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20240411「コンステレーション」

それぞれを追い越し
振り向きざまに
わたしを置いている
どの知片をも遅れているが
それもそう
追いつけないままに
各々がばら撒かれている
そこでの出来事さえ
感覚のどこかで
事後処理を続けつつ
忘れてしまうものを
置き去りにして
淡いの痕跡を濁している
雨が降ればいいものを
あいにく晴天であっても
時々の事件では
あなたを落としている

物音を届かせ
その存在を輝かせ
あろうことか
なきものにしようと
時が教えている
鐘が鳴れば成ったで
金属の祠で倍音を修める
空虚であるはずの
貝殻の螺旋
それでいて見紛う断片の
集積を募らせ
零れつつある砂時計を遅延させ
まどろみの間さえ
鼓動を伝わって
物ものの合図を待っている
そわそわしてても
慌てない素振りで

移動するごとに
展開を恐れつつ
附置する認識を
それぞれに問う
思考の前後を類推させつつ
身体バランスを考慮させ
どの眼差しで射られているのか
その影を纏っては
からからになってしまう
空洞からの見定め方
その様子を仔細に絡め
記憶の集積を分霊させつつ
寄せ集めの吹き寄せで
彩りを叶えている
発するものと受け取るもの
お互いが相互しながら
点滅を左右に揺らしている

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