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71.帰りたいと思える家がある「幸せ」

今回は、子どもと家庭についてのお話です。


子どもにとって、喜んで帰れる家があるということが、生きる上での安心感に繋がっていきます。

子どもが、安心して楽しく過ごせるようになるには、家族からちゃんと認められていることが欠かせません。

子どもが家族から認められている環境の中で、毎日を安心して楽しんで過ごしていけるようになるだけで、子どもの自己肯定感は自然と高まっていくものです。

子どもの自己肯定感は、家庭での体験から生まれるものです。

子どもは、その立場上、どうしても親(大人)と一緒に過ごさなければなりません。

親と子の関係が良好であれば、子どもは家に帰ることに何も抵抗を持たなくて済みます。

しかし、親と子の関係がまずくなってしまうと、子どもは家に帰りたくないと思ってしまいます。

子どもにとって最後の砦となる場所が家庭です。

その最後の砦となる家庭に、帰りたくないという気持ちが生まれてしまうと、子どもは自分が存在できる場所を見失ってしまうことになってしまいます。

子どもにとって、自分の家庭がそのままアイデンティティーとなります。

家庭が上手くいかないと、それがそのまま子どもアイデンティティーになってしまうのです。

大人は、家を出ていくことができますが、子どもは家を出ていくことは出来ません。

大人に比べると、子どもには選択の自由は多くありません。

家にいることが憂鬱になってしまった子どもは、学校でも暗い気持ちで過ごすことになるってしまいます。

そうすると、一日中、暗い気持ちで過ごさなければならなくなるため、子どもらしさが次第に失われていってっしまいます。

例え、学校で何かがあっても「守ってくれる家族がいる」、そう思えるだけで勇気を持つことができます。

幼少期から成長期にかけての経験は、人生の出発点でもあるため、その経験が、その後の人生に大きな影響を与えることになります。

幼少期から成長期にかけて「生きるのが辛い」、「人が怖い」という先入観を持ってしまうと、それがその後の生き方に影響を与えてしまうことになります。

こういった先入観を、一度つくり出してしまうと、それを覆すのは至難の業です。

しかし、外で何かがあっても、ちゃんと自分を守ってくれる家族がいると思えれば、子どもは勇気を持って自らの意思でチャレンジできるようになります。

失敗しても自分を守ってくれる家族がいると思えば、のびのびと過ごせるようになるものだし、たとえ何かに失敗したとしても、応援してくれる家族がいると思うことができれば、すぐに立ち直れるものです。

戻れる家がある、戻れる家族がいるというだけで、子どもは目の前のことに夢中になることができるようになるため、周りが特に何かを言わなくても自然と自分の力で育っていくようになるものです。

自分の意思で「あれがしたい」、「これがしたいと」思うようになって、自らの道を選択し歩み始めるようになっていきます。

戻れる場所があるという安心感が、人を前向きにさせるものであり、その前向きさが、自分の人生の道を開く力となります。

戻れる場所があるからこそ、人生を冒険に使えるのです。

家庭は、人にとっての基礎を創る場所です。

特に子どもから大人になるまでの間での経験が、その人の基礎を造る場所となります。

子どもにとって、家族との日々のやり取りがその後の人生の土台となります。

特に難しいことは必要ありません。

そこに、自分という存在がちゃんと認められているという実感さえあれば、子どもにとっては、それで充分なのです。

帰りたいと思える家がある、それが「幸せ」の基本となるといっていいでしょう。

子どもにとっての幸せは、常に「いまここ」にあります。

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