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ADHD気質の戦略(短所は長所)

こんにちはSISです。

最近して1ヶ月経ち
転職が落ち着いてきた頃ですが

そろそろ相対的に見た
自分の得意不得意がわかるように
なってきました。

私がよかったのは
今回の転職で
全く新しいことにチャレンジすることと

今までの経験を活かせることが
両方あるので

程よいチャレンジゾーンで
仕事できていると思います。

※コンフォートゾーン
→心理的には安全だから成長はない状況

 パニックゾーン
→ひとつも慣れていることがなく
 自分を追い込みすぎて
 ストレス過多になっている状態

 チャレンジゾーン
→上記の中間地点

こういった新しい仕事を
覚えるシーンが来るたびに

「私ってきっと覚えが悪いんだろうな」
「容量悪いんだろうな」
「どこがわからないかすらわからない」

といったことを頭の中で次々と考え

同時に「私ってつくづくADHD気質だなぁ」と
感じざるを得なくなってきます。

「気質」というのは
あくまで診断確定したわけではありません。

実は以前本当に悩んで
診断を受けたことがあるのですが

私が診断を受けた病院のスタッフさんは
きっと私より輪をかけて
ADHDだったのでしょう。

私の診断結果を紛失されたのです。

結構時間をかけて
診断を受けたのですが
結局私がADHDだっかどうかの結果は
闇に葬られました。

その時に私は
「世の中には私よりADHDな人が
 ここにもいるんだ」と
診断結果がどうでも良くなったのです。

今となってはそれも運命だったのでしょう。
本当に診断が確定していたならば
私の人生も少し変わっていたかもしれません。

そして私は今も「自称ADHD」なのですが
この「自称ADHD」は世の中に溢れていて
あまりマイノリティを感じさせません。

なんなら私が観ているYouTuberのほとんどが
「自称ADHD」です。笑

ちなみに私が具体的に
どのあたりが「ADHD」っぽいかというと

昔から多動でじっとしていることができず
考えるより体が先に動くタイプで

細かい作業が苦手な上
ケアレスミスが多く
今日も定期を紛失しました。笑

なのでどの仕事も
新人時代は慣れない時はとくに
ミスを連発して
謝ることばかりの日々でした。

30代も後半になって
少しは人生経験を重ねてきたと思っても
やはり、教育係の先輩からも
「見落としが多い」と指摘を受けています。

私は教育係も経験していたのですが
新人という立場を今まさに経験し
今までフォーカスが当たりがちだった
自分の至らない点以外に
教育に対しての課題も
同時に見えてくるようになりました。

一般的に企業から
教育係に任命される人は
ADHD気質とは程遠い人が多いように
思います。

見落としがない人こそ向いていると
思われがちなのです。

ですが教育においては
これは当てはまらないと
感じていて

最初から比較的なんでも
そつなくこなすタイプの人というのは
ナチュラルに専門用語を使ったり
何に手こずってるのかがわからない

という弱点もあります。

基本的に入ってきたばかりの人なんて
何がわからないのかわからないのが
当たり前です。

ADHD気質の人が教育係になると
人一倍手こずって遠回りしてきた分
その壁の具体的な克服方法を
事細かに体系化できるのです。 

「わからない人に目線を下げることができる」
これが得意になりやすいのです。

まこなり社長(彼も自称ADHD)風に言うと
抽象を具体にする力です。

私が職場でよく

「ミスが多い、忘れっぽい、
 覚えるのに時間がかかる。
 でも一度理解すると
 そこからのパフォーマンスは高い」

と言って頂けますが
まさにこれは

教えられる際に
抽象的な概念で指示されても
( それをいい感じにやってて
 そこは適当でいいけどこっちはしっかりやって
 普通に考えて、など)
全く相手の望むように動くことはできないが

時間をかけて実行し
構造やそれをやるための目的や背景まで
理解できたならば
再現度の高いルーティンやパターンが出来る
ということの証明なのです。

ちなみにここで出てきた
「普通に考えて」という言葉自体が

発達障害全般の人々が苦手とする言葉です。

おそらく「普通ってなに?」
と人一倍悩んできた人たちだからでしょう。

私もそうです。

ちなみにこれに関しては
今も答えはありません。

むしろ「普通」なんてものが
幻想だということに
やっと時代が追いついてきて
多くの人々が気づき始めています。

同じ食事をするにしても
日本のように
「残さず食べること」が美徳とされる
文化もあれば

完食すること失礼になる文化もあります。

ADHD気質の人は
行動力もあるので
人よりも多様な経験や
多様な人脈を持っていることが多いです。

だからこそ抽象的な指示だと
いろいろと迷ってわからなくなって
しまうのです。

私はケアレスミスこそ多いものの
そういったことを考えた上で
相手を適切に理解しながら
教え方を変えたり
どの文化圏のどの人種でも伝わるよう
抽象的な言葉を使わないように
意識しているからか

教育にまわった際は
「わかりやすい」という
言葉を頂くことが多いです。

YouTuberに多いのも
この性質があるのかもしれませんね。

人が短所だと思っていることは
必ず裏側に長所があります。

だから無理に短所を
治すことよりも
その裏側の長所に
目を向けてみてください。





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