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お客さんの気分について

営業をしていると、よく感じることがある。
OOまでは忙しいからOOになったら連絡してくださいってめっちゃ明るく対応してくれて、よし、アポイントはこのお客さん取れるぞ!って思って再度掛け直したら、めっちゃ冷たく断られた〜みたいなこと。

おそらくこの時期は特に、コロナの状況で多くの企業が新しい取り組みを断念しているので、以前はネタになっていたお客さんもいざ再度アプローチしたら全然検討してくれなかった、という事態が勃発しまくると思う。

その時に再度理解してもらえればと思うのが、過去の印象を引きづらないことはとっても大事だということ。

これは検討してもらっていたお客さんがいきなり検討してくれなくなる、ということもそうだが、逆をいえば今まで冷たくあしらっていたお客さんがいきなり前向きに検討してもらえるようになることを意味する。

それなので、ゼロベースで考える視点はとっても大事だ。

人間は過去のイメージで物事を見ている

人間の脳は面白くできていて、無駄な消費をしないために、過去見たものをイメージして見ているので、多少の変化があったとしても気づかないことが多い。

例えば、よく例として挙げられるのが時計。自分の時計は毎日見ているはずなのに、いざ自分の時計を思い浮かべながら絵を描こうとすると全然違っていたりする。

このように人間は一度認識したものについては新しくアップデートを意識しない限りは過去のイメージや見たものを事実として捉えてしまう。

インターネットでいう「キャッシュ」みたいなものなので、キャッシュクリアの作業が必要ということだ。

一度試してもらいたいのが、両親の顔をじっくりと見てみるといい。
「こんなに歳とっていたっけ?」と思うことがあると思う。特に毎日顔を会わせていたのならなおさらだ。

それも自分の親のを記憶にあるイメージで見ているので、昔の顔のままで見てしまっていることが起因している。

これは人間の脳がエネルギーを無駄使いしないようにしてくれているので、毎回やる必要はないけど、いざという時は意識することが大事だ。

ある意味で忘れるという力も大事

それなので過去を忘れるという力は結構大事だったりする。
お客さんがどういう態度を取っていたか?ということを一旦リセットすることができればゼロベースで対応することができるからだ。

記憶に留めることができるのは多くのケースでは有効だが、営業を長く続ける、タフになるにはちょっとした適当さがある方がメリットを多く受けることがあるのではないだろうか。

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