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自己肯定感を高くする親の声かけとは

バツイチ子持ち京大卒元メガバンカーで最近プログラミングスクールを卒業し就職活動をしている総一郎です。


愚痴を吐くことなど一切せず、熱心に抽象的な概念について語り合える友人が僕には何人かいる。

昨日そんな友人と、お互い子を持つ父親として、飲みながら考えた考察を共有する。
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▼自己肯定感を高くする親の声かけとは
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どんな流れだったか忘れたが、自己肯定感の話になった。

「自分は比較的自己肯定感が高い方だと思うけど、それも相対的な自己肯定感なんだよな」

と彼。

「たしかに俺もそうかも」と僕。


どう言うことかというと、自己肯定感が高いは高いが、それは他人と比較して自分の方が優れていると言う感覚(あるいは錯覚)ゆえの自己肯定感な気がすると言うことだ。

絶対的な自己肯定感というのは「もう呼吸をしてこの世に生きているだけで価値がある」と思えること。

そういう感覚も有るには有るが、他人と比較して色々劣っていると感じていたとしても揺るぎなくそう思えるのかというと分からない。

どっちが何と言ったか、会話の流れはうろ覚えだが、こんな感じで話が展開していった。

「絶対的な自己肯定感は何で得られるんだろうな」

「親の存在は大事だよね。『五体不満足』で有名な乙武さんは手も足も無いっていうハンディキャップが有りながら多くの女性にもモテて国会議員にもなって、となっているのは自己肯定感が高いからで、彼は母親から『あなたはなんでもできる』と言われ続けて育ったらしいよ。」と僕。

「スペイン(イタリア…?)は女の子が生まれたらどんな容姿だろうと親に『あなたは世界で一番可愛い』と言われ続けて育つらしい。だからスペイン人女性は異様に自己肯定感が高いらしいよ」と彼。

「それでいうと、『一番可愛い』は相対的だよね。」と僕。

「たしかに。俺もまた聞きだから本当はどんなニュアンスか分からないわ。」と彼。

「ただの『可愛い』なのかもしれないね。それかもしくは「I love you」なのかもしれないし、「I love you」を伝えるハグなのかもしれないね。」と僕。


子どもの自己肯定感を高くするには親の声かけも一定大事だろうが、その声かけも「相対的」ではいけない。

相対的、たとえば、テストで良い点が取れた時に「すごい」と褒め、点が悪い時は褒めないと、

「テストで良い点が取れた時」という条件付きで自分の価値を認識させてしまう。


無条件の、無償の愛こそが、絶対的な自己肯定感を与えるのだというのが僕らの出した結論だ。


これは意外と難しい。

一人っ子なら思いっきり可愛がってあげれば難なく与えられるかもしれないが、兄妹がいると難易度が跳ね上がる。

どうしても兄妹を比較してどちらかを褒めたりしてしまいそうだし、

当の本人たちももう片方の兄妹を意識して比較してしまったりするだろう。

どちらも平等に、というより平等も何も比較する対象ですらなく、どちらも「息をしてこの世に生きているだけで価値がある」と感じさせる声かけやスキンシップをしなければいけない。

それは「I love you」や「大好き」や「ありがとう」なんだと思う。


家に持ち帰ってさらにシャワーを浴びながら考察をした僕の私見を加えると、

You(ユー)メッセージではなくI(アイ)メッセージであることが大事だ。


(あなたは)すごい
(あなたは)可愛い


といったYouメッセージはどうしても相手、つまり子ども、を評価するニュアンスを含むので他者比較と受け取れてしまう。

「一番すごい?」「お姉ちゃんより可愛い?」などの質問が生まれてもおかしくない、相対的な言葉だ。

だから、

(わたしは)愛してる
(わたしは)大好き
(わたしは)ありがとう(と感謝している)


というIメッセージで伝えると良い。

これは親の気持ちを声に出しているだけで、質問の余地がない絶対的な言葉だ。


ビール片手にこんなことを語り合っている30代男性もなかなかいないだろう。

だが、自分の娘との接し方をあらめて見直す良い機会になった。

今絶賛子育て中の方はどうお感じになられただろうか。



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