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山岡京
2023年11月11日 22:16
黄金に光るイチョウの木金の絨毯イチョウの木童が踊るイチョウの木幾千年と社を見守るイチョウの木過去と未来を繋ぐイチョウの木
2023年11月5日 23:32
あの山を越えたなら今とは違う街があるのだろうあの山を越えたなら別の国があるのだろうあの山の頂はきっと秘密の基地がある!幼い頃の純粋はいまや消え去り霧散してそれでもなお、あの山は私に古い記憶を見せてきて若い両親と幼い私を見せてくる。
2023年10月26日 11:47
青空を泳ぐ雲掻き分けるように飛行機が飛ぶ飛行機は山を越え海をまたいでたくさんの感情を乗せていく。雲もまた、青空を悠々と泳いで世界の知を知り雨となり川となり海となり地球の循環の元できっとそのなかで私たちは居るのだろうと空想してみるのだ。
2023年10月24日 23:27
小さな鍋の小さな味噌汁大根人参お豆腐の入った小さな鍋に小さな味噌汁冷たい体にほっと一息冷えた心にほっと一息いつもの日常のほっと一息
2023年10月23日 23:12
秋の夜長に聴く音はリンリンとなる鈴虫かグワッグワッとなく大カエルか幼い頃はそんな自然を楽しんでそれを子守唄にしたけれど今の私の秋の夜長に聴く音はハードディスクの回転音と遠くから聞こえるエンジン音私の感性がそうさせるのか私が歳をとったからなのか自然がそうさせているのか私には分からないが、しかし、そっと窓を開けて目を閉じればそこには幼い頃の風景が戻ってきたかのよう
2023年10月21日 13:06
秋風が顔を包み込む少し冷たい秋の風秋の空気が目に、鼻に、体全部に教えてくれた。秋が来た!緑と黄色に茶色のコントラスト!青い空に流れる透明感のある空気に、大きく雲が流れている。私は国道沿いのカフェの中。目で見て秋を堪能し外に出て、鼻で冷たく空気を吸って秋に撫でられ邂逅する。秋が来た!
2023年10月17日 21:02
星を見上げて呟いた。私をそこへ連れてって。たまたま大きな脳みそと文明なんかを作ったがために生きる以外に苦しんでしまう。だからいっそ、私を外に連れ出して。
2023年10月15日 21:22
長く続いて頭の中でいがみ合いもつれにもつれた3つのヒモはハサミで切るしかないのだろうか同じ啓典から始まって少しづつ道が別れていって千年前の私たちがこうしていこうと決めたものが千年後に血の道となってひとつに近づくなんて思いもしなかっただろう。それも、たった百年のうちに、すべての始まりのたった数行の一瞬のうちに収斂するなんて。あぁ、神様。預言者を地に下ろしたのは血
2023年10月14日 20:54
「おかえりなさい」当たり前だと思ってた言葉が当たり前じゃなくなって「疲れた····」たまに出ていた言葉が口癖のようになっていて気づけば「行ってきます」も遠くへ行って暗いアパートの一室で布団に包まりこのまま天井の闇に吸い込まれればそんなことを思っていたときに光るスマホに母の名前。「元気かい?」この一言に我に返り私はすべて投げ出して故郷への切符片手に飛び出した
2023年10月13日 21:53
黄色と赤の光が織り成す国道はまるで巨大な龍のよう。きらりと、光る鱗のような巨大な一筋の大きな光。ちっちゃな人もおっきく見える、不思議な光。
2023年10月12日 20:56
見えない事務室紙の音コピー機の香りファンの風誰かの一日を借りて誰かの一日を作っている何も思わず買ったお菓子も何気のない問い合わせも誰かの一日を借りている。だから私も、私の一日を貸して、誰かの一日を借りている。そうして世界は丸くなって世は回っていく。ひとかけの優しさが世の中というえんを潤滑させてひとかけの横暴が世の中というえんに傷つける目の前だけでは無いそ
2023年10月11日 22:30
おはようなんていったってただいまなんていったってそのひがどんなひかもわからないそれなのにでもね、でもね、その一言で気持ちに波が起こってね変わることがねきっとあるよ。
2023年10月11日 22:15
うだる暑さから逃れるようにシャツを脱ぎ、鴨川のベンチに横になるあんなオジサンは嫌だとそう思っていたけれど私は今、あのオジサンがとてつもなく羨ましく自分の時間を作り、自分の時間を過ごすことの出来る上半身裸のあのオジサンがなんだかとても芯があるようにそう見えて仕方ないのだ。
2023年10月10日 22:27
泡となって浮かんで消えてぷくりぷくりと出ては消えて儚いようで、そうでないようで、鍋は気づいていないだろうし、水も気づいていないだろうけど、浮かんで消えてを繰り返し、そうするうちに何かが生まれていくのだろうと、外からみて気づくことがあり、さもこれこそが人生だと、達観出来れば話は早いが、そうもいかぬも人生と、夢が尊いのは人が関わり気付かぬうちに、存外達成していることがあ