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手作りゆかり〜余った梅酢を使いきる

梅干しを漬けるのは好きだし、梅干しは食べ切れるので良いのだけれど、副産物として出てくる梅酢の使い道に困ってしまう。。。ゆかりを作ってみませんか?

材料(作りやすい量〜出来上がり60gくらい)

赤紫蘇 1袋
白梅酢 150mlくらい〜

わたしは梅干しにしそを入れて漬けないので、白梅酢ですが、赤梅酢でも同様にできます。

作り方

  1. 赤紫蘇は枝から1枚ずつむしり取り、よく洗って、水気を切る。塩を大さじ1くらいをまぶし、よく揉み込む。泡泡のアクを捨て、水分をぎゅーと絞ってから、水でゆすぐ。

  2. 赤紫蘇をよく絞ってから、再び塩を振ってよく馴染ませ、水分をしっかり絞る。

  3. 赤紫蘇をほぐしながら琺瑯の容器に入れ、梅酢を注ぎ、馴染ませる。赤紫蘇がしっかり梅酢を吸って余るくらいの量が目安。蓋をして、晴天の続く日まで冷蔵庫で保存する。

  4. 〈3日以上晴天の続く日〉
    大きなお皿や琺瑯の容器に軽く広げて天日干しをする。多少は重なっていても大丈夫。強風の時は外干しを止めるか、深さのある容器に入れて様子をみる。太陽が出ていないときは室内へ。

  5. 2割がた乾いたところで、早く乾燥させるために赤紫蘇の葉を広げる。一度に全て広げるのは大変なので、少しずつ、気が向いたときでよい。面倒ならば省略可。そのぶん天日に長く晒さないと乾かないのでその時の都合で。ときどき上下を返したり、追加で葉を広げたりお世話をする。

  6. 〈梅酢を早く使い切りたいとき〉
    追い梅酢を数回する。半乾きもしくは乾いた赤紫蘇に梅酢を振りかける。または梅酢を入れた小鉢に赤紫蘇をくぐらせてもよい。出来上がりが遅くなるのでお好みで。

  7. パリパリに乾いてきた紫蘇から、指先でぐしゃっと揉み潰していき、深さのある容器で天日干しする。ASMRが楽しい。全てがふりかけ状に細かくなったら、いったん出来上がり。軸の部分が残ってもカチカチに乾いていればok。

  8. 大きさの揃ったゆかりが食べたい時は、軸の部分や丸まっている葉の部分を狙って、すり鉢で細かくする。数回に分けた方がやり易い。

  9. 瓶に詰めて、乾燥剤を入れて、常温保存する。

天日干しはじめ(手順4)
少しずつすり鉢でする(手順8)


自家用ゆかりの備忘録

  • 梅酢に使った塩によって、梅酢の分量によって、乾いた赤紫蘇の塩の吹き方が違う。
    白梅酢は梅の重さの11%の塩で漬けたときのものを基本使用。

  • 塩8%のときの白梅酢では塩が吹いてる感じがしない。

  • 塩が吹いてない赤紫蘇のときは、塩味が薄いので、食べる時に塩を足す。

  • 干した赤紫蘇に塩が吹いていた方が味がまとまっていて美味しいので、気になるときは、梅酢に塩を足してから赤紫蘇を漬ける。(天日干しの時に上から塩を振っても馴染まなかった)

  • 天日干しの赤紫蘇を広げた後、指先が赤紫色になる。石鹸で手を洗うとき、青色に変化するのが、きれいで楽しい。

  • よそ様に配るときは、手作業の時に手袋をした方がいいかも。

  • 2023年2回目は1袋300gで、茎がほとんどなかった赤紫蘇から、約130gのゆかりができた。
    1袋の量は、生産者によってだいぶ違う。

塩の吹き加減はこのくらいが好き
色変化〜もう少し上手に撮れたものができたら差し替えます

ゆかり作りの3大すき

  1. 紫蘇を広げるとき
    無心になれるし、破れなく広げられるとちょっと嬉しい。

  2. 赤紫色に染まった指先を泡石鹸で洗うとき
    一瞬で青に変わる、色の変化がきれい。まるでマジック。

  3. 乾いた紫蘇を指でパリパリ揉み潰すとき
    心地よい音を聞きながら、無心になれる。
    心地よい音その2

お日様のもとベランダで1人、ぼんやりなんだけれど目の前の作業をただ、ただする時間。だいたい1回10〜15分くらい。長くても30分くらいなような。時間の感覚がなくなるときもしばしば。一点に集中しているという感じはなくて、ただ気分よく手を動かす。赤紫蘇に対しても、手をかけてる分、なんだか愛着が湧くというか、優しい気持ちになる。
日中に赤紫蘇を広げる時間がなかった日には、夕食後1時以上作業をしてしまい…文字通り時間を忘れてしまって、ハッとしたこともありました。
多くの人にとっては、七面倒くさいことだとは思うけれど、わたしにとっては精神衛生に役立っている気がします。

ゆかり作りは特に分量を気にしなくても、最後に味の調整ができるので、気軽に始められます。
手作りだと添加物もないのでおすすめです。

夏休みの自由研究にいかがでしょう?

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