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サークルから会社へ変身するために〜VMV作成の裏側を大公開〜

noteはじめます

はじめまして

「note書いても良いですか?」とさまざまなメンバーから自薦が止まないSmart相談室です。そんな中、ひっそり息を潜めていたのが、現在、Smart相談室Corporateマネージャーをしてます、私、まゆこです。

これまで、どんな企画にしようか、いつアップしようかなど、いわゆるデスク?として記事のディレクションをしてましたが、心強いメンバーたちに恵まれて、お任せできる体制ができました。よって、月に1本を目安に発信していけたらと思っています。

私は主に、こんなことをテーマに発信していきます。

  • Smart相談室の組織について

  • カウンセラー事務局や知識について

  • 参加イベントの様子レポート

もし、こんな内容が知りたいなどの要望があれば受け付けます!
いつでもどうぞ。


VMV策定の裏側

2023年6月に決定

VMVと聞いて何をイメージしますか?



VMVとは、いわゆる企業理念・クレド・社訓に近いものです。会社や組織、そしてそこに所属するメンバーの意思決定や行動の羅針盤になる大切な概念や指針になるものを指します。そして、ビジョン、ミッション、バリューの頭文字をとって、VMVと呼びます。

下の写真をご覧ください。的がたくさん並んでます。一体どの的に打てば良いのでしょうか?

たくさんあると悩む

私たちは2023年7月現在、従業員数が20名を超え、組織として次なるフェーズを迎えました。そろそろ"ワイワイやるぞー!”のサークル的感覚から、組織として会社として進まなくてはいけないタイミングなのです。いわゆる一般的に言われる、ラリー・E・グレイナーが提唱した「5段階企業成長モデル」やジョン・P・コッターの企業変革プロセスを踏まえ、創業期→拡大期へと突入し、各機能の強化や権限委譲が求められる人数になってきました。そこで、私たちは、VMVを策定することで、今後の事業の方向性がより一層明確化され、メンバーが同じゴールに向かうための組織文化醸成とアイデンティティの構築を目指すことにしました。その足がかりとして策定したのが、VMVなわけです。

策定までのプロセス

以前、Smart相談室では週に1回リーダーメンバーを中心に読書会が開催されていました。その中で、「次なる会社の課題は組織づくりである」とCEOの藤田さんからは昨年末あたりから、何度も何度も聞かされていました。
そして、いよいよ策定を進めようという時にどうやって進めていくかを検討していきました。私の2023年上期の目標設定にもVMVという文字はしっかり入っており、やる気マンマンのスタート!6月末の全社MTGであるバリュー共有会で発表を目標としました。

<役割分担>
・メイン:藤田さん
・ディレクション:まゆこ
・サポート:伊禮さん亘さん
・参加:全員
<流れ>
・スケジュール引き
・アンケート環境整える
・従業員アンケート開始
・案作成
・社内でモミモミ検討
・バリュー共有会で発表!!
<スケジュール>
・下記参照

まず、民主的な方法を意識しました。いつの間にか勝手に会社のVMVが決まっているような、よく言われる絵に描いた餅状態は避けたかったのです。

アンケート

まず、アンケートはSmartHRの従業員サーベイ機能を活用しました。めちゃくちゃ便利!!

実際の画面(期間を区切って、2回実施し100%に!)

設問内容は下記の5つ。
1. Smart相談室は、『誰に』『何を』提供しますか?
2. プロダクト「Smart相談室」で最も大切にする価値観は何ですか?
3. あなたが仕事で大切にする価値観は何ですか?
4. 株式会社Smart相談室で働いていて、体験した良いことは?
5. 株式会社Smart相談室で働いていて、体験した悪いことは?

それらを回答率100%になるまで、ご協力いただき、集めていきました。回答数は全部で109。たくさんのお気持ちが言語化されました。
内容はオープンにしたいところですが、ここはまた機会があれば公開いたしますね。そして改めて現状の組織についてのポジティブ、ネガティブ、課題などが浮き彫りになり大変良い機会になりました。

複数回のモミモミ

アンケート回答が集まった4月後半から、藤田さん+マネージャー陣での計5回に渡るミーティング(以下、MTG)が開催されました。初回のMTGでは、エンジニアマネージャーの亘さんから、「こういう話し合いは面白いですね〜!」と口に出るような毎回ワクワクする雰囲気でした。例えば、それまでのミッションの中にあった『生産性を上げる』というワードに対して、「正直、今のSmart相談室にはピンとこないね」などの素直な意見も飛び出しました。そのほか、カオスマップで表示されるとしたら、どこのポジショニングを想定するのか、など、意味合い的な視点だけではなくマーケティング視点でのディスカッションもありました。また、『従業員』という言葉は、企業で勤める正社員を限定するような意味に聞こえるため、『働く人』という言葉はどうかなどの意見もありました。普段何気なく使っている言葉の一つ一つの意味合いを掘り下げるようなMTGは、貴重な議論だったと言えます。

そこから、VMVがそれぞれある程度形になってきた段階で、順に週に一度の全体MTGで藤田さんから発表されました。

バリュー共有会での発表と決定

2023年6月23日(金)、六本木のオフィスへ全社員が集まり、3ヶ月に1回のバリュー共有会が開催されました。アジェンダではVMVについては後半に発表の予定です。

これが発表時の(仮)VMV

藤田さんからVMVとその意味合いや、なぜこうした言葉になったのかが発表されます。

(仮)ビジョン
(仮)ミッション
(仮)バリュー

とくにバリューは項目が細かく、そして私たちの日々の行動にとって一番影響が大きい項目です。実は、正式に決まったバリューの中で1つ変更になった項目がありました。それは、「価値の提供」です。
・価値の提供をするのは当たり前ではないだろうか
・最後の1%と色々な相談者は「プロフェッショナルを目指す」に包括しても良いかも
・神は細部に宿るなどもあるので、あえて入れてもいいかも!
・この会社のスペシャルな感じがしない
こんなディスカッションがあり、それであれば「プロフェッショナル」が表現としてマッチするのではないかという意見から採用されました!

最終決定版

確定!

改めて、Smart相談室のVMVを紹介します!

-VISION
新しい対人支援サービスを創造する企業
-MISSION
働く人の「モヤモヤ」を解消し、「個人の成長」と「組織の成長」を一致させる
-VAULE
スピード、プロフェッショナル、失敗の歓迎、個人の尊重、健康的選択

これからのSmart相談室

もっと遠くへいくために

Smart相談室は7月から2023年度下期に突入しました。そしてすでに入社予定のメンバーが3名決定し、ますます事業と組織拡大を進めていきます。
そのために、組織としてはバリューに紐づく行動指針の策定、そしてブランディング活動、プロダクト新規機能の開発、サービス内容拡充、新規事業開発などをしてまいります。

最後に一言

実は、先日私はこんな大失敗をやらかしました。

大事なMTGにもかかわらず、起きたら開始時刻。ぞっとしました。そんな時に作成過程であったバリューのこの言葉が頭によぎったのです。

「失敗の歓迎」

都合良いな〜と言われると本当にそうなのですが、都合良くていいと思いました。日々真剣に取り組んでいれば、時には失敗もする。そんな時に恥じない自分でいるために、日頃はできることをしっかりと全力でやる。そんな姿勢を忘れなければ、誰も失敗を責めることや自分を責めることはなく、笑顔でごめんなさい!と謝罪できるのです。

どんなことが起きても、相手との関係性は変わらないんだという会社やチームでの心理的安全性を保ちながら、今後も働く方々と企業の皆さまのサポートを届けられるよう精進してまいります!

そしてそして先日、Smart相談室初のカルチャーデックを公開しました!ぜひぜひご覧いただけると幸いです。



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