見出し画像

精神疾患に悩んでいる方へ 疾患して10年以上の経験者からのメッセージ・その1

日本では4人に1人がうつ病(または他の精神疾患)だといわれています
病気が世間に知られるようになってからのカウントなので、昔から同じくらいの疾患者がいたんだとわたしは思っています。

わたしの場合は、診断の結果、仕事が忙しすぎて病気になる一歩手前の状態で3年くらい過ごしていたようです。

その時は疲れが取れなくて朝なかなか起きれない、一日だるいなどの症状くらいで普通に仕事もしていました。
この時期で変だったなと思うのはオンラインゲームにはまって、帰宅が0時だというのに朝方まで遊んで、仕事にいってなど今思うと謎の行動をしていたことくらいな気がします。

その後トリガーとなる出来事があり、一気に発症しました。
わたしのトリガーは新しく入社してきた人と折り合いが悪く
毎日のように喧嘩をして、ひどいことをさんざん言われたのが原因ですね。

発症すると自分でもやばいと思う症状が出てきます。
わたしの場合は
●同じ文章ばかり書いてしまってメールが書けない
●資料を読んでいても同じ行しか読めずに先に進まない
●人の声が水の中にいるような感じで聞き取れない
●信号待ちの時なのにいきなり涙がボロボロでてくる

これはやばいと思い、病院にいってうつ病の診断がくだりました。

【第一段階】
うつ病に限らず精神疾患系は最初のどん底状態は、動く気力もないので
一日寝ている、電話にも出られない、誰とも会いたくない、話したくないと
殻に閉じこもる状態になります・・
かろうじて病院に行って薬をもらうくらい、これもかなり頑張ります
お風呂もはいれなし、おなかも空かないし、とりあえず何もできないのです

お風呂にはいれるようになれば少し回復傾向です!

この時期は主治医と自分の症状を緩和させる薬を探す段階になります。
風邪に見たいに総合風邪薬というものは存在せず
なん十種類とある薬の中から自分にあったものを飲みながら探す
かなりアナログな作業をしていきます

それも風邪薬のようにすぐ効くわけではなく、
一回の処方につき7日後に効果が表れる薬なので、
自分に合う薬に出会うまでにかなり時間がかかります。

わたしは大学病院に2年くらい通っていましたが、
その間悪化するばかりで治療が合わないまま病状をこじらせ
転院してから半年でやっと薬が効くようになりました。

大学病院時代に仕事も復帰はしていますが
かなり情緒不安ですぐに会社に行けなくなったり
かなり荒れた生活をしていました。

いまこの段階の方は薬の調合に時間がかかることを
知っておいてください。
ここが一番大切で一番しんどい時期です。

といってもこれを読める状態の方は
なんとなく自分に合っている薬を見つけている方なので
周りに当てはまる人がいたら教えてあげてください。

ご家族に協力も必要なので、時間がかかることを知ってください。

心の風邪という変な言葉で表現されますが
これは個人的には間違っていると思います。

心がどうやって風邪をひくのか意味不明ですが
精神疾患系の薬は脳の機能を正常化させるための補助薬です。
だからわたしは脳の機能障害と周りには説明しています。

その方が理解しやすいですし、本当のことなので。
なので精神疾患がうまく理解できない方は
ストレスによって脳が正常に機能していないと覚えておいてください

その2へ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?