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精神疾患に悩んでいる方へ 疾患して10年以上の経験者からのメッセージ・その2

これを自分で読めている方は
最初のつらい段階を乗り越えた方だと思います

よく頑張りましたね!

両親や会社、友達などの理解を得るのは難しいと思います。
わたしでさえ、最初は親に「いつまでも、そんなんでどうするの」と
言われたりしていました
一番、精神疾患者に言ってはいけない言葉を
周りは投げかけてくると思います

時間はかかりますが周りもだんだん理解をしてくるので
めげずに治療に専念しましょうね!

残念ながら理解してくれない方もいます。
それが自分の親族だとしんどいですが、必ず理解してくれる人が現れます
何も考えてないで発言している方がほとんどなので
気にしないで治療に専念しましょう!

特に純粋なうつ病なら完全寛解することができますので
めげずに頑張ってください。

完全寛解という言葉がわからない方もいると思いますので
説明をしておきますと
精神疾患の場合、完治という言葉を使わずに
完全寛解または寛解という表現をします。

なぜかというとある程度、再発防止として経過観察などが必要なので
完治という言葉が使いにくいのが理由のようです。

【第二段階】
合う薬が見つかって普通に生活できるようになったころが
わたしは第二段階だと思っています。

だたこの第二段階は第一段階より危険な状態なので
より一層周りが気を付けてあげないといけない時期でもあります。

第一段階と違って行動力を持つことができましたが
まだ脳の機能は正常に動いていない状態が多いです。

合う薬は見つかったけど、急に効かなくなったりもしますし
疲れがたまりすぎると動けなくなったりもします。
一番危険なのは良くなったと思って
薬を勝手にやめてしまう人が多いことです。

勝手に薬をやめてしまうと治療を始めた時の状態に戻ったり
もっと悪い状態に陥るので絶対に主治医のいうことを聞いてください。

もう一つの危険な要素は「希死念慮」が出やすい時期でもあります。

「希死念慮」は分かりやすくいうと自殺がしたくなってしまう衝動です。
第一段階では行動力がないのでその危険はないのですが
第二段階ではこれが強く出る人もいます。

実際にわたしも「希死念慮」を持ったことがあります。
普通に会社に出社して仕事をして帰る時にいつも
ビルから飛び降りることばかり考えていました。

松任谷由実のひこうき雲を聞きながら
どこで飛び降りるかなど考える日々が実際になりました。

薬は効いているけど完全には効いていない状態なんだと思います
だから引き続き薬の調整が必要な時期です。
今飲んでいる薬をベースに他の補助薬を探していく時期といえばいいのか

ここで本当に命を絶ってしまう人もいるので
そうならないように周りも本人も気を付けないといけない時期です

「死にたいな」という発言を聞いたら
冗談と受け止めずに真剣に向き合ってあげてください

なんとなく言っているのではなく、
本当にそう思って言っていることの方が多いです
このSOSサインは見逃さず、きちんと主治医にも伝えることが大切です

これが二番目のつらい時期になります。
ここさえ乗り切れば、本当に普通の生活を送れるようになるので
頑張って乗り切ってください!

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