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夜燈の由来

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タイトルそのままです。夜燈の名前の由来についてを記した記事をまとめました。
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記事一覧

夜

わたしは、読者の方々が自分のこころの闇や自分の苦しみを持て余していたら、そのこと自体と向き合ったり、自分が持っている問題意識と少しでも向き合うきっかけになれたらと思いながら作品を投稿しています。

最近の書店で平置きされている本たちはみな、ポジティブになることを押し付けてくるようなものばかりです。わたしはこのことを問題として捉えています。
暗いことや、翳りがあることは悪いことではありません。誰に

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日陰になりたい

日陰になりたい

 一般的に、エッセイというと面白おかしく日常であったことを綴るのが主流なようだけれど、わたしのエッセイのテイストは真逆をいっていると自分なりに思う。
 そこは意識している部分でもあって、ひんやりした日陰のようなテイストが特徴のエッセイを目指している。
 真夏の日差しのようなぎらついて、主張の激しいテイストは、わたしには合わないし、押し付けがましい内容はわたし自身が書いていて苦しい。
 誰かにとって

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光

文学フリマ東京35にて頒布されたZINE『三人が苦手 VOL.1』には、『”ひとり”を”自分”と生きる』というタイトルのエッセイを書きおろして寄稿させていただいた。

自分の中にあるスパイラルと、これからの自分への課題を2000字弱に詰め込んだ。

本屋に並ぶきれいごとの数々。

ブログや記事にも、悪態をつきたくなるレベルの、ごくごく当たり前で、でも、出来たら苦労しない”うつ抜け”メソッドが書き連

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眩しい光

眩しい光

眩しい輝きを頼りにするのは苦しい

真の暗闇のなかで頼りになるのは、強すぎる光よりも、か弱くぼんやりとした燈

ぼんやりとした燈の方が心に沁みるときがある

わたしの目指すところは、暗闇の中にぼんやり灯る燈

暗闇の側の人間は、光か強すぎると気後れしてしまう

弱くても、なんとなくついていきたくなる燈がある

そんな存在にわたしはなりたい

夜燈

夜燈

心ない人間の言動によって、心をずたずたに引き裂かれた夜は、

二度と明けないのではないかと思うくらいに、暗くて、長くて、寒くて、悲しい。

辛くて、やるせなくて。卑屈になって涙を流した。

「いっそ死んでやる」なんて、出来っこないのに決意して。

そうでもしなきゃ、このやるせなさはどうしたらこなせるのかわからなかった。

必ず幸せになれるなんて、そんな確証どこにあるんだろう。

足元が暗くて、先が

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暗闇を照らす言葉

暗闇を照らす言葉

夜の闇にぼんやり光る提灯の光に誘われるように

世間の闇の中でぼんやりと、でも確かに光るような言葉で読者の心を惹きつけて離さないような、沁み入るような言葉を綴る物書きになりたい

夜燈(よあかり)はそんな思いから生まれました