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INFJは社会不適合者とよく見かけますが、本当に社会不適合者なのでしょうか?

こんにちは。
ライフコンサルタントの伊藤峻です。

私達INFJを悩ませ傷つかせる『社会不適合者』というレッテル。

私達ブログを書く方にとっては親の顔よりみた、ラッコキーワードさんでは、

●INFJ やばい

●INFJ 社会不適合者

とINFJのパーソナリティを否定する単語がどうやら検索されているみたいです。

そもそもで、INFJがなぜ社会不適合者と呼ばれる事になっているのかがあまり理解することが出来ませんが、気楽に1つ1つ仮説を立てて紐解いていけば何かしらの答えが見えてくるのではないか、という思いから書いてみたいと思います。


1.INFJが社会不適合者とレッテルが貼られる仮説

この日本で生きている方々の多くは、そもそもでINFJという人種に出会ったことも、話したことも、真相を探ったこともなく、また興味もなく過ごしている人生を送っていると思います。

それは一重に、お互いに目の前の事をこなすのに必死で、その様な事を考えても一銭の得にもなりませんし、生活が豊かになるものでもないからです。

無駄な事に時間を割くよりかは、知識を学び、出来る事を増やし、実績を積んでより多くのお金を稼ぐ為に時間を使った方が有意義です。

それが、資本主義の根底であり、日本国が敗戦してから今現在の発展を成し遂げた原動力であり、根本的に正しい価値観になります。

『そんな価値観を多く持っている日本人vsそんな事には興味がないINFJ』という構図が、INFJが社会不適合者とレッテルを貼られる原因の1つではないか、と思っています。

2.資本主義での社会不適合者という価値観について

もしもあなたが、『社会不適合者』という言葉を使うのであれば、あなたは『社会不適合者』という言葉について、辞書を引かずにあなた自身の言葉で明確に説明出来なければいけません。

なぜなら、常識的に考えて、あなたが言っている言葉の意味を、あなたの言葉で説明できなければ、それは一体言葉ですか?それとも、唯の音ですか?という問いが出てきてしまうからです。

また、そんな自らが発している言葉を説明出来ないのであれば、正直に言って『大人』かどうかも怪しくなってしまいます。

ですので、もしもINFJが社会不適合者という風に考えている方がいるのであれば、あなた自身がスポットライトを浴びて、大勢の観客の中で、『INFが社会不適合者である』ということを、自らの責任を持って言えなければいけません。

もしもそれが出来ないのであれば、あなたは唯のペテン師になり、『自分が言っていることも説明できない知識教養がない人間』というレッテルを貼られる事になります。

それでは、まずは『社会不適合者』という言葉について考えてみたいと思います。

『社会不適合者』とは、『社会』『不適合』『人』という3つの単語によって形成されている言葉になります。

そして、この1つ1つの意味を理解していかなければ、『社会不適合者』という言葉は、発言するべきでない言葉になってしまいます。

●まず1つ目の単語である『社会』について見ていきましょう。

『社会』とは、人々が集まって集団を形成して共に助け合い生きていくという共同体になります。

ですので、

『家庭』も1つの社会ですし、『学校』も1つの社会ですし、『会社』も1つの社会ですし、『日本』も1つの社会になると考える事が出来ます。

●2つ目の単語である『不適合』について見ていきましょう

『不適合』とは本来あるべき姿に適さないということです。

運動が苦手なのも『不適合』かもしれませんし、勉強が苦手なのも『不適合』かもしれませんし、人の心により添えないのも『不適合』かもしれません。

つまり、『不適合』とは、本来最善とされている事に対して、能力的に足りない状態という事が、『不適合』という言葉の本質になります。 

●3つ目の単語である『者、人』について見ていきましょう。

『者、人』という言葉は個人を指し示す言葉であり、個人を形成する中には、『人格』『肉体』『育った環境』『知識』『思考回路』『価値観』『道徳心』『経験』、など、様々な事が含まれています。

つまり、『社会不適合者』という単語の意味は、

●様々な価値観や経験を持つ『個人』がある特定の『社会』の中で、『最善とされている適切な言動』をすることが困難である。

という事を指しています。

ですから、私達誰しもが属する社会によっては、『社会不適合者』になる可能性を秘めているということです。

例えば、もしもあなたが英語を話せずに英語圏に行った場合、英語圏ではあなたは、はたから見て『社会不適合者』になります。

例えば、もしもあなたが何の知識もなく専門的な知識が必要になる業界に足を踏み入れた場合、会社にとってあなたは『社会不適合者』になります。

例えば、もしもあなたが家庭の中で最善ではない言動をした場合、あなたは家庭の中で『社会不適合者』になります。

ですから、言葉の意味を紐解くと、私達誰しもが属する社会を間違ってしまった場合、『社会不適合者』になりえるということです。

2.資本主義の価値観と根本的に馬が合わないINFJ

最初の仮説として、『資本主義で生きる多くの方とINFJが持っている価値観が相なれない』という仮説を書きました。

私達誰しもが属する社会を間違えた場合、『社会不適合者』になりかねない危険性を持っていますが、現代の日本は資本主義であり、周囲との競争に勝ち抜いてこそ、富と社会的地位を確立することと幸せになることに繋がるという価値観の元に構成されていると思います。

その証拠として、多くのお金と社会的地位を獲得している人達は尊敬され、その方々の言葉のみ聞かれ、その様な方々になるべく情報を調べ、日々切磋琢磨しているのではないでしょうか?

また、『周囲の方々に弱いと舐められてはいけない』と思う心から、『犬も食わないマウント合戦』『自分が優位に立ち振る舞うべく他者を裏で蔑み堕落させる』という事を行っている方もいるのかもしれません。

その様な事を『当たり前』の価値観としている『日本社会』にもしもINFJが属した場合、それは明らかに日本社会の基本である価値観に則していないため、『社会不適合者』と呼ばれるのも、一理あるのかもしません。

争いや下らないマウント取り合戦(英語ではpissing contestと言います。意味は下品なので、調べて見て下さい。)をやることに興味が全くない傾向にあるため、その様な価値観を元に形成されている社会では、たしかに『社会不適合者』なのかもしれません。

3.INFJが社会不適合者にならない世界

どの様な社会に属するか、という事がINFJが『社会不適合者』と呼ばれずに、自らの才能を発揮して生きていくことが出来るか、というのが今回の記事の本筋になります。

この本筋は、非常に見つける事が困難であり、また人生を持ってして幸せになれる未来を作ることが出来るかもわからない問いになります。

つまり、まだ『INFJの人生における攻略法』というのが、見つかっていないということです。

INFJ自体人口的に非常に少なく、またINFJはINFJである事を隠して耐え忍びながら生きている傾向にあるからです。

絶滅危惧種と私が表現しているのは、この為です。

しかしながら、私の人生経験と脳で考え抜いたINFJが生きやすい社会というものは、ある程度予測がついている状態です。

それは、

●相手を理解して共に励まし合い生きていこうとする社会

●生産性や効率ではなく、あなたが笑える社会を作ろうといった概念がある社会

●相手の心に寄り添う事を大切にする社会

●1人で自分のペースで仕事をすることを許される社会

ということです。

それにより、INFJは自らの内向的な性格と価値観を活かし、お互いに幸せになる為に現実的に必要になることを熱心に行うことができ、ちょっと疲れたらお互いの心に寄り添い合うコミュニケーションをすることでエネルギーをチャージすることができ、また明日への一歩を踏み出せるという好循環が巡ります。

果たして、日本にはこの様な社会が存在しているのかという事が、非常に疑問になるものではありますが、海外には多く存在していることも事実です。

実際に私が正規留学をしたアメリカという国では、

まず、

●個々の自由意志と価値観、そして論理的な考えを重視する

●お金よりも家族の幸せが第一。16:45分には店を閉める

●周囲への感謝を忘れず、お互いに励まし合い助け合って生きる

というこの3つの原則に基づいて生きている方々が多く居て、また英語が拙い私もその方々に助けられて生きて来たので、日本ではなく他国ではINFJは『社会適合者』になれる確立が高いのかもしれません。

また、そうは言っても英語を学ぶことも海外に行くこともハードルが高いという方も多くいると思いますので、

日本国でINFJが出来ることは、INFJというコミュニティを広げ、社会に浸透させ、INFJが楽に生きていく事が出来る小さな社会を作る事が、現実的なのかもしれません。

その手助けになるのであれば、情報を発信することしか取り柄がない私ではありますが、出来ることはやっていこうという気持ちを持っています。

4.まとめ

INFJは属する社会によって、『社会不適合者』とレッテルを貼られてしまいますが、逆を言うとINFJが住みやすい小さな社会をつくり、『社会的適合者』に慣れればよいということです。

資本主義が根本にあり、お互いに競争し、蹴落とし合って生きていく日本ではありますが、その様な中でINFJが楽に生きられる道を、お互いに模索出来れば良いですね。

それでは、この記事が誰かの励みになりますように。

ライフコンサルタント
伊藤峻