逡巡

はじめまして。逡巡と申します。 書きたいように書きます。 徒然なるままに。逡巡しなが…

逡巡

はじめまして。逡巡と申します。 書きたいように書きます。 徒然なるままに。逡巡しながら。

最近の記事

もっと幼い頃からたくさん本を読んでおけばよかったなあ。

    • どれも全巻ないあなたの家で

      小綺麗にしている部屋を見て、僕が来るからと掃除をしたわけではないことを思った。生活感のある、居心地のいい綺麗な部屋だ。 「なにか飲む?」 既に冷蔵庫の麦茶を手に取ろうとしている彼女に、お茶で、と一言伝えた。この先この2人は、彼女を先頭に物語が進んでいくのだなと感じた。少し呆れたように苦笑いした。それを他人事のようにただ俯瞰して考える僕も、それを望んでいるのかもしれない。また少し呆れて、一人で小さく笑った。台所でプシュという音が聞こえた。 二ヶ月が経って今日、僕は初めて彼

      • 自傷癖

        手が綺麗って褒められることが多かった 指が長い 爪が綺麗 手が薄っぺらくて女性的で ネイルが似合うとも言われた。 大きくて豪華なアクセサリーが映えるとも言われた。 そんな手が好きだったから、 手遊びが増えたのかもしれない。 だからストレスが溜まると、 爪を向いたり ささくれを作ったり 真っ先に、手を、犠牲にしていくことが多かった。 褒められている所を傷つけていくことが、 救いとしての根っこだったのかもしれない。 気の合わない先輩との飲み会で酒を飲んで、

        • ノンバーバル

          古着のスウェットを買う 裏地の左側に毛羽立ちを見つける きっとこの人は足を左の膝にかけて組むんだ この服を着て考え事をしていたんだ 遠くに感じるタバコの匂いは 僕の知らないあなたに影響を与えただろうか 僕の知らないあなたが影響を受けた痕跡だろうか 君がタバコを嫌っていたんだろうか 君のタバコを嫌いながらそれでも忘れられないんだろうか 知性と色気は似ている 賢いあなたの吸うタバコにのしかかる理性を考える 凭れる何かが欲しかった ため息を吐く場所を探していた 言葉では

        もっと幼い頃からたくさん本を読んでおけばよかったなあ。

          読めば読むほど、自分の愚かさや未熟さに気がついて凹んでしまう。 無知の知というものを浴びるように体感している。 これを前向きに素直に受け止められるようになりたいな。 といった最近の読書習慣。 難しいね今日も

          読めば読むほど、自分の愚かさや未熟さに気がついて凹んでしまう。 無知の知というものを浴びるように体感している。 これを前向きに素直に受け止められるようになりたいな。 といった最近の読書習慣。 難しいね今日も

          「確かに僕は今は貧乏だ。」

          貧乏である。 それは財布の中身に限った話ではなく、 知識や経験、社会的地位なんかにおいてもだ。 もちろん人それぞれに歩む速度はあると思う。 そもそも同じ人生を歩んでいる人なんていない。 誰かと比べられることではないと思う。 そんなことは分かっている。 分かっていながら、気にしてしまうんです。 キラキラしたsnsの世界は毒だ。 知らないうちにこころが沈みこんでいく。 周りで活躍している人達を見て辟易する。 努力している人を見て焦る。僻んだりもする。 そうやって誰かと自

          「確かに僕は今は貧乏だ。」

          音楽の凄さは、 例え歌詞がなくてもFワードだらけの歌詞でももう死んでやるって歌詞でも、 聞いたら明日も生きてやろうって思えるところだと思ってます。 ぱわーおぶみゅーじっく。 皆さんはどんな音楽が好きですか

          音楽の凄さは、 例え歌詞がなくてもFワードだらけの歌詞でももう死んでやるって歌詞でも、 聞いたら明日も生きてやろうって思えるところだと思ってます。 ぱわーおぶみゅーじっく。 皆さんはどんな音楽が好きですか

          ヘッドホンで好きな音楽を爆音で聞いている時間は例え80.90のおじいちゃんおばあちゃんきなっても大事にしたい。 「好き」が人をつくる って話はなんの根拠もなくても大きい声で肯定していきたい。 音楽の力に救われる日々だあ

          ヘッドホンで好きな音楽を爆音で聞いている時間は例え80.90のおじいちゃんおばあちゃんきなっても大事にしたい。 「好き」が人をつくる って話はなんの根拠もなくても大きい声で肯定していきたい。 音楽の力に救われる日々だあ

          「気持ちがいい」を大切に

          ふと思いました。 気持ちがいいという感覚が好きなんだって。 音楽を聞いて気持ち良く乗れる。 ピアノの音が気持ちいい。 ギターの0が気持ちいい。 ドラムの気持ちがいいリズム。 ベースの気持ちがいい音色。 朝の澄んだ空気の気持ちよさ。 自然の中の気持ちよさ。 雨の音の気持ちよさ。 映画の登場人物の会話の気持ちよさ。 本を読んで出会った文章の気持ちよさ。 韻。五感。リズム。 言葉の気持ちよさ。 あなたといる時の空気の気持ちよさ。 こういう気持ちがいいと思う事に心を奪われて

          「気持ちがいい」を大切に

          今日は一粒万倍日。

          「今日は一粒万倍日って言ってさ、この日に始めたことは何万倍にもなって返ってきて成功する日なんだって。私宝くじ買っちゃったんだ〜。」 ふとアルバイト中に聞いた話を思い出した。 時刻は23時を回っており、持ち上げた二本目の缶ビールは空だった。 今日も何の変哲もない1日だった。 今日起きたことと言えば、 レジの操作を間違えて少しだけお客さんを不機嫌にさせてしまったこと、 帰りの電車が2分だけ遅延していたこと、 明日が休みと気づいて少しだけ嬉しく思ったこと、 この前買った宝

          今日は一粒万倍日。

          無責任な発言こそ大事なのかもしれない。

          自分だけが不幸なんだって顔をして、 本当はただ誰かに優しくしてもらいたいだけなんでしょ? ______________________ 特別大きなイベントもお出かけも出会いも会話もなかった2022のゴールデンウィーク。 仕事の関係で近くに引っ越してきた友人と大衆居酒屋で久しぶりだねと当たり障りのない会話を済ませる。 会話の流れで学生時代にお世話になっていた馴染みの古着屋に二人で行くことになった。 その店の店主は優しい。 答えを求めている訳では無く、 ただ聞いて欲し

          無責任な発言こそ大事なのかもしれない。

          「1人も救えない文章」

          自分の心に元気がないと思うとき、 どんな偉人の名言も、あの大好きな曲も歌詞も、 どこか刺さらない。 元気をもらいきれない。 アニメや映画を見ていたって泣けない。 今自分は泣きたいのか、 元気が欲しいのか、 勇気づけられる一言が欲しいのか。 それすらもはや曖昧なのだ。 読みたかったはずの本はもう何日も手をつけられていない。 お酒をいくら飲んでも酔いきれない。 ため息を吐くための煙草はもう何本目だろう。 友達と話してもどこか上の空で、 気を遣うために目を使い周りを見る

          「1人も救えない文章」

          雨降って地固まるとか、 やまない雨はないとかって言うけど、 今まさに降っているこの雨が耐えられないのに、やんだ後の話は響かない。 今欲しいのは優しく寄り添ってくれる可愛い傘なの

          雨降って地固まるとか、 やまない雨はないとかって言うけど、 今まさに降っているこの雨が耐えられないのに、やんだ後の話は響かない。 今欲しいのは優しく寄り添ってくれる可愛い傘なの

          ネイルもメイクもパーマもブリーチもタトゥーもやった上で人目のつかないところでタバコ吸ったり酒飲んで吐いたりしながら死んでいきたいしこれを夢と呼んであげたい。 承認欲求の最たるものは自分で自分を認めてあげることでありたいし、自分を自分でしか割りきれない素数のようにありたいよな。

          ネイルもメイクもパーマもブリーチもタトゥーもやった上で人目のつかないところでタバコ吸ったり酒飲んで吐いたりしながら死んでいきたいしこれを夢と呼んであげたい。 承認欲求の最たるものは自分で自分を認めてあげることでありたいし、自分を自分でしか割りきれない素数のようにありたいよな。

          「愛情をもらうことに対する慣れ」

          人間という生き物はとても不思議で面倒くさい生き物です。 自分の人生においてどうでもいいような人、 その瞬間しか会うことの無い、 誰かも分からない、 嫌な言い方をすれば何処の馬の骨かも分からない人に、 沢山沢山、ほんとに沢山気を遣って生きています。 小道ですれ違う自転車に道を譲ったり 譲られて会釈してみたり 電車ではなるべく場所を取らないように小さくなってみたり 申し訳なさそうに電車を降りてみたり 気を遣えることはとてもいい事です。 けれど、知らない人には気を遣える癖

          「愛情をもらうことに対する慣れ」

          死んだそのあとが気になる

          死後の世界って無いのかな。 死んだら終わりなのかな。 一生に1度の人生なのかな。 創作大賞という言葉を、ハッシュタグの右側に置いて、 死後の世界が気になるんだよという話を投稿しました。 けれど、 死後の世界という存在がやっぱり気になります。 死にたいからとか、あるいはその理由付けとして、 ではなく、 ただ単純に、素直に、気になるのです。 やっぱり私個人の意見としては、 あくまで希望的観測に過ぎないけど、 死後の世界はあって欲しいと思います。 別に宗教的な話をするつ

          死んだそのあとが気になる