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コメティック備忘録(『明るい部屋』~ファン感謝祭編)―散逸構造様の反復「バイ・スパイラル」その兆しとしての"黒色彗星の到来"―永遠回帰的誤謬「同一なものが回帰する円環」、差異の横断線「平行線」、かつてあったものからの展延「明るい部屋」
シャニマスは、「輝くもの」と「輝かせるもの」と「照らされるもの」が紡ぐ物語を描いてきたように思う。
だからこそ、イベントコミュ『バイ・スパイラル』で確立した、コメティックのコンセプトでもある「光」と「闇」というテーマは、「輝くもの」でも「輝かせるもの」でも「照らされるもの」でもない「闇」を今後描いていくという示唆でもあった。その始点ともいえる『バイ・スパイラル』では、そもそも「光」と「闇」とい
『【ノンセンス・プロンプ】黛 冬優子』が凄まじい、という備忘録
時間 時計 車 回転
異化 酸素
鏡像 不斉元素
永遠
〇我々何時
このコミュでは、『【ノンセンス・プロンプ】黛 冬優子』に取り憑くこととなる「時間」「時計」というモチーフの登場とプロデューサ-の役割が描かれている。
プロデューサ-との待ち合わせに向かう冬優子は、駅で、「(時間に)まだ余裕があるから平気」と言って腕時計を落とした中学生を助けた後、自分のスマホの時間が狂っていることが
シャニアニ劇場先行上映備忘録─とても写真的な、/これから見たいもの
第3章まで終わって感じたのは、アニメらしいアニメというより、非常にリアルライブを観終えたと感じるような作品だったというところ。それは、全てが11話12話(1stライブ)のためにある構成だったというところもあるが、というより、ここで言いたいのは、シャニマスらしい(といってもストレイライト追加以降に顕著であるシャニマスらしさだが)文脈とメタファーがあまりにも少ないというところだ。いや、少ないというよ
もっとみるイベントコミュ『no/ode』備忘録―283プロの明るい部屋(カメラ・ルシダ)と斑鳩ルカの暗い部屋(カメラ・オブスクラ)が提示した、バイ・スパイラルの重なりと黒色彗星に託された願い
〇283プロの"明るい部屋"(カメラ・ルシダ)と、斑鳩ルカの居る"暗い部屋"(カメラ・オブスクラ)
イベントコミュ『no/ode』の諸描写を解釈する上で、イベントコミュ『明るい部屋』及び斑鳩ルカに関する「部屋」のモチーフについて整理しておきたい。
イベントコミュ『明るい部屋』は、「カメラ・オブスクラ」(camera obscura、訳「暗い部屋」)と対比的な「カメラ・ルシダ」(came
【enza版シャニマス ユニット・アイドル別コミュ実装順(読み順参考)】等シャニマス/シャニソンメモ
色々途中 SHHisはほぼ完成
●各種リンク・enza対応ゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ」(enza 版シャニマス):シャニマスというコンテンツにおける本家大元。シナリオ面ではメインとなる作品。
・ゲーム「アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism」(シャニソン):enza版シャニマスと相互補完的なゲーム内容。
・アニメ「アイドルマスター シャイニーカラ
七草にちかLP良すぎ(備忘録)
にちかLP、色々良かったんだけど、一番くらったのは最後の「いってらっしゃい」ですね……。Landing Point(着地点)の総括として最強のフレーズ。
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にちかの幸せの形については、【♡まっクろはムウさぎ♡】の段階で示唆されていて、今回の内容を踏まえて整理すると、
・昔、はづきさんが可愛いと思ってにちかの用具ににちかの名前とハムスターを描いたけど、にちかがウサギが良いと言っ
『ヒカリと夜の音楽、またはクロノスタシス』感想
この『ヒカリと夜の音楽、またはクロノスタシス』は、5th Live『If I _ wings.』Day2において今回のコミュと共通のシーンを挟んで披露された『ヒカリのdestination』『スマイルシンフォニア』を想起、あるいはそれに追及したともいえるコミュで、エンディングタイトル『響き渡れ、どこまでも』はそれらの歌詞に重なるものとなっている。とはいえ、このコミュだけで過不足なく、我々がこれを
もっとみる『If I _ wings.』とかいう無類のコンテンツライブを浴びた -雑記、あるいは備忘録(2023/3/20)
ありがとう!!!!!!!!!!!!!やりすぎだ!!!!!!!!!!!!
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◯ THE IDOLM@STER SHINY COLORS 5thLIVE 『If I_wings.』 Day1で描かれたのは、きっと"今"にならなかった───翼を広げられなかった、翼を失った、白と黒の羽根が溶け合わなかった───全てのIfだったのだと思う。5年で積み重なった「もしも」
モノラル・ダイアローグス感想
◯ 神様、お姫様───────────────────
SHHisまわり(ルカ含む)では、神(宗教)を彷彿とさせる設定やワードが散りばめられています。
それ自体がどうというわけではなく、あくまで、信仰・崇拝の対象として、アイドルとそういったものを結びつけて描くという一点を強調するための言葉遊びのようなものだと思っていいでしょう(それ以上の言及はエヴァの設定考察みたいなことになる)。
にちかは、
【シャニマス】『はこぶものたち』感想
「人のために」というありふれた説教に集う懐疑・嫌悪へ向けて。
◯はじめに イルミネーションスターズはそこはかとなく実在性には少し欠けるユニットに思える───と、どこかで感じている人がいるかもしれない。なんというか、どこまでも偶像なのである、と。
そもそも、散々シャニマスの魅力として、時に揶揄的に話題に挙がる「実在性」とやらはなにか、の話を少し触れておく。例えば、美しい空の表現(文字表現でなくて