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”評価”とは一体なんなのか(後編その15・完結)
プロ雑用です!
前回その14は、これまでの後編1〜13の総集編ダイジェストをまとめました。
今回はこの”評価”とは一体なんなのか(後編)の完結編として、これからの時代において評価を続けるリスクについて解説していきたいと思います。
人を相対評価することが、これからはリスクになる人というのものは単一の機能を有した道具ではありません。それぞれが様々な特性を持っています。それを踏まえて人を人らしく扱お
”評価”とは一体なんなのか(後編その14)
プロ雑用です!
今回からは、これまでの評価についての考察を振り返りながらまとめていきます。
これまでのダイジェスト後編その1ダイジェスト:導入
まず、後編その1では、評価と報酬が紐づいてるのがそもそも理不尽の始まりだよね、というジャブから始まり、評価制度は結局相対評価だよね、絶対評価で労働を評価するのは無理だよね、という解説をしました。
後編その2〜6ダイジェスト:理不尽すぎる認知バイアス
”評価”とは一体なんなのか(後編その13)
プロ雑用です!
前回はトーナメント表の勝者が評価を決めるということの異常性について解説しました。
今回は評価者がどのように周囲を納得させるのか、という点について解説していきます。
単調な事実より、劇的な物語こそ重要人というのは物語を好みます。それは物事を事実ではなく、ナラティブで理解する人間の特性によるものです。人の記憶はエピソードのつながりを強く記憶できるという、というよりも、勝手に物語を作
”評価”とは一体なんなのか(後編その12)
プロ雑用です!
今回からは組織構造が評価にどのような影響をあたえているかを解説していきます。大抵の場合、評価というのは上司が下すものです。なので上司とは一体何なのかから解説していきます。
評価者である上司とは一体なにものか評価が比較を前提にしていることを考えれば、評価において良い・高い評価とは、つまり別の誰かと比較して良い・高いということです。これは、評価というものは、されるもの同士にとって勝負
”評価”とは一体なんなのか(後編その11)
プロ雑用です!
いよいよ、評価制度と報酬制度を組み合わせることによる不具合の正体が見えてきました。今回は、前回に続き、とどめのエラーを解説していきます。
前回の最後、評価のお題目(目的)と、報酬の相性は最悪だと書きました。マズローとハーズバーグの理論双方を組み合わせると、それが如実に浮き出てきます。今回は、さらにそこに一撃を加える重大な要素を解説します。
それは関係を悪くする前々回(その9)に
”評価”とは一体なんなのか(後編その10)
プロ雑用です!
前回は「ハーズバーグの二要因論」を使って、報酬がどんな影響力を持っているのかについて解説しました。今回は、もう一つの理論を取り上げ、さらに二つの理論を比較することで、給与の影響について理解を深めます。
マズローの五段階欲求アメリカの心理学者アブラハム・マズローが1954年に発表した、人の欲求を五階層に分けたもの。最新の説では、自己実現の上にさらにもう一段階加える場合もありますが、
”評価”とは一体なんなのか(後編その9)
プロ雑用です!
このシリーズいつ終わるのかな、って思ってる人もいそうですが、僕もそう思ってます!(ぉ
元々まとめてた記事がそもそも2万字ぐらいだったので、最低10回の予定でしたけども、小分けにしたらなんか余計に文字が多くなってきたのでたぶん、あと10回は続きます。知らんけど!いや、あと5回ぐらいだと思う…
ということで、前回は、ジョブディスクリプションなくバイアスまみれとなった評価制度が報酬を左
”評価”とは一体なんなのか(後編その8)
プロ雑用です!
前回、年功序列(年功主義)と成果主義の対比から、ゆがんだ形で混ざってしまった現在の年功序列と成果主義について語りました。その結びに書いた「それでもなぜ評価したいのか」という点について今回は語っていきます。
基準のない評価がもたらす罪成果主義は、ジョブディスクリプションが無いとそもそも機能しません。ではそれが無い日本的なゆがんだ成果主義はどんな基準があるのか?と問えば、それは「基準
”評価”とは一体なんなのか(後編その7)
さて、前回まで長きになわたり、評価が以下に理不尽であるかを述べてきました。今回からはは、そんな評価制度がなぜ報酬を左右するようになったのか、さらにはそれがもたらす不幸について考察していきます。
どのように分配するか会社が従業員などにお金を支払うために、売上を上げる、資金を調達するなどの方法があります。資金量は企業によって異なりますが、いずれにしてそれ有限であり無尽蔵ではない。給与も含めた報酬も、
”評価”とは一体なんなのか(後編その6)
プロ雑用です!
今日も評価についての続きです。
一体いつまで続くんだ?
おさらい後編その3からその5まで、評価に重大な影響をあたえる3つのポイントを解説してきました。3つのポイントは以下のようなものです。
1.脳は、最初に”好き嫌い”で判断している。
2.脳は、連想して”好き嫌い”を強化する。
3.脳は、好き嫌いを、良し悪しに変える。
つまり、人は他人を評価するとき、能力の高い人を評価してい
”評価”とは一体なんなのか(後編その5)
プロ雑用です!
評価に重大な影響を与える認知バイアス3つの最後は、
「脳は、好き嫌いを、良し悪しに変える」です。
脳は、好き嫌いを、良し悪しに変える損切りできない脳
人は1万円を得る喜びより、1万円を失う落胆のほうが大きいと、さまざまな実験で明らかになっています。これは手にしてないものより、今所有しているモノを過剰に重要視するという特性があるからです。
これを損失回避バイアスと呼ばれます。
”評価”とは一体なんなのか(後編その4)
プロ雑用です。
評価に関する考察もこれで5回目。
今日は評価に重大な影響をおよぼす3つの認知バイアスのうちの
二番目「脳は、連想して”好き嫌い”を強化する」について。
”好き嫌い”は連想で強化される無意識の連想ゲーム
都会人、というか現代人は、とかく虫が嫌いですね。
夏場の夜、通勤電車の中にコガネムシだとかが一匹が飛び込んできただけで、車内はパニックになります。
街中を高速で飛び回るホウジャク
”評価”とは一体なんなのか(後編その3)
プロ雑用です。
引き続き評価についての考察!
今回からは評価に与える人間の認知バイアスについての解説。
その一番目の特徴「脳は、最初に”好き嫌い”で判断する」について。
人は常に”好き嫌い”で反応するほとんどの人は、こう言われると驚くはずです。自分のことを理性的で論理的だと思っている人ほど、そんなバカな、と思うでしょう。
しかし、認知機能に関する研究や実験から、これは事実であることが明らかにな
”評価”とは一体なんなのか(後編その2)
プロ雑用です。
今日も評価についての考察です!
前回のまとめ前回、後編その1では以下のようなことを書きました。
みんな評価が嫌いなのは「評価と報酬がセットになっているから」
給与は労働の対価報酬だけど、そもそも労働って評価できなくね?
時間でも技能でも比較って本質的にできなくね?
評価って相対評価と絶対評価があるけど、結局比較じゃん
比較する以上、人間の認知の影響おおきすぎんじゃね?