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おばあちゃんに弱い男(魔女の心得)

 Teachings of Grandma


 子どもの頃、長い間、祖父母に預けられていたせいか、私は昔から、おじいちゃんやおばあちゃんの出てくる話や映画に弱いのです。

 特に”おばあちゃん”には、一緒に過ごす時間が長かったこともあって、更に弱いような気がします。


 よくジブリの映画なんかには、”おばあちゃん”が出てきますよね。そんな時は、ついつい感情移入をしちゃうこともしばしばで


「となりのトトロ」のおばあちゃんや

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「魔女の宅急便」の老婦人

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 などなど、”おばあちゃん”とのやりとりが、けっこう泣けるポイントだったりするのです。



 何故でしょうね、”おばあちゃん”からは、母親とは、また違った、包み込むような優しさを感じますね。
 


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 梨木香歩さんの『西の魔女が死んだ』も、素敵な”おばあちゃん”が登場する物語です。
 この作品は、孫と”おばあちゃん”とのやりとりが中心の話なので、多分、自分の弱い話に違いない.......と、読む前から予想はしてたのですが、

 案の定、最後は泣けてしまいました。

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも……。



 この本には、魔女の心得というものが出てきて、大切なのは「自分で決める」ということらしいです。
 そして、そのために「精神を鍛える」こと...

 さらに、「精神を鍛える」ためには、早寝早起き、きちんと食事をとり、運動し、規則正しい生活を心がけることが必要だということ....


 ....って、私の”おばあちゃん”も同じことを言ってたんですよね。思い出しちゃいました。
 魔女じゃないんですけどね__


 やっぱり、”おばあちゃん”は偉大なのです。

 I know____