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「人生を変える「心のブレーキ」の外し方」 石井裕之


「最初の小さな一歩の中に目標実現の種があるのだ」


「人生を変える「心のブレーキ」の外し方」 石井裕之



どうしてヤル気は、長続きしないのでしょうか?


どうして感動は、すぐに冷めてしまうのでしょうか?


それは


心にブレーキが働くからなんです。


この本は目標実現のため、
「行動するのに障害となる」
「ヤル気が長続きしない」
「すぐに熱が冷めてしまう」

といった心のブレーキを外して、よりハッピーな人生を実現するための方法が書かれています。


では、「心のブレーキ」とは一体何なのでしょうか?


石井裕之さんは、もうひとつの心
潜在意識
だと言っています。


この潜在意識(心のブレーキ)の正体を見極めることさえできれば、ヤル気や感動を燃やし続けることができて、スムーズに目標を実現できると石井さんは語っています。


まず、貧乏な人の潜在意識やダイエットに失敗してしまう人の潜在意識について石井さんは説明しています。


「お金持ちになりたくて、また、ダイエットしたくて行動したけれど、長続きしない!」


それは


潜在意識の
「現状維持メカニズム」
が働いているというのです。


潜在意識は急激な環境の変化から自分を守るために、今の現状を維持したがるそうです。


だから、太っている人はスリムにはなりたいけれど、この「現状維持メカニズム」のために、今までずっと太っている状態を保ってきたというのです。太っている人にとっては、それが「安心」であるから。結果、スリムになる自分(今までと違う自分)にブレーキをかけてしまうわけです。


三日坊主っていう言葉は、まさにこういうことなんでしょうね。

頭でわかっていても、行動できない
原因は、すべて「潜在意識の現状維持メカニズム」。


じゃあ、どうしたらそのブレーキを外せるのでしょうか?


それには


まず最初の一歩をゆっくり、丁寧にして、「現状」「目標」に少しづつ慣らしていくことがいいそうです。


最初の一歩がすごく力がいって、とても大切だと石井さんは力説しています。


自転車をこぎ始める時や、車をローから発進させるとき、一番、力がいるように。


徐々にスピードが出て慣れていくと、力をかけなくてもスムーズに走れるようになります。そこから今の現状を「目標」にゆっくり近づけていきましょう。

「最初の小さな一歩の中に目標実現の種があるのだ」


最初は、毎日1分でもいいから行動する。そして、毎日続けることを「現状」にしてから、少しづつ目標を高くしていく。そうすることが、潜在意識をうまく利用するコツなんじゃないかと思いました。


「人間はここまで強くなれる」 で書いたように潜在意識は、心の80%も占めていて、人間の願望実現に大きく影響があることをお伝えしました。


強い願望をインプットして、目標を最初から大きく持たずに、まずは習慣化すること。くり返しくり返し、なりたい自分をイメージするのがいいのでしょう。


くりかえしますが


行動が続くようになり、心にブレーキがかからないようにしてから、少しづつ行動を大きくして、願望に向かって走っていくようにすることがすごく大事だということです。


この「現状維持メカニズム」が、潜在意識にあるということをよく理解することが本当に大切なことだし、このメカニズムをうまく利用することが願望実現につながるんだと思いました。


付属にはCDが付いていますが、本の内容を石井さんがよりわかりやすいように、とても熱っぽく語っています。


毎日、毎日、ほんの少しだけでいいから続けてみましょう。


その中に大きな大きな成功の種があり、いつか大きな花が咲くことでしょう。




【出典】

「人生を変える「心のブレーキ」の外し方」 石井裕之 フォレスト出版


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