを取ってしまい、次の日は本屋で探していた。

近所の本屋で手に入ってのは、「十角館の殺人」と「殺戮にいたる病」だ。
どちらも二十年以上も前に発行された作品である。それでもロングセラーとして書店に置かれてい

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【読書メモ】ドリアン・グレイの肖像

【読書メモ】ドリアン・グレイの肖像

もしも若さを保ったまま生きられたら。

実家に顔を出すたびに、親戚の子供が大きくなっていたり、親の少し小さくなっていく姿を見る。
わたし自身も、変わらないように思えても10年前とは全く違うのだと写真をみて改めて知る。
子供でいれるのなら永遠にそうでありたいとわたしは願うし、「変わらない」ということには憧れがある。

変わらないままでありたいと願う瞬間は、ふとした時の幸せだ。
家族と囲む夕飯。友達と

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