「現状維持」でいいなら、「対話」なんていらない

昨日は、ある計画を作成するため、庁内の関係課と一日中打ち合わせをしていました。

外部のアドバイザーを入れての打ち合わせだったのですか、打ち合わせ後に危機管理課だけ残って振り返りをしていたときに、アドバイザーから言われたことがとても印象に残りました。

他の市にもアドバイザーとして関わっていますが、ここまで関係課との「対話」を重視して計画作成をしている市はありません。

計画作成の過程で、様々な課題が出ましたが、一番の成果は関係課と認識共有できたことだと思います。

行政サービスは多岐にわたるからこそ、「縦割り」で僕たちは仕事をしています。

たまに複数の課にまたがる仕事もありますが、蓋を開けてみれば、結局その仕事も細かく「縦割り」して各々が自分の担当業務だけ行うといったケースもあります。


今回、アドバイザーが派遣される前の下準備の段階から、関係課と打ち合わせをし、課題を共有・整理しながら計画作成を進めてきました。

アドバイザーから言われて改めて、「対話」の重要性を感じたし、僕たちがやってきた取り組みは「時間はかかるけど間違いない」と思いました。




今回の取り組みによらず、防災はあらゆる面で「対話」が求められます。

僕が今担当している「自主防災組織の育成に関すること」「避難行動要支援者への支援に関すること」「避難所に関すること」は、どれも庁内・外の様々な立場の人たちと連携して進めていく必要があると思っています。


「現状維持」でいいなら、「対話」なんていらないかもしれません。

だけど、いつか誰かが解決しないといけない課題がそこにあるなら、僕たちでできるだけ解決できるように取り組みたいと思っています。

防災は、真剣に向き合い始めたら「底なし沼」のように次から次へと新たな課題が生まれるゴールのない仕事ですが、これからも「対話」を重視しながら進めていきたいです。

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